日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

一隅を照らす

2011-03-28 | 他人のフリ見て我が身を正す
「一隅を照らす」とは比叡山を開いた最澄が「天台法華宗年分学生式」という書物の中で
一隅を照らす国宝的人材を養成したいと熱意を込めて書いたものだそうです。


「国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心有るの人を名づけて国宝と為す」

 道心(どうしん)とは道を修めようとする心、仏教においては仏道を究めようとする心です。
この道心をもって生活することができる人が国の宝であると示されています。
 例えば、自分の仕事を自己に与えられた天命と心得て、打ち込む人こそ道心の持ち主でしょう。
どんな仕事でも、このような人は限りない喜びを仕事の中に見いだし、
生き甲斐を仕事の中に感じることができるに違いありません。
「自分という人間はいかにあるべきか」を追究し、自己の理想や目標を定め、その実現に向かって努力すること、
そのような人生の道を歩む心といえるでしょう。
 このような人が国中に充満すれば、国は栄え、社会は浄化され、物も心も豊かになる世界が実現します。
したがって、伝教大師の御心は、一個人の完成のみならず、道心ある人々を育成し、
国全体、ひいては世界中に及ぶことを願っているのです。
(以上「天台宗HPより」)

一隅を照らす
自分のことしか考えない人達があまりにも多くなりすぎました。
被災地で不足している電池やトイレットペーパー、ティッシュが世の中から消えてなくなりました。
乳幼児に影響があると発表されるやいなや蒸留水が次々売り切れてしまいました。
本当に一隅を照らすというような意識があれば
絶対にそのような事など有りえない筈なのにです。

一隅を照らす
そんな人生を送りたいものです。




コメント
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