香港で日用品などを大量に購入し中国本土で転売する「運び屋」の疑いがあったとして、香港政府入境事務処(入境管理局)が1~3月、中国本土客6,300人以上の香港への入境を拒否していたことが分かった。
前年同期比で3倍以上に膨らんだ。
林鄭月娥(キャリー・ラム)政務長官が議長を務める、運び屋撲滅を目指す2回目の各部署間会議で明らかになった。
また、香港と深センの税関当局は1~3月、運び屋関連の密輸70件を摘発し、約122万HKドル(約1,900万円)相当の品物を差し押さえた。
粉ミルクの持ち出し規制違反で検挙したのは1,364件で、総重量は1万1,453キログラムに上った。逮捕者の約55%は本土住民で、残る約45%は香港市民だった。←4月16日NNA.ASIA報道
また、4月13日TheWallStreetJounalなどの報道によると、中国が「運び屋」対策で、本土住民の香港訪問を制限を始めたと。
具体的には、香港への旅行ビザを個人で申請する深センの住民は、複数回ではなく、週に1回だけ香港訪問を許可される。実施は13日から、と。
従来は、深センの住民は許可を取れば自由に香港に行けていた。この優遇策を利用し、本土での転売を目的に香港で大量に紙おむつや粉ミルク、電化製品を買いあさる「運び屋」の存在が社会問題となっていた。
こうした問題は昨年の民主化要求デモの遠因とされ、現在もくすぶる香港市民の本土への不満の声に対して、中国政府がガス抜きを図った形だ。
それでも、この数字は、昨年に比べて3割減少し、1000万人程度にしか下がらないらしい。
(365日で割ると、毎日27,000人強が香港へ入国している計算だ)
この数字をみても、春節時の爆買いの数字を見ても、如何に、中国人の買い出しが経済に影響することが容易に理解できる。また、裏には、中国人が中国製品を信用していないことがあることが容易に理解できる。
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前年同期比で3倍以上に膨らんだ。
林鄭月娥(キャリー・ラム)政務長官が議長を務める、運び屋撲滅を目指す2回目の各部署間会議で明らかになった。
また、香港と深センの税関当局は1~3月、運び屋関連の密輸70件を摘発し、約122万HKドル(約1,900万円)相当の品物を差し押さえた。
粉ミルクの持ち出し規制違反で検挙したのは1,364件で、総重量は1万1,453キログラムに上った。逮捕者の約55%は本土住民で、残る約45%は香港市民だった。←4月16日NNA.ASIA報道
また、4月13日TheWallStreetJounalなどの報道によると、中国が「運び屋」対策で、本土住民の香港訪問を制限を始めたと。
具体的には、香港への旅行ビザを個人で申請する深センの住民は、複数回ではなく、週に1回だけ香港訪問を許可される。実施は13日から、と。
従来は、深センの住民は許可を取れば自由に香港に行けていた。この優遇策を利用し、本土での転売を目的に香港で大量に紙おむつや粉ミルク、電化製品を買いあさる「運び屋」の存在が社会問題となっていた。
こうした問題は昨年の民主化要求デモの遠因とされ、現在もくすぶる香港市民の本土への不満の声に対して、中国政府がガス抜きを図った形だ。
それでも、この数字は、昨年に比べて3割減少し、1000万人程度にしか下がらないらしい。
(365日で割ると、毎日27,000人強が香港へ入国している計算だ)
この数字をみても、春節時の爆買いの数字を見ても、如何に、中国人の買い出しが経済に影響することが容易に理解できる。また、裏には、中国人が中国製品を信用していないことがあることが容易に理解できる。
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