仙人の住む倉真赤石温泉

看板につられて道を進む　狭い道を山の上に向かった
倉真赤石温泉　山に囲まれた急斜面に建てられ静かな場所

なんにもない山ばかり　でも良質東海一の日帰り温泉
仙人のような75歳のおじいさんが一人で経営している沸かし湯

道下の山中にはいくつもの建物が見えるが　みな廃墟
おじいさんの道楽で建てた夢の跡のようなもの

風呂は硫黄の匂いがして　良質の炭酸水で肌がすべすべする
３０年前に滝が欲しくて9000坪　山ごと買った　

そここの草むらに江戸時代の観音様が放置されていた
かわいそうにと　祠を立て毎日お参りして奉った　

１２年目に　夢の中に観音様が現れて
ここを掘れば温泉が湧くというお告げがあった

この泉質は４時間経つと色がバスクリーンのような緑になる
その後にブルーになり　ピンクに変わり最後は透明になる　

それを立証するために　屋上に手作りの露天風呂を作っている
おじさんは現役時代ダンプの運転をしていて人の倍働いてきた

造園会社を興し財を成した　買った土地は膨大な費用で売却できた
この山も一部新東名で取られたが保証金で購入費が戻ってきた

若いころはクルージングの船も手に入れ　アメリカから飛行機も買った
外国旅行もした　今は引退して稼業を息子に譲り毎日ここに通う

譲られた息子は朝４時に起きで稼業に励むようになった
おじいさんのサクセスストーリーを聞くのは楽しい

観音様の御利益か幸運のご加護を頂ける気がしてくる
ここの観音様お参りしてから運気が向いてきたという

感想を休憩室にあった芳名帳に書いてあったのを見つけた
ここに来るには新東名を利用する最良の方法がある

下り車線　掛川PAに車を止める　それが違法かは調べてない
スマートICはないので　ここから歩いて　１０分で到着する秘湯
新東名掛川ＰＡ
ここから出て
一般客　従業員駐車場に向かう
そこを歩いて
Ｔ字路を右
高速側路を進む
少し歩くと
高速をくぐるトンネルが見える
トンネルには入らずに脇のガードレールをまたぐ
草むらの向こうに
下る階段の手すりが見える
その長い階段を下る
林道にでる右は駐車場　左に向かう
木立に入り
そこを抜けると温泉が見える
秘湯　倉真赤石温泉到着
3人くらいは入れるかけ流しの浴槽
谷底には見事な滝がある
猪鍋
メニュー
倉真赤石温泉　掛川市倉真赤石５９８６
電話　0537‐28‐1126　入泉料大人1050円　子ども525円
午前10時から午後8時まで休まず営業（元旦も）　軽食あり

一般的適応症　
神経痛　筋肉痛　五十肩　病後回復期　疲労回復
健康増進　運動麻痺　関節のこわばり

泉質別適応症
慢性皮膚炎　糖尿病　きりきず　慢性婦人病

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