日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

50Hzと60Hz

2011-03-24 | 世間知らずな私
小学校の授業で習った国内の電気の周波数の違い
糸魚川以西、長野、富士川以西は60Hz(ヘルツ)
糸魚川伊東、群馬、埼玉、山梨、富士川以東は50Hzになっています。
その理由は・・・。
忘れてしまっていました。
いや、習っていないのかもしれません(先生のせいにしちゃいけないですね。)

今般の東京電力の人災(現場の方を差しているのではありません経営陣の事を言っています)で
浮き彫りにされた周波数の混在を放置しておくことの危うさ。
東京電力の供給能力不足を補う手立てがありません。
普通なら、被災地ではない中部電力や関西電力、北陸電力などから送電すれば良さそうなものを
この周波数の違いがそれを拒絶する結果となってしまっています。
60ヘルツを50Hzにできる能力は一日100万キロワット分しかないようです。
これでは東京電力が不足だという最低1000万キロワット不足分の10分の1以下しか補えません。
首都機能、企業の機能の分散は不可欠となりそうです。

さて、本題の周波数の違いはどこから来るのか?
それは発電機が60ヘルツはアメリカの発電機を使い
50ヘルツはドイツの発電機を導入したからのようです。
意外に単純な所にその発祥は有るものですね。

今回の東電の人災の影響はあまりにも大きすぎました。
経営効率を考え人命を後回しにしてしまいました。
リスクマネジメントの観点からは以下の事が必要となりそうです。
①東京電力の分割(最低3つくらい?)
②国内の電気の周波数の統一
③首都機能の分散(北海道から沖縄までまんべんなく)
④企業活動の分散化(一極集中を回避する)
⑤原子力発電の更なる推進(より安全性を高め人命尊重を最優先させる)
これ位は目指さないといけませんよね。


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心を変える

2011-03-24 | 自己啓発
先日参加した価格交渉に勝つセミナーでのひとコマです。

Q1 あなたの長男が7歳の誕生日を4月2日に迎えます。
   プレゼントは前々から欲しがっていたスポーツタイプの自転車です。
   長男の体格に合うまさに欲しかった自転車を漸く見つけた時に
   同時に同じ自転車をどうしても欲しいという人が
   あなたと店員さんに譲ってほしいと懇願し始めました。
   店員曰く、この自転車は日本中探してもこの一台が最後だというのです。
   聞けば、氏の次男が4月10日開催の自転車のレースに出るのに自転車を盗まれてしまったという事です。
   さて、こんなときあなたはどうしますか?
   絶対条件は、我が子の誕生日のお祝いの為に絶対にその自転車はあなたのものにするというものです。

A1 あなたなりの答えを答えてください。

この設問の時に、一度目は参加25組の中で所定時間内で自分のものに出来た人はいませんでした。
もちろん(?)私もできませんでした。

そんな時次の前提が加わりました。

Q2 同時に自転車を欲しいという相手をよく見るとその相手は同じ町内のBさんでした。
   しかも、Bさんの次男はあなたの長男の同級生です。
   子どもたち同士でしょっちゅう遊んでいる中ではありませんか。
   さて、この条件が付いた時、あなたはどんな交渉をしますか?

A2 あなたの答えを答えてください。


一番目の時には交渉がまとまらなかったのに
二番目の時は開始30秒で交渉がまとまる組にはじまり遅い組でも3分も要しませんでした。
なぜこのような差が出て来るのでしょうか?

この問題の答えが「あいだみつお」さんの代表的詩集「にんげんだもの」に収蔵されています。

  うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる

  うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ

奪い合う空間に幸福感はあり得ないのですね。

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