「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

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「正覚庵」 (しようがくあん)

2007年10月18日 07時27分25秒 | 古都逍遥「京都篇」
 「正覚庵」 は通称「筆の寺」と呼ばれ、毎年勤労感謝の11月23日「筆供養」が行われ全国から筆・書に関係する人たちが大勢訪れる。
 当寺は正応3年(1190)に東福寺五世山叟恵雲(さんそうえうん)を開山として、鎌倉時代の武将で奥州・伊達政宗の先祖である伊達政依によって創建された東福寺の塔頭。

 本尊釈迦如来。所蔵する「絹本著色山叟恵雲像」は国の重要文化財に指定されている。境内に江戸時代後期の文化年間(1804-18)に築造された。

 「筆供養」は戦後半世紀を超え、この日は山伏の読経が響くなか、毛筆や染色用の筆、陶器に絵付けする際の筆など2万本以上が、勢いよく炎を上げる護摩壇に次々と投げ入れられた。参拝者は護摩壇を取り囲み、読経に声を合わせながら、静かに炎を見守っている。
 この時の煙を浴びると字が上達するとも言われているそうなので、字を書くのが苦手な方は参加されてみてはいかがでしょう。また、稚児や山伏による筆御輿(青竹の先を布で覆い、墨を含ませたもの)の巡行なども行われる。

 所在地:京都市東山区本町15丁目778。
 交通:JR奈良線 京阪三条から京阪電車で東福寺駅下車、徒歩13分。 
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