噂では房総にアジが戻ってきたとの情報があり、是非調査に行きたい。本日仕事が12月に順延になり、しかし生憎の雨・・・・房総アジ探索は取りやめ、次の機会と相成る。
暖房の効いた部屋で熱い珈琲と音楽を楽しむ。
先日購入のプリ管日立製作所の6BM8管の予備管が欲しく探すと、あと1セット残っていたので早速追加した。
生誕100年・没後50年を経て、本邦初のフリッチャイの本。音楽に魂を捧げた指揮者。
筆者はあまり知らない指揮者でフェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調《新世界》を聴くが、夭折の天才指揮者フリッチャイによる名演!
古典派から現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、ハンガリー出身ということもあり、中央ヨーロッパの美しい演奏伝統の継承者であり、聴くと流石心から心に至るような音楽を心掛けた指揮者でした。
高貴で優雅な響きを持ったこれらの曲の録音は、例のない美しさをもったメロディの歌わせ方と劇的なドラマ性を重んじた、名盤だと噂される。
早速、フリッチャイのエッセイ本があると知りAmazonより注文した。
フリッチャイは1957年に白血病になり、胃と腸の大手術を受けるなどして1年間療養したうえで現場復帰していますが、病状の悪化により、1961年12月に指揮活動を中断し、治療に専念するものの、1963年2月に48歳の若さで亡くなっています。
そのため、フリッチャイの遺した録音は白血病前と後で大きく芸風が異なっているのが特徴で、エネルギッシュでシャープだった健康なときの演奏に対し、白血病発症以降は、まだ若いのに晩年のような雰囲気さえ漂う独特なものとなり、その陰影を大切にしたスタイルには深い魅力が備わっていることが多かったようです。
ドヴォルザーク:新世界より、フリッチャイの、メロディ美の歌わせ方と劇的なドラマ性を重んじた永遠の名盤である。
https://www.youtube.com/watch?v=nJZhA0pprDM&feature=emb_title
指揮者。1914年ハンガリーのブダペスト生まれ。63年没。リスト音楽院でバルトークとコダーイに学ぶ。15歳で指揮デビュー。ハンガリーでの活躍の後、46年ザルツブルク音楽祭においてクレンペラーの代役でアイネムのオペラを振り成功を収める。
49年からRIAS響の音楽監督に就任し、一流オーケストラに育て上げる。
バイエルン国立歌劇場の音楽監督の後ベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督になるが、病に倒れる。凝縮された構成美は未だに新鮮。
また、指揮者とはそもそもどうあるべきか、また将来私はどうあるべきかをよく考えてみたようです。指揮者とは独裁者でなくてはならないのだろうか? いや、決してそんなことはない! もし独裁者だったら、あまたの独裁者と同じ運命をたどることになる。
百もの頭を持つ敵に打ち負かされてしまう。指揮者とは、その知識を音楽に翻訳でき、オーケストラの楽員たちと連帯感、仲間意識を築けてこそ存在しうるのだ。正反対な考えにも耳を傾け、彼らの先を行き、納得させ、味方につける。そのうえでこそオーケストラを意のままに操るだけでなく、協働による創造を成し遂げることができるのだ。
指揮者は人々を自分のもとに統合するのではなく、オーケストラを真の友人として、作品へ導いていかねばならない…。モーツァルトはこの世に生きた人々の中で、もっとも偉大な人の一人である。彼は、歌劇において言葉と演技は、音楽の優位の下に位置づけられなければならないと考えていて、歌劇を通じて、すべてを完全に表現することができた。

今回は歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527を紹介する。
スペインの貴族ドン・ジョヴァンニが、手当たり次第に女性を誘惑することはヨーロッパ中に知れ渡っている。彼の従者であるレポレロは、不本意ながら、主人の悪行の間見張りを務めている。
今夜のお相手はドンナ・アンナだ。ドン・ジョヴァンニが家を去ろうとしたとき、運悪く彼女の父親である騎士長に見つかってしまい、決闘の末、ドン・ジョヴァンニは騎士長を刺し殺してしまう。
『フィガロの結婚』が、プラハで大ヒットして、プラハの聴衆はモーツァルトのオペラに熱狂していました。こうした状況下でプラハ国民劇場の支配人は、モーツァルトに新しいオペラを書くように依頼します。
こうして出来上がったのが『ドン・ジョヴァンニ』です。
モーツァルトは、はたして新作がまたプラハの聴衆に受け入れられるのか心配していましたが、結果は前作同様、大成功を収めました。
圧巻はラストシーンで石像にドン・ジョヴァンニが地獄に引きずり落とされるところ。この作品が作曲された時代では考えられないようなその劇的な音楽は、モーツァルトのオペラの中でも最も優れたシーンの一つとなっています。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=18&v=08uiXOv-nQE&feature=emb_title
(タワーレコード)
【曲目】
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527
《CD 1-3》
【演奏】
ドン・ジョヴァンニ………………ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ドンナ・アンナ……………………セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ……………エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ……………マリア・シュターダー(ソプラノ)
レポレッロ…………………………カール・クリスティアン・コーン(バス)
騎士長………………………………ヴァルター・クレッペル(バス)
マゼット……………………………イヴァン・サルディ(バス)
ツェルリーナ………………………イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
RIAS室内合唱団
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団
【録音】1958年9月、10月、ベルリン、イエス・キリスト教会
フリッチャイがドラマティックかつ格調高い指揮でまとめています。
ドン・ジョヴァンニ役の今は亡きフィッシャー=ディースカウの圧倒的な上手さ、知的歌唱による彫りの深い表情、ドン・オッターヴィオ役のエルンスト・ヘフリガーの若々しい美声と真面目な歌いぶり、ドンナ・アンナ役のセーナ・ユリナッチのキリりとしたたたずまい、ツェルリーナ役のイルムガルト・ゼーフリートの色気たっぷりの歌唱など、今も色あせることがありません。
夭折の巨匠フェレンツ・フリッチャイ(1914~1963)がステレオ初期の1958年にセッション録音したモーツァルト/歌劇"ドン・ジョヴァンニ"全曲最新リマスターによりCD3枚組+BDオーディオのセット登場。
当時のドイツ、オーストリアで活躍していた名歌手たちが集った豪華キャストを、フリッチャイがドラマティックかつ格調高い指揮でまとめています。
ドン・ジョヴァンニ役のフィッシャー=ディースカウの圧倒的な上手さ、知的歌唱による彫りの深い表情、ドン・オッターヴィオ役のエルンスト・ヘフリガーの若々しい美声と真面目な歌いぶり、ドンナ・アンナ役のセーナ・ユリナッチのキリりとしたたたずまい、ツェルリーナ役のイルムガルト・ゼーフリートの色気たっぷりの歌唱など、今も色あせることがありません。

オペラはやはり300Bアンプが独壇場のようである。ブラボー!