日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

採用コンサルの大うそ!?

2008-12-17 | 経営改善
週休二日にしなければ学生は応募して来ませんよ。
安い給料には良い人材は見向きもしません。
入社式は豪華に開催しないとケジメが付きません。
就職前研修をして他社へ意識が向かないようにしましょう。
社宅が無いなら家賃負担するのは当たり前です。
定期的なレクレーションはモチベーションアップに必要です。
新入社員は兎に角辞めさせないようにフォローが必要です。
入社後は徹底的に新入社員研修です。
・・・・

某採用コンサルタント会社の採用に当たっての指導内容です。
確かに一つひとつをとってみるともっともの様に感じます。
しかし、ここに大きな落とし穴があるように思えてきました。

採用時からはじめる居心地の良い職場環境の提供は
従業員から大切なものを奪っているように見えます。

競争心
思いやり
人の心を汲む
我慢
変化

採用コンサルタントの指導どおり施策を実施することは
従業員が辞めないぬるま湯の企業風土を作りかねません。
企業には『厳しさの中にある本当のやさしさ』が必要です。
ぬるま湯の中で採用されぬるま湯の中で育っていく従業員ばかりになると
気付いてみたら、確かに誰も辞めないけれど
売り上げも上がらない活気の無い会社が出来上がってしまう可能性が大きくなります。

最初は真似でかまいません。
しかし、いつまでも真似てばかりではなく
自社独自の社員育成法を身につけたいものですね。
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上場企業でも有るまいし

2008-12-17 | 自己啓発
グサリッ!
胸に突き刺さる言葉をいただきました。
求人広告を出してもなかなか人が集まらない現状を嘆き
ポロリと愚痴めいた事を発した時の事です。
「上場企業でも有るまいし、
厳しさに敢えて飛び込んでくる人材なんて居ないですよ。」

事の経緯はこうです。
この一年以上求人広告をハローワークに出し続けています。
しかし、辞める従業員はいても
新規に面接を申し込んでくる人は非常に少ない状況です。
あまりの申し込みの少なさにハローワークに求職者が誰も行っていないのではないかと
スタッフを偵察に向かわせるほどです。

ハローワークには確かに求職者は押しかけている。
駐車場がいっぱいで近隣の駐車場を借りるほどの大盛況(?)
なのに弊社にはやって来ない…。

そんな素朴な疑問を投掛けたところ
「お宅のホームページやブログを見て
誰も(働くのが)楽な企業だとは思いませんよ。
厳しさに耐えられるのはお金でもなければモノでもない。
ある種のステータスが必要だと思いますよ。
でも、お宅は上場企業でもなければ有名企業でもない。
単なる中小企業でしょ。
中小企業はもっと間口を広げないと人は寄って来ませんよ。
先ずは門を叩こうという気持ちにさせる必要があります。
厳しい事を書くのを止めるのも一手かもしれませんよ。」

考えさせられます。
自分と同じベクトルを持たない人を入社させることは
時間と労力の無駄であることは過去に何度も経験してきています。
それでも今回は違うかもしれないと思ってまた入社してもらう。
そしてまた教えている最中に辞めて行く…。
そんなことを繰り返しています。

人を育てない限り企業の発展は望めません。
一人で10倍働くよりも
10人が自分のやるべきことをやっていた方が
身体も精神的にも楽である事に間違いありません。
そしてまた仕事をこなすキャパが広くもなります。

人材を人財に
どうやら一生この言葉を自分のテーマにしないといけないようです。

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