五月の後半になってしまった。今年は雨模様で紫陽花の花が元気に花を着けていた、白色はいかにも清楚に見え白紫陽花は好みでもある。
久しぶりにK宅を訪ねる、白内障の手術し回復した様子で、お元気でいらっしゃる。最近スピーカーを新しく変えられ良い方法になったと、まず先ずご満悦の様でした、少し小ぶりの少しモダンなエンクロージャーから流れる音は意外と昔なつかしい大人の音に感じた、中音が魅力的になる聴き疲れ知らなそうな音だした。以前と変わったのはジムランの箱の下に取りつけたオーディオインシュレーターの足が加わり、低域の音の随分抜けが良くなり以前と比べ自然な音楽が楽しると感じとなっている。
ヴォーガルも実にうまい具合に鳴り、実は全く知らなかった、ハイ・ファイ・セット 荒井由実・松任谷由実・杉真理作品集の中から大好きな「海を海を見ていた午後」を聴く本人より実に上手いのだ!
確かにハイ・ファイ・セットのヴォーガルは実に歌が上手い、此のようなグループが日本に少ないことも寂しい限りだ。
現在K宅にて愛用されているエンクロージャーでK氏は衝動買いをしたとおっしゃってましたが、一般的には、渋めで控えめな音が筆者には好みの音で、いつまでも飽きない聴き疲れしない音は流石である。ジムランの箱は特別なインシュレーターが施され持参したインシュレーターの効果はありませんでした。
色々音楽話に盛り上がり貴重な時間の2時間程の時は過ぎ去ってしまいました。最後に教えて頂くハイ・ファイ・セット 荒井由実・松任谷由実・杉真理作品集は大変感動したCDでした。
帰りがけにはハイテクヴァイオリンというCDを頂く、最後にオーディオチェック項目があり、最近プリアンプのモノーラル化の為に。右左のバランスがイマイチと思っていたので大変ありがたく頂戴してまいりました。
それと現在K宅ではあまり聴かなくなっている2007年発売のSpendor/SP3/1Pがあり、インピーダンス8Ω 出力音圧レベル88dB サイズW220×H480×D280mm 重量9.5kg 筆者もこのSpendor/SP3/1Pは以前より大変興味がありLS3/5aとの違いを比べてみたかったので早速お借りすることにしました。確かにLS3/5aに比べ随分重量感を感じた。
違いはSpendorはバスレフタイプとLS3/5aは密閉箱の違いがあり、音質にも影響が有るのかも知れない等興味津々です、多分音質的には同じ英国の物なので音の傾向はよく似てると思います、帰ってからの試聴がお楽しみでもある。
翌日早速頂いたCDで筆者のプリアンプの右左のバランス綿密に修正する、先ずはLUXKIT A3500にSpendor/SP3/1Pを配線し筆者のLS3/5aとの音質の差を比べるが、思惑通り非常に音質は非常に良く似ている、若干だがSpendor/SP3/1Pがやや開放的な感じにも聴こえる、実際に聴いてみて、落ち着きがありながら程良く音の広がりがあり、良い意味で現代的でないという印象です。
様々なジャンルをお聴きになる方にはオススメかも知れない。適度な音量で、何方かと言えば渋めの古楽器演奏でのバロック音楽を適度な音で楽しみたい方などにはお薦めしたい音が聴ける。
確かによく聴くとバロック音楽の音はLS3/5aと比べSpendor独特の丸みを帯びた様に聴こえるこれは音の好みの分かれ道でもある様だ、その様なことを並べるといかにもIIILZに似た感じになるが、実際にはそこは現代でも十分通用する音質になっている、若干のSpendorの匂いは残るが例えば小編成の器楽演奏、弦楽四重奏などをひっそり楽しみたい方等には独自の小宇宙の中で楽しめるうってつけのスピーカーだと思いました。
後は最近真空管を変え音質が向上したパワーアンプSV-501SEに繋げ聴かなければ結論はでないが、ゆっくりじっくり楽しみたい心境である。
今は筆者の個人的な感じは筆者が改造したLS3/5aが若干密度が濃い感じに鳴る、何処が違うかと言われると実に似た処はは多くSpendor独特の神経質的な音ではなく、古い音楽から現代の音楽まで幅広く鳴らせることが出来るところは似た感じもした。少し落ち着き長く視聴すればある程度変化するかもしれない。
筆者が50年前当時オーディオに興味が湧いた事は近くのジャズ喫茶のジムランのLE8TとガラードのプレイヤーにオルトフォンGシェルの針に、サンスイのプリメインの真空管アンプでジャズを聴いたことに衝撃を受けた。
その後その音に取り憑かれた様に通った、ジャズ音楽に嵌った、実に魅力的な音が記憶された。
後このジムランを調べるとエンクロージャーはバスレフ方式でサンスイが独自に作成したものを使用しており、木工技術を結集した組格子グリルのデザインとなっています。板材には硬質ホモゲンを使用しており、グリルの格子は檜組格子となっています。1970年代で当時7万円の表示があり当時22歳の筆者は学生初任給は2万円前後の給与で、勿論手も足も出ない代物で、この当時から貧乏性が始まったのであろう、板材には硬質ホモゲンを使用しており、グリルの格子は檜組格子となっていた事が印象強い。
その後当時音楽好きでもありタンノイ好きの先輩と知り合う。しかしこの辺りで楽しむ音楽の幅が増え出し、クラシックのバロック音楽も聴く様になる、当時は古楽器演奏はアルフィーフレコード以外は海外レーベルは、あまり無かったが、グスタフ・レオンハルト(音楽学者。ピリオド楽器による古楽演奏運動のパイオニア)の演奏をテレフンケン・レーベルから発売され少しずつ収集した。
当時からクラシックを聴くにはタンノイのユニットは良いと相場は決まっていたが、その先輩が15吋のタンノイを箱は英国オリジナルのヨークでスイング・ジャズを聴かせて頂き、先輩曰くこの様な鳴らしかたも面白いかも知れないネ、と言った事が頭の隅に音楽として残っていた。勿論先輩は基本はモーツアルト等のヴァイオリン曲は大好きで大半はクラシックを主に聴いたいた。
アンプに付いて尋ねると、ラックスのの球のプリメインか、石のアンプは馬力の大きなマランツの最低250Wのアンプが良いと笑って、最近はこのラッパが気にいいっていると紹介されAR3のスピーカーであった。筆者には当時良さは解らなかった事が印象に残ります。
今10吋のタンノイ聴き出しアンプも色々交換し今のラインアップで安定していますが、安価なプリアンプ導入そしてパワーアンプのチューブを「ZAIKA 5300」と言う300Bと同等の真空管の導入も音質が生き生きと聴こえる様に変化した。
クラシックを聴いている時はそれ程感じなかった、演奏者との距離感が近づいたのです、以前より断然リアルに聴こえる、ただし打楽器の音は当たり前ではあるが、黒人特有の乾いた音色は聴けないが、金管楽器、リード楽曲とも実にリアルな感じに聴こえる様になった。
今回は懐かしの名盤とも言えるアルバムの紹介であり、今まで遠ざかっていたジャズ音楽だったのかも知れない。当時でもモダン・ジャズと言えば聴く人も少なく、特に田舎では嫌われたようである、解る人だけ解れば良いとされていたようです。勿論今聴くも新鮮に感じる事が出来ることはテクノロジーの進んだ証拠で音質も当時と比べ随分良く鳴る様である。
前回の続きで今回は筆者の実は知らない前の時代の話で20代で聴く様になった2枚のThelonious Monk 、Miles Davis子弟の共演アルバムである、正直これを聴き全く訳のわからない世界を覗いた気分異なったことは鮮明に記憶する。
以前は正直スイングジャズまでの再生が精一杯って感じでしたが、チューブ交換により、実にリアルなキレの良い音を得る事が出来た、チューブだけの交換でもこの皮利用は目を見張った。確かにプリアンプを増設し以降音の出方が実にリアルになった様です、一番嬉しい変化は解像度の格段おアップかもしれない。
確かに今思えば現在のシステムでジャズを楽しむは、ちと音に品位がありすぎ確かにジャズ向きではない様にも思えるが、欲をいえばそう少し音に粘りのような音が鳴れば良いのかもしれない。
勿論筆者もジャズ好きではあるがスイングジャズ系統が多く、実は若い頃夢中になったThelonious Monk 、Miles Davis等は聴かなくなってしまった、何故だろう、答えは簡単でオーディオ機器がすっかり変わってしまった事にも問題はある。エンクロージャーは英国製が多くアンプは真空管というラインアップはクラシックファンが落ち着く先の機器でななかろうか?それも英国制でもB&Wの新しい物を選んでいる様もある。
クリスマス喧嘩セッションとして話題となった歴史的ドキュメント。セロニアス・モンクとの緊張感あふれるやり取りから生まれた名演集。
「Miles Davis And The Modern Jazz Giants」
マイルス・デイヴィス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ
「マイルス・デイヴィス&ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」とはよくも名付けたものです。アルバムの発表は1959年5月ですから、録音時点ではそうでもなかったはずのマイルスやセロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンなどもしっかりジャイアンツになっていました。
この作品は1954年クリスマス・イヴのマイルスとモンクのセッションに、1956年10月のいわゆる「マラソン・セッション」からの曲を加えて12インチ・アルバムとして発表されたものです。例によって複数のメンバーも異なるセッションのつぎはぎとなっています。10インチから12インチへの過渡期にあったからだと好意的に解釈していましたが、どうやらプレスティッジ・レーベルはLPは単に収録時間が長いだけだと思っていたのではないかという気がしてきました。
販売戦略もあったのでしょうね。本作品の中心になっているのは1954年クリスマス・イヴのセッションで、メンバーはバイブのミルト・ジャクソン、ベースのパーシー・ヒース、ドラムのケニー・クラークというモダン・ジャズ・カルテット(MJQ)組とマイルスにモンクのクインテットです。
元は10インチLPで発表されていた3曲に「ザ・マン・アイ・ラヴ」の別テイクを加えた4曲です。名作「バグズ・グルーヴ」に1曲だけ含まれていましたから、本当はそちらをここに足して一枚のアルバムにしてしまえば後世の私たちには嬉しかったのに。このセッションではマイルスとモンクの間にいさかいが生じたという伝説が残っていますが、マイルスによれば「オレはただ、モンクが作った『ベムシャ・スウィング』以外では、オレのソロのバックでピアノを弾くな、休んでろ、と言っただけ」です。
モンクは「トランペットとの演奏は得意じゃなかった」とマイルスは感じていたようです。それでもこのセッションでの二人の共演は素晴らしいです。喧嘩や口論があったとは思えません。大体マイルスは殴り合いではモンクにはかなわないと認めていますし、笑。
曲はガーシュウィンの「ザ・マン・アイ・ラヴ」をテイク違いで2曲、マイルス・オリジナルの「スウィング・スプリング」、そしてモンクの「ベムシャ・スウィング」です。別セッションからの曲「ラウンド・ミッドナイト」はモンクの曲だというのが同居の理由のようです。「ラウンド・ミッドナイト」はいわゆるマラソン・セッションの1曲で、こちらはコルトレーン、ピアノのレッド・ガーランド、ベースのポール・チェンバース、ドラムにフィリー・ジョー・ジョーンズのクインテットで、マイルスの当時のレギュラー・バンドでした。
二つのセッションを聴き比べられるのがこのアルバムの面白さではあります。コルトレーンの太いサックスとジャクソンの弾けるバイブの対比が際立つのは当然ですが、しなやかなケニーと力強いフィリー・ジョーのドラムの対比もなかなかのものです。クリスマス・セッションはこちらがメインなのにどうしても「バグズ・グルーヴ」に人気で劣ってしまいますが、そこは「ラウンド・ミッドナイト」で補うこととして、モンクとマイルスの共演に胸を熱くすること請け合いのこの作品にも頑張ってほしいものです。
1.ザ・マン・アイ・ラヴ (テイク2) The Man I Love (Take 2)
2.スウィング・スプリング Swing Spring
3.ラウンド・ミッドナイト Round Midnight
4.ベムシャ・スウィング Bemsha Swing
5.ザ・マン・アイ・ラヴ (テイク1) The Man I Love (Take 1)
アーティスト : マイルス・デイヴィスMiles Davis(tp)
ミルト・ジャクソン Milt Jackson (vib)
セロニアス・モンクThelonious Monk (p)
パーシー・ヒース Percy Heath(b)
ケニー・クラークKenny Clarke (ds)
ジョン・コルトレーン John Coltrane(ts)
レッド・ガーランドRed Garland(p)
ポール・チェンバース(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
アルバム冒頭のミルト・ジャクソンの美しいヴィブラフォン続いて甘いトランペットの音色が奏でるメロディー、そしてブレイクから一転グルーヴ感のあるヴィブラフォンに導かれて暖かい雰囲気のジャズが奏でられていきます。
アルバム全体を通じて古き良きバップ時代のジャズの空気がそのままパッケージされているような、今では考えられないメンツが揃ったアルバムです。この当時ではピアノのモンクが一番先を行っていたのかもしれません、メロディアスな演奏をする他のメンバーとは違う独特の雰囲気を醸し出しています。此れが噂のクリスマス・セッション、喧嘩セッションである。
いろいろなドキュメンタリーも内包する当時のジャズの空気をよく伝えているアルバムの一つと思いますが、たしかにThe Man I Love の美しい演奏は、バイブのミルト・ジャクソンの演奏が際立っていますが、マイルスコンボでのラウンドミッドナイトはコロンビア盤をしのぐ名演奏ですね。ペットのソロの後のブレイクに続く、ポール・チェンバースのソロはむっちゃくちゃすごいです。それが、コルトレーンに乗り移り、大変な状況になっていますね。この時期のドラムのフィーリー・ジョーはむちゃくちゃすごい。ジャズをいろいろと聞いてきたヘビーコレクターにももちろん、おすすめですが、ジャズ入門としても随分と面白いアルバムだと思っています。この時期のマイルスはとにかく、面白いですね。
それらしく聴こえた、昔から聴きたかった10吋のタンノ(IIILZ Monitor Gold)でモダン・ジャズを聴く!これが1959年録音の音かと思う程音質もいいが、演奏は正に聴き惚れるジャズの真髄かも知れない。
さて、この事件は、『マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ』というアルバムに記録されている。冒頭の「ザ・マン・アイ・ラブ・テイク2」というのが、その迫真の現場記録で、この演奏から様々な憶測がジャズ界に飛び交った。筋道立ててあらましを書くと、この録音に入る前に、マイルスはモンクに、彼が作曲した「ベムシャ・スイング」以外は、自分の即興パートでのピアノのバッキングはやめてくれと言ったという。
そのとき後輩に自尊心を傷つけられたモンクは、マイルスと殴り合いのケンカになったという噂話が広がったが、このような事実はないのだ。関係者の目撃証言がないのだ。それに録音は、マイルスの目論見通りにほぼすべてが行われた。ただ例外が一つ、それが冒頭のトラックなのである。
この『ザ・マン・アイ・ラブ・テイク2』は、確かに緊迫感にあふれた演奏だ。
演奏を追っていくと、まず、マイルスがテーマを演奏するのだが、これはミルト・ジャクソンも加わりながら、後半部分はかなり即興的に変えられている。それが終わるとテンポが速くなり、ジャクソンのソロになる。そして、それを受け継いでモンクのソロになるのだが、ここで「事件」が勃発する。何とモンクがソロを途中で止めてしまうのである。聴こえるのはベースとドラムのリズムだけである。これはヘンだと思ったのか、マイルスが突然トランペットを吹き始める。それで気を取り戻したようにモンクのソロが再開され、マイルスのソロになり、そのままラストのテーマ部になるのだが、マイルスはミュート・トランペットになったり、また元に戻したりとなかなか忙しい。
今回は何かと問題も多く残された、疑惑付きの問題のアルバムを聴いてみる。今では考えられないメンバーのオンパレードでの演奏は今も大変興味深い。
「バグス・グルーヴ」マイルス・デイビス
マイルス・デイビス(tp) セロニアス・モンク(p)
ミルト・ジャクソン(vib) パーシー・ヒース(b)
ケニー・クラーク(ds) ソニー・ロリンズ(ts)※
ホレス・シルバー(p)※
ミルト・ジャクソン(vib) パーシー・ヒース(b)
ケニー・クラーク(ds) ソニー・ロリンズ(ts)※
ホレス・シルバー(p)※
1954年6月29日※ 12月24日
ニュージャージー、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音
ニュージャージー、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音
「バグス・グルーヴ」マイルス・デイビス
マイルス・デイビス(tp) セロニアス・モンク(p)
ミルト・ジャクソン(vib) パーシー・ヒース(b)
ケニー・クラーク(ds) ソニー・ロリンズ(ts)※
ホレス・シルバー(p)※
ミルト・ジャクソン(vib) パーシー・ヒース(b)
ケニー・クラーク(ds) ソニー・ロリンズ(ts)※
ホレス・シルバー(p)※
1954年6月29日※ 12月24日
ニュージャージー、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音
ニュージャージー、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音
「BAGS' GROOVE/MILES DAVIS」
01. Bags Groove - (Take 1)
02. Bags Groove - (Take 2)
03. Airegin
04. Oleo
05. But Not For Me - (Take 2)
06. Doxy
07. But Not For Me - (Take 1)
しかし時代は確かに変わったこの様な名盤がYouTube配信で手軽に聴ける世界に変わったことと、録音テクノロジーが変化しマスターテープさえあれば鮮明な音楽が聴ける世の中に感謝したいと思う。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis 1926年~1991年)が、エレクトリックなジャズに移行する前、アコースティックなジャズを演奏していたころの名盤、おすすめアルバムのご紹介の続きです。 一言でアコースティックなころと言っても、探求心旺盛で、同じことを繰り返すのが嫌いだったマイルスのこと。 同じアコースティックなジャズでも、アルバムごとに雰囲気が変わります。 このアルバムでは、タイトル曲の「バグス・グルーヴ(Bags ‘Groove)」をはじめ、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)が作曲した「エアジン(Airegin)」「オレオ(Oleo)」「ドキシー(Doxy)」の3曲も、超有名曲となっています。
この「バグス・グルーヴ(Bags ‘Groove)」は、いわゆる「喧嘩セッション」でも有名なアルバム。
これはマイルス・デイヴィスが、先輩であるセロニアス・モンクに 「俺のソロのバックではピアノを弾くな」 と言ったというもの。 でもこれは、マイルスが頼んだときセロニアス・モンクも納得していた、世間でいうような険悪な雰囲気ではなく友好的な雰囲気のセッションだったとも言われています。
メンバーはトランペットのマイルス・デイビス(Miles Davis)、テナーサックスのソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)、ピアノのホレス・シルヴァー(Horace Silver)、ベースのパーシー・ヒース(Percy Heath)、ドラムのケニー・クラーク(Kenny Clarke) タイトル曲の「バグス・グルーヴ(Bags ‘Groove)」は、ビブラフォンのミルト・ジャクソン(Milt Jackson)が参加して、ピアノはセロニアス・モンク(Thelonious Monk)になっています。
ケンカどころか、じつは仲良くしていたようだが実は、この日のセッションは、噂とは違って、ミュージシャンたちには満足のいくものであったようだ。本当かどうか分からないがマイルスとモンクは、ケンカどころか、この日、モンクはマイルスを自宅に招き、朝まで話が弾んだという逸話も残されている。
もうひとつ。この「ケンカ・セッション」をきっかけに、マイルスとモンクの共演はないとされているが、これもファンの勘違いである。この翌年のニューポート・ジャズ・フェスティバルで同じステージに立ち、モンクの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」を演奏している。
これは観衆に大いに受け、これがきっかけで、マイルスはプレスティッジを離れ、メイジャーのコロムビア・レコードと契約することになる。ただ、モンクはそのときの演奏が大いに不満で、ニューヨークへの帰りの車の中で、アレは間違った演奏だとマイルスに文句を言ったという。それに対しマイルスは、観衆に受けたからいいじゃないかと反論すると、怒ったモンクは、その場で車を止めさせ、降りて一人歩きだしたという。以後、この二人のジャズの巨星の共演は、ホントにない様です。これが真相であるそうでう。
パワーアンプSV-501SEのサブ管6BM8のチューブ交換しジャズ向きのチューブを探すが、やはり日立に軍配は上がった。しかしPSVANE 300Bを使用していた頃SIEMENS 6BM8を使ったが余り良い結果は得られなかったが、今回の「Zaika5300」との組み合わせは興味深い音が得られた、特にジャズ系統の音楽には相性が良いとみられ不思議と楽器が間近に感じられた。独特の粘りがある音が得られた。これは特筆ものです。
そのような当時の熱気が伝わってくるようなジャズ演奏を久しぶりに味わった、思った以上にZaika 5300のリアルな音で蘇るのだった。
矢張りジャズもいける、10吋タンノイユニットであった。ブラボー!
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