伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

最近疑問に感じる事、タンノイのSPを駆動するのは真空管が勝るが、一番相性の良い真空管は何れか?

2019年05月05日 | 真空管アンプ・オーディオ

 

平成から令和に無事新しい年号になったが、個人的には全く変わりなく過ごしてます。

今回10日間の大型連休は日本民族として初めての長期的な休みであるが、高齢者には余り影響はなく、強いて言えば何時もより大型店舗が混み合い高速の渋滞がニュースになるのが普段と違う程度か?

連休前半は予定した仕事で5月に入り身体を休めています。4月はオーバーワークで齢を感じる様になった。こんな時にはWilhelm Richard Wagner,のParsifalを聴き直して見よう

『パルジファル』の題材となった聖杯伝説は、キリスト教に基づく伝説である。だが、『パルジファル』は、誘惑に負けたアンフォルタスの救済が、単に純潔というだけでは達成されず、共に苦しんで知を得る愚者によってなされる、という「神託」の実現が物語の中核をなしており、キリスト教的というより、むしろ独自の宗教色を示しているといえる。

言わずと知れたフィリップス版のデジタル化です。ワーグナーに関してはCDのありがたみを感じます。最終楽章の美しさはいうことありません。

筆者が好きな本モーストリークラシックのバックナンバーのワグナーの真髄が見つかり早速注文する、この本は以外と参考になります。今回はバッハ特集で見直して見るには良い本だと思う。

最近不思議に思うは、何故五味康祐氏は数ある真空管アンプの中よりマッキントッシュを代表する真空管ステレオパワーアンプ MC275定格出力:75W+75W(4/8/16Ω)150W(2/4/8Ω)を選んだか?TANNOY Monitor 15"は決して能率悪いSPともおもわないが?TANNOYと言えばやはり、五味康祐氏の話に触れないと、お座なりなの気分になる。

これまで、氏は、原稿料を前借りしては、音に心血を注いできた。その氏が、オートグラフの存在を知ったのは、確か、ヨーロッパ旅行のおり、スイスの音キチ青年にカタログを見せられたのがきっかけであったらしい。

帰国後、そのカタログの情報だけを頼りに、タンノイ社にエアメールで注文を出した。注文を受けたタンノイの担当者は、さぞかし驚いたにちがいない。あの敗戦国の日本にそんな御仁がいようとは、と・・・。

1964年(昭和39)のことである。この年の秋から芸術新潮で「西方(サイホウ)の音」の連載が始まった。そして氏のオートグラフへの求道は、多くの信者を惹き寄せたのである。

そして購入された物は1964年にユニットには15inchの同軸2ウェイユニットが採用されており、初期はMonitor Silverで、その後Monitor 15"(Monitor Red)、15" Monitor Goldと搭載ユニットが変更されています。

オートグラフも改良を加えた15"のMonitor Red第2世代の物のようです。駆動するアンプはマッキントッシュを選び聴いていた様ですが、QUAD AD-22+Ⅱ×2またはWE社WE300Bを使用したシングルアンプはWE91Bなどより何故マッキントッシュを好んだのかが今も不思議に感じます。

タンノイ社の推奨ではアンプはQUADカートリッジはDECCAを推奨している、何故たのメーカーを選んだのかが疑問である、出力は小さいがWE300BのWE91Bも当然候補に上がると思うのだが、何故かMC275を使用したかが疑問です。一般家庭でWE300Bをシングルで駆使して7,5Wの出力があれば十分と思えてならない。

でも一つ納得出来るのはマッキントッシュが一番出力が大きく、オーケストラ演奏にも不満はないが通常自分の部屋で聴くには2~3Wで十分とおもうがオートグラフにはマッキントッシュが相性が良かったのか不思議に思う。実は私もマッキントッシュのC-29を使用していましたが、私の目指す音質とは違い2年程で終焉を迎えた。

日本製のLUX、アメリカ製のマッキントッシュともに一般的にはウオームトーンで有名なアンプで利用しているマニアも多いと思う、確かにLUXのアンプのトランスも個性的な音がすることも確かだ。

現在TANNOYオートグラフを300Bで鳴らしている方も多いようですのでその辺りは解明してみたいですネ♪

因みに筆者ははAXIOM80 TANNOY(ⅢLZ)で300Bのアンプで聴いていますが、粗満足しています調べるとⅢLZにはQUAD AD-22+Ⅱ×2が良いそうだが現在は程度の良い物は少ないようです。

以前音楽の友の社のおまけのプリメインアンプ2W☓2で聴いたときは音質は問題はないが、流石オケのフォルテの部分は力不足を感じたが普通に聴くには全くストレスは感じなかった、もしKT-66またKT-88が優れているなら今後の問題として考えていきたい?

今春号の管球王国はEL34の特集なので今回の答えが書かれているのかも知れない。早速注文し本日到着した、後よく読んで見るつもりです。

又最近魔界より誘惑がある、現在筆者の手元にある松下製の6BM8を愛聴しているが、今回は松下製輸出用製品があり、松下製品との違いは或るのか?の疑問から証拠にもなく、気になるコメントに乗り初段管に使用の6BM8/PCL82を購入して見た。その中に下記のようなコメントがあった。

「この球は、AWAの自社生産品ではなく、製造元は「松下製」でして、 AWA社ブランドで販売されたOEM品です。製造元が顧客(AWAのこと)の要望基準に沿って、生産した中からの、選別品のため、バラツキがすごく少ないようです。どの1本を抜き出してもピタリと入ってきます。」

勿論、新品のNOS管で一応測定データー付きです。

松下製は筆者も1セット持っているが輸入用と聞けば一応試聴したくなり、予備も含め2セットものを購入した。

其のときにおまけにと言ってロシア製真空管 6F3P (6BM8) SVETLANA スベトラーナをいただくSvetlana真空管はロシアのサンクトペテルブルクにある世界最大級の電子管工場で生産されています。

スヴェトラーナ工場は冷戦時代に世界最大級の出力を誇った送信管(ICBM探知OTHレーダー用送信管 2.2MW)の製造実績があります。また、オーディオやギターアンプなどに使われているガラス管の真空管は1928年から製造しています。スヴェトラーナ工場は世界の真空管メーカーの中で最も大きいメーカーのひとつとして、かつ、技術力の高い工場として知られています。

1本しか無いので方チャンネルに交換して聴くが意外と良さそうである、だがこのプリ管は数多出回っているので簡単に入手できるのが良い、将来1セット購入しても良く感じる・・・?正直ロシア、支那製品には敬遠してきたが、見直さなければ成らない時代になったのかもしれないコピー物を作る

技術は低価格で安定してきたようだ。製品を良く吟味する事は肝心である。

ここで今回はOEM品松下製の試聴を試みる、エージングも全くしてないので音質は不明点も多いが、オリジナル(松下製)が断然良い。実際は10日間程度使いエージングをしなければ評価は出来ないが、全体的にはオリジナルに近い音なのが当初は微妙に高域の伸びが無いように聴こえる当然この真空管と言う代物は同じ種類でも微妙に音色が変わる物なので五味康祐氏がナス管を沢山購入し入れ替わり視聴して真空管を選んだというがまんざら嘘でも或るまい。

そしてOEM品に差し替え4日目は音質が変化してきた、勿論良い音に変化する・・・ピアノの立ち上がり、ドラムの音、特に女性の声等は使うほど、紛れもなく松下製の音になった。勿論東芝管も良いが松下管のダイナミックでなおかつ緻密な音に魅力を感じる。

当然先日購入したPSVANE 300B Hifi 真空管もエージングが進み300Bの本領発揮してきたようだ、例えばピアノ演奏の音は研ぎ澄まされ透明度が増した、以前より数段上手く鳴る様になったBach:Goldberg Variationsの最後のアリアでGlenn Gouldがゆったりと奏でる音に混じり、なにかつぶやきが?

ハミングが聴こえ実にライブ感を味わえる、このあたりの表現が真空管の表現が良い。

連休も終盤に近く今回購入のAWA社ブランドの6BM8/PCL82を辛抱して聴き続け多少のエージング効果が出た感じがするようになった、今後エージング効果が進めば益々期待はできそうである。

でもこれだけは言える、・・・・・

我が家のTANNOYは歌曲等人の声を聴くなら断然真空管が勝るようだ、ブラボー!



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6 コメント

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コメントありがとうございます。 (金ちゃん)
2019-05-10 11:03:03
素晴らしい組み合わせですね、
本物のWE91Bの音は未だ聴いたことありませんが、
以前展示されたSV-91Bを聴き確かに良い音で聞こえました。
現在の書斎には大型のSPはスペースの問題で据付られませんので
ⅢLZを改良して聴いています。勿論ジャズも愛聴しましが
これでもオケもオペラも略満足して聴いています。
因みにSV-91Bを聴いたときのSPはアルテックでしたが
気持ちの良い音で鳴っていた記憶があります。
「角を矯めて牛を殺す」の例えのように
音楽を楽しみたいと思っています。
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音しかわかりませんが (高井孝祐)
2019-05-09 22:18:22
貴殿の仰るように私は音楽の分からない輩です、オリジナル91Bとレッドの入ったオートグラフの組合は知人が行っています。
WE91Bはご存知だと思いますが音を遠くへ飛ばすことを考慮して作られた劇場用アンプです、飛ばすために敢えてか、結果なのか私にはわかりませんがWE91Bではホールトーンと言われているコクのある重低音は出ません、パリンと輪郭のはっきりした音を力強く押し出しますこの辺が86などと大きく違う点だと思います。WEでも劇場用の91Bや86などと、124等のアンプでは音の傾向は全く違うと思います、タンノイのブラックは論外としてレッド以降の反応の鈍いユニットでホール感を出そうと思うと、シングルアンプではなくプッシュ駆動のクオード22やマッキン275やMC30、WEでは124等のアンプが似合うことは貴殿に音楽を知らないと言われた無知な私でも安易に想像できます、五味氏なら感覚でわかっておられたのではないでしょうか?
因みにタンノイモニターブラックとWE91Bの組み合わせが奏でるサウンドは私は素晴らしい音楽を奏でると感じました、
音楽のわからない私はWE91BとALL励磁ユニットで「音」を楽しんでいます。

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WE22さんありがとうございます。 (金ちゃん)
2019-05-07 11:21:26
TANNOY指定は確かQUADⅡを提示してようです。
此の問題は本人で無いと解らないようです。
でも私はPSVANE 300Bで聴いていますが、
徐々に音が馴染んで行く様に感じます。
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QUADⅡ (WE22)
2019-05-07 11:09:20
言葉足らずで失礼しました。おっしゃるとおり、QUADⅡは1953年に生産が開始され18年間名声を保ったクオードの主力で歴史的なアンプだったようです。
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ありがとうございました、 (金ちゃん)
2019-05-07 08:15:06
五味康祐氏の実家の事は本で知りましたが
300Bの事は知りませんでした。
でもクオードのアンプは当時から
有ったんでしょう、
まあ、当事者以外は解らないことなのでしょう。
参考になりました、今後共ご指導ください。
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五味康祐氏 (WE22)
2019-05-06 23:10:16
ご参考まで、五味さんは91を知らなかったと思います。本人の実家は戦前、映画館を経営していてWEの555を使ったホーンシステムは聞いた記憶があるといっておりましたが、アンプ関係はほとんど知識がなかったと思います。
WEのアンプはレコード再生用には作られていないのと、当時はそれらはまったく一般的ではなかったようです。
WEが世に出だしたのは八島誠さんがS55年頃これらの紹介と販売を始め手からです。「MJの八島誠コレクション」参照。ラボにしてもサウンドインクにしても素人でしたのでそれらを家庭用として改造できる技術者の指導で徐々に浸透していきました。現在でもなかなかまともに使えているところは少ないようです。まして五味さんのころはまったく一般には知られてもおりませんし、仮に存在は知っていたとしてもそのままでは使えませんので不可能です。当然の帰結としてマッキンかマランツとなるでしょう。300Bは進駐軍の米人が小遣い稼ぎに持ち出して売っていたので決行早くに知られていました。300Aは戦前の2年足らずで生産停止したので知っている人はまれでした。
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