日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

試食品を食す側の思いやりとは

2008-12-11 | 経営改善
お客様の会社で発売するパンの試食品を頂きました。
具体的な商品はこの場ではお知らせできませんが
社内でこんな会話がありました。

これなら商品として販売できる水準ですね。
まあまあですね。
おいしいですね。
健康に良さそうですね。
こんな言葉を発するスタッフと

ちょっと高いような気もしますが…。
甘味が少ないように感じますが…。
何を売ろうとしているのか商品からは想像しにくいのですが…。
具材の存在感が薄いように感じるのですが…。
テーマは健康ですか?おいしさですか?少し判りにくいようですが…。
少し辛目のコメントを発するスタッフとがいました。
百人百様、各人から色々な声が聞こえてきます。

こんな中で気になる言葉がありました。
「みんなの意見をお客様に伝えた方が良いでしょうか?」

勿論、出た意見は全てお客様にお伝えしなければなりません。
何故かというと・・・
試食品だからです。

発売をしようとしている会社はなぜ発売前に試食品を提供するのか?
それはより良い商品にしたいからに他なりません。
従って心地よいコメントばかりでなく
耳障りの悪いであろう感想もそのままお伝えしなければなりません。
それが試食をさせてもらった側の礼儀といえるものです。

試作に試作を重ねて作り上げてこられた商品が
さらに完成度の高い商品になることを願って止みません。
そしてたくさん売れ、大ヒットすることをお祈りいたします。
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