ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

森は海の恋人

2011-06-13 17:56:02 | フォト日記


7月号の「致知」の表紙はこの人だった
一見ホームレスかと思われる風貌の人

畠山重篤さんNPO法人「森は海の恋人」理事長
まだあったことはない ので本の内容だけ

海は海だけで存在できるのではなく そこに注ぎ込む
川の上流の自然環境を良くしていかないと豊かな海はできない

ところがその川の流域は 戦後の拡大造林計画で杉山ばかりになった
これが外国の価格競争に負けて放置されてどんどん荒れてしまった

そこへ大津波が来て何万軒という家を建てなくてはならない
たくさんの木が必要になり荒れた杉の木を使う絶好のチャンス

ところが生木は乾燥させなければ建材として使えない ところがところが
これらを建材として使える技術を開発した人がいる

木を皮のついたまま燻す そうすると伐ったばかりの木もすぐに使える
暴れたり割れたりしないしシロアリも食わなくなる 

この技術が導入されれて 杉山の手入れが行き届けば
川が良くなり海が復活する 現実のものなるように畠山さんは頑張っている

今回のあれだけの津波でも海の中は何も変わっていなくて
畠山さんの家業牡蠣養殖もめどが立っているらしい

気仙沼に住む畠山さんは母親を津波で亡くしているがそれでも
「海に恨みはない生きる道を切り開いていかなければならない」と語っている 

今朝のNHKラジオ「こころの時代」に畠山さんが登場
知っていたが午前4時この時間帯に起きれなかった