黒潮温泉で見た 大衆演劇『劇団都』
昼の部だけのつもりが2時間半待って夜の部まで見てしまった
芝居は『十六夜月夜十三夜』と『紅だすき助っ人仁義』
どちらも義理と人情の渡世人 岡っ引きの情けは昼の部
夜の部は堅気になっても義理はすたれないやくざ渡世
忘れかけた日本人魂が股旅ものにはある気がしてきた
3人座長で一人は女性 女が男を演じ男が女を舞う
少年にしては芝居が上手いと思ったら女座長だった
千葉から来たと言う ばあさんは1週間泊るつもり
一番前に陣取っている少年のような女性は手紙を役者に渡す
昼の部だけ見て帰る客もいるために 夜はすいていた 平日だし
おかげで夜の部は一番前列で見た 狭い舞台を演技力で広く見せる
1幕と3幕は同じ場面 長火鉢が3幕の時に裏側を向いていた
それも さほど気にしないのも大衆演劇の良いところ
長いセリフも流暢にしゃべるのは さすが芸人
一カ月公演中同じ芝居はやらないのも見事