梅雨の気配を感じる最近の空模様。その合間を縫っての山行は県内飯能市の棒ノ折山。出発が遅れて満車を心配していたものの何とか滑り込みセーフ。パンとコーヒー、バナナの簡単な朝食を終えて出発。いつものとおり、白谷沢を沿う山道は杉林の中の緩急を繰り返す。茂る若葉の間に見え隠れする清流は藤懸の滝に。眼下の流れが足元近くとなって岩壁迫る最初のゴルジュ。陽射しは緑に覆われ、爽やかな風が吹き抜けるこのコース一番のハイライト。予想外に少ない水量の岩肌、ロープ・クサリ場を越えて次のゴルジュ。道は緩やかになり、枯れ沢沿いを進んで林道に出る。ひと息入れた後、山腹を巻いて斜めに登って岩茸石。ここから尾根道に合流、壊れて登降不可の丸太階段の脇を登る。木の根と滑りやすい急坂をしばらく頑張ると権治入峠。多少楽になってピッチを上げ、登りつめると広い山頂に到着。今までの疲れを忘れさせる雄大な関東平野の眺め。霞んでいるがスカイツリーもわずかに見える。下山路は昨年9月以来の2回目となる北東尾根。地図に登山道の記載が無いルートだ。山頂少し先の右手に踏み跡を見つけて入る。急下降から尾根に出て、鹿除けらしいネットに沿って下る。林道をまたいで同じような踏み跡を進み、ネットが消えてからは赤布の目印が頼り。伐採用の赤布や作業道もあり、右方向を絶えず意識しながら進む。杉林越しにエメラルド色のダム湖である名栗湖が見えてきてひと安心、下山口はもうすぐ。今日は夏に向かう若葉とせせらぎの音、そよぐ風の中を少々緊張感ある登り。そして地形図を頭に描きながらの下山。贅沢な山歩きだった。2022年6月1日(水)/(6台程度可能な登山口に一番近い駐車スペースを利用)白谷沢登山口330m 08:40~09:15第一ゴルジュ09:25~09:35第二ゴルジュ~10:15林道10:25~10:35岩茸石720m ~10:55権治入峠895m 11:00~11:20棒ノ折山969m 11:35~(北東尾根コース)~12:05林道~12:15棒八の頭706m~13:15下山口<山頂までは多数も下山道では誰とも会わず。「さわらびの湯」は休館日のため「蔵の湯鶴ヶ島店」700円>
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