遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

萩の花

2021-09-29 16:42:51 | 日記

令和3年9月29日(水)

萩の花 

秋の七草の一つで、マメ科ハギ属の落葉低木、多年草

東アジア、北アメリカに分布するが、花が美しいのは東アジア

の種類に限られるという。

叢生して枝を分かち、総状花序に紅紫亦は白色の小花を付ける。

楚々として可憐で美しく、細い枝ごとしなやかに揺れる様や、

散り零れる様は昔から多くの人に愛されて来た。

殊に東北地方に多いとされる「宮城野萩」は、枝が地に垂れる

程長く、花弁も他の萩より大きく、その枝垂れて咲くさまは、

殊に優美である。

この花の開花時期は他の花より早いので夏花ともいわれる。

普通、仲秋頃から咲き次第に花が終りを告げる頃には自在に

伸びた枝を括るのを「括り萩」というが、それは美しさの中に

も傷ましさを感じる風情があると言われる。

 

古来より萩の花は日本人に愛され、秋の花として「萩」の字が

宛がわれ、秋の七草の一つとなって居る。

亦、萩の語源は、萩は古株から新芽を出すので「生え芽」とも

呼ばれたことに基ずくと言われる。

自生種の他に、木萩、丸葉萩、山萩、筑紫萩、蒔絵萩等が在る。

 

愛知県稲沢市に在る「圓光寺」は萩寺として有名で、見頃を迎え

いる。

名鉄線「国府宮駅」からバスで20分、矢合観音前で下車し徒歩

で約10分程で圓光寺に着く。

宮城野萩は終りを告げたが、参道の両側、境内、鐘楼周辺等に、

枝垂れ、紅紫色、白色の萩が咲き乱れている、、、、。

名古屋市内の、白鳥庭園、徳川園等の庭園も見頃を迎える、、。

 

今日の1句

枝垂れゐて離れかねたる萩の寺   ヤギ爺