伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

アントニオ・ヤニグロのバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を聴く

2017年05月06日 | クラシック音楽・オーディオ

連休は何もせず終わろうとしている。

ネットサーフンをするとViolincello Solo BWV.1007-BWV.1012のお宝情報を見つける。

拙宅のタンノイⅢLZで鳴らすと意外と美音に聴けるチェロの音ですが、

不満はもう一声低域が出れば最高なんですが、 やはり弦の演奏はタンノイのスピーカーはやはり

別物のようです。

深みがあり黙らせてしまう。でももう少し良質な低域が鳴れば最高なのだが・・・・

筆者の愛用はOrtofon SPU G/GEだがヘッドアンプの良いものに交換するか、

セッチングも難しいと言われる、一度Deccaの音も聴きたい。

むしろ低音不足の解決方法は多分DeccaのMaroon使い聴けば不満は解消出来るのかも知れない。

Presence Audio: Maroon標準販売価格:各¥99,000(税別)高額な品です。

アームとの相性は未だ解決して無いので詳しい事は分かりませんが?是非とも手懐けたいものです。

低域は実に厄介な音でスピーカー以外に振動共鳴させると澄んだ低域は決して出ない事は今までの

経験で承知している。問題は、ビオラ、チェロ、コントラヴァスの違いが曖昧になりせっかくの好

演奏が聴けないこの辺りがオーディオマニアの腕の見せどころであろう。

特に古いスピーカー製品、箱鳴りで音を出す製品には注意したい。

昨日やっとMacProのビデオカードが直りアプリが使えるようになり早速写真の現像をしたが、

思い通りに色等お好み次第に出来自己満足して流石Leicaのレンズと思う、色が一味違うように

思う。

 

筆者が好きなバッハの曲にチェロ組曲がある、当時は単純な練習曲として忘れられていたが、

パブロ・カザルスによって再発掘されて以降、 チェリストの聖典的な作品と見なされるように

なった。今までチェロ組曲といえば、カザルス、フルニエ、シュタルケルなど聴いてきたが

アントニオ・ヤニグロ(Antonio Janigro)[1918-1989]は知らなかった。

アントニオ・ヤニグロはイタリアのミラノ生まれの、チェリスト、

指揮者、教育者。ドイツのエミール・ベルリナー・スタジオで、

ウェストミンスターオリジナルのマスター・テープを使用してアナログ・マスタリング、

ドイツのパラス社でプレスした180グラムの重量盤で発売しているようです。

 其処には、イタリアの名チェリスト、アントニオ・ヤニグロ[1918-1989]は、

ザグレブ合奏団を創設した指揮者としてよく知られており、

教育者としての活躍でも有名ですが、本来の姿はやはりチェリストです。

ヤニグロは1918年1月21日にイタリアのミラノで生まれます。6歳でピアノを学び始めた

彼は、8歳でチェロに転向し、 11歳のときに母の尽力であの有名なチェロの巨匠、

スペイン出身のパブロ・カザルスの個人レッスンを受け始め、

1934年からパリのエコールノルマル音楽院に留学します。

16歳でパリのエコール・ノルマル音楽院でカザルスとアレクサニアンに師事することと

なります。在学中からリパッティやコルトー、バドゥラ=スコダ、ティボーといった面々

と交流し、卒業後は同地でリサイタルなどをおこなっていたヤニグロですが、

21歳のときにザグレブ音楽院のチェロ科の教授に迎えられ、大戦中も含め、35歳までその

地位に留まりました。36歳になると彼はザグレブ合奏団を創設し、

指揮者およびチェリストとしてコンサートやレコーディングで大活躍します。

ザグレブ合奏団とは1967年まで活動を共にしていました。

この無伴奏チェロ組曲は、ヤニグロ36歳の時の力強い演奏を、

ウェストミンスターが生々しい音質でセッション録音したもので、

魅力的な歌いまわしと堅牢なフォルムを併せ持った見事な仕上がりとなっています。

と紹介しています。

幸いiTunesにも此のアルバムがあり早速耳を傾ける。

 J.S. Bach - Suites for cello solo - Antonio Janigro (1954)

 ミラノ音楽院を卒業後パリのエコール・ノルマルで

アレクサニアンとカザルスに師事したアントニオ・ヤニグロの演奏は凄く良い。

モノーラルの演奏ですが、チェロの膨らみにも深みがあり実に快く感じます。

音質は今聴いても実に瑞々しいものです。

筆者のライブラリーには加えたくレコード盤は高価なので、早速CDを注文しました。

1950年代には室内楽ばかりでなく協奏曲でもスケールの大きさと技巧のゆとりを示したヤニグロ

ですが、1960年代に左腕の神経障害を発症してからは、徐々に指揮や教育活動に比重を移してゆ

きました。そのため、ステレオ録音は僅かしか残っておらず、

バッハの無伴奏チェロ組曲もステレオ再録音を果たすことなく亡くなりました。

この米ウエストミンスター盤は彼の全盛期の芸術を捉えたかけがえの無い記録、ということができ

ます。またモノラル録音ですが、音質は今聴いても実に瑞々しいものです。実に堂々として

音域も広く、当にゆったりノビノビ奏でる実にバッハのチェロが満喫出来ます。

お宝発見!バッハ・ファンなら聴いてみたくなる一枚のチェロ組曲です。ブラボー!



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