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円空彫り仏像の思い出

2024年03月10日 11時16分46秒 | 日常のこと&写真
 NHK主催の「円空展」がアベノハルカスで開催されている。
 その円空彫りの仏像、自分も彫ったことがある。静岡に初の単身赴任をしたとき邪心を起こさないようにと静岡テレビのカルチャースクール「円空彫」の講座に通った。荒削りの仏像、自分にも彫れるかもしれないという甘い考えもあった。ところがなかなか難しい。絵画と違って塗り直しなどができない、削りそこなったらそれでアウト。
 彫る材料の木は「いちいの木」で柔らかくて彫り易かった。その反面スパッと切り込み過ぎることも。
 週1回で一体を2ヵ月かけて彫る講座だったが、一体彫るのに自宅に持ち帰りノミを入れて金槌でコツコツと、すると一階に住む次長宅にその彫る音が響いているのではと思い。あるとき会社で「仏像彫る音が響いていないかな?」と聞くと、普通は上司に対して「いいえ大丈夫です」とか「ええ少し、でも平気ですよ」とか遠慮というか忖度するだろうが、「はいかなり聞こえます」ときたので、これはだいぶ影響していると思い、迷惑かけてはまずいと思い以降断念した。
 一体目だけ彫りが浅かったものの全体的には初体験ながらうまく出来たと思ったが「眼」の部分が難しく先生に眼の部分を補修してもらった。その一体だけ未だに我が家の守り本尊である大黒天像の横に置いている。ただ失敗してしまったのは生木の状態にしていたら朽ちるかもしれないと勘違いし「ニス」を塗り込んでしまったため円空彫りの素朴さがが欠けてしまったのが残念。






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