最近入手した新品の日立製作所の6BM8の開放し足の部分を良く清掃し、通電する。
勿論最初は小さな音で聴き出す、鳴らし運転でスピードは禁物です。
勿論急発進、急停車も禁物です。しかし現在の車はあまり慣らし運転は必要無くなったようです。
しばらくしてこのMT管の音質が分かるようになった、
確かにSV-501SEには松下製と比べ中域が充実した音が聴ける、なるほど日立製も素晴らしい。
聴きだして3日目でかなりマトモな音が出るようになった。全体的いは松下製より中域が充実しリアル感が優れている、
60年程前に製造が開始され今も供給されている6BM8は、自作やキットに多く使用されているポピュラーな球です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e2/d45bf89bf0f8ae9af4ca82916bbf2036.png)
6BM8とその仲間はTV受像器やステレオセットに多く用いられヒーター電圧が異なるだけで
名前が違うものがたくさんありますからストックを確認して見ては如何でしょう。
米国系と欧州系をまとめると6BM8がECL82、8B8がXCL82、16AがPCL82、50BM8がUCL82で
欧州系は最初の一文字がヒータ電圧を示していて分かりやすい、SV-501SE300Bシングルパワーアンプです。
本アンプは前段の真空管が音質に大きく影響するために、前段6BM8(ECL82)を日立製に交換。
また、カップリングコンデンサーをJENSEN製のオイルコンデンサーに交換をするために部品調達済、
一部抵抗器をVishay製に交換しており、最高の音質にチューンアップする予定です。
元N響バイオリン奏者の根津氏をはじめとしてプレーヤーの愛用者も多く、
その他のアンプにはない、音楽性豊かな表現をしてくれます。
SV-501SEは室内楽から大オーケストラまで一切のエクスキューズを感じさせること無く楽々と鳴らしてくれます。
一度耳にすれば良い音であることがごわかります。
特にこのアンプで鳴らすTannoy IIILZは秀逸で、
そのほかのTannoy製スピーカーをはじめとして高能率スピーカーと非常に相性が良いです。
最近PSVANE 貴族之声 300B マッチドペアのCossor300B交換してエージングしているが
意外と馴染みが良く最初の印象では大人しい印象を持ったが、エージングが進むにつれ
ある程度のJAZZもご機嫌に聴ける、一番良くなったのはピアノの高音部は輝きを放つようで
JAZZ音楽の演奏も今回紹介するような、曲は実に良く聴こえる。
映画でもポギーとベスは1961年初版上映され、オットー・プレミンジャー監督
シドニー・ポアチエ サミー・デイヴィス・ジュニアが出演、
心に染みるメロディで歌い上げる黒人たちの愛と哀しみ!天才ガーシュウィンが生んだアメリカ国民オペラの名作
を決定的ジャズ・ヴァージョン。エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング
が個性的な表情を見せて歌い上げる圧巻の「サマータイム」からクライマックスまで、
ドラマティックかつ感動的な物語が続いていく。
エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング、
ラッセル・ガルシア、
ラッセル・ガルシア・オーケストラ、
ジャッド・コンロン・シンガーズ
https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=8V1kJAX2v9k
1、序曲
2、サマータイム
3、私はここにいたい
4、私の人は死んでしまった
5、俺らはないものだらけ
6、ハゲ鷹の歌
7、ベス、お前はオレのものだ
8、なんでもそうとは限らない
9、ベスに何の用なの?
10、女は一時の慰みものさ
11、オー、ドクター・ジーザス
12、メドレー:蜂蜜はいかが~カニ売りの歌~いちご売りの歌
13、ニューヨーク行きの船が出る
14、ベスよ、お前はどこに?
15、おお主よ、私は祈りの道を
・オリジナルレーベル:Verve
・制作:Speakers Corner Records
・録音:1957年8月(ロサンジェルス)、1957年10月(シカゴ)
https://www.youtube.com/watch?v=lnXLVTi_m_M
できれば序曲から全曲聴いていただきたい、
2人はジョージ&アイラ・ガーシュウィンのオペラ『ポーギー&ベス』に使用される
オーケストラ・ヴァージョンのレコーディングのために再び招集され、
このLPは1958年にヴァーヴからリリースされた。
エラが一緒にスタジオに入るのはこれが最後の機会となったが、
その後何年にもわたって、2人はステージで何度となく共演を果たした。
ルイはどうやら2人でレコーディングした曲をとても気に入っていたようだ。
1968年、イギリスをツアーしていた際、彼はBBCラジオの長寿番組『Desert Island Discs』にゲスト出演し、
無人島に流されることになっても自分はこの曲を聴ければ心慰められるはず、
という8枚の大切なレコードを選ぶ恒例の質問に応えた。そのセレクションの中には、
ルイが1957年にエラと『ポーギー&ベス』のためにレコーディングしたデュエット曲
Bess, You Is My Woman Now」がしっかり入っていたのである。
彼らのデュエットをこんなにも耳に心地よいものにしているのは、2人のヴォーカルのくだけた会話のような掛け合いぶりである。
19歳という年齢差にも拘わらず、2人の醸し出す親近感は、世代間の壁などたちまちのうちに消え去ったのだろうと思わせる。
実際、この組み合わせの最初のアルバムのジャケットに使われた写真、エラとルイがスタジオの中で、
普段着らしい夏服姿で隣同士に座っているオフショットからは、
彼らが互いに一緒に過ごすことをどれほど快く感じていたかが伝わってくる。
ルイ・アームストロングは1971年、69歳でこの世を去り、エラ・フィッツジェラルドは彼の葬儀で、
フランク・シナトラ、デューク・エリントン、ビング・クロスビーといった錚々たる面々に混じって
棺側葬送者の栄誉を与えらえていた。エラとルイの組み合わせは、運命によって導かれた音楽的婚姻関係であり、
それから60年以上が経過した今日においても、彼らのレコーディングはその魅力も輝きもまるで何ひとつ失っていない。
豊かな才能の宝庫という表現がぴったりの、ジャズ史に残る最高のデュオの記録だ。ブラボー!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b5/ab2712944a9f967b323457e512635802.png)