伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ルセロ・テナLucero Tena のカスタネット・・・・当に神業でしょうか?

2017年02月15日 | バロック音楽・オーディオ一般


最近は公私共に忙しく、昨日も病院にて検査今日も午後から先日行った精密検査結果を 聴きに病院まで行きます。

仕事も寒い中の外作業で昨日は仕事先のカプリチョーザで渡り蟹のトマトクリームスパゲティ のランチを頂きます、

先ずは前菜とパン

メインの渡り蟹のトマトクリームスパゲティ

珈琲まで付いて価格は980円お値打ちです。

勿論スパゲティもボーノ!

昨夜仕事先で友人Mさんと一緒でした。何時もの音楽談義も進みMさん曰くカスタネット協奏曲が凄いと・・・

演奏者はルセロ・テナ(ルセロテナ)は、カスタネットの女王と言われ、間違いなく20世紀最大のカスタネット奏者である。

恥ずかしながら筆者は全く無知で、知りませんでした。 言うまでもなくカスタネットは、イベリアの地で非常に古い伝統を持っている。

すでに古代ローマ帝国の時代、今のアラゴン地方に生まれた詩人マルチィアリスは<クルスマタ>つまり金属製のカスタネットを打ち鳴らしながら踊るカディス(スペイン南部の港、あるいはその一帯の名)の娘たちについて歌っている。

その後、中世から近代を通じてカスタネットは、歌と踊りに目のないスペイン人(とりわけ女性)のこよない伴侶となってきた。

今頃ですが「とんでも無い人」を知ってしまいました。LUCERO TENA (ルセロ・テナ)

1938年メキシコ生まれ 御年75歳 の現役フラメンコ・カスタネット奏者でありフラメンコ・ダンサーでもある女性。早速翌日、ルセロ・テナで検索すればわかるが、彼女の名前の付いたカスタネットがあるほどで、クラシック演奏家にも共演者は多くクラシックの演奏においてもレパートリーは広い。

そのリズム感は素晴らしく、フラメンコでも、正統なクラシック音楽でも、聴き手を魅了することは間違いない。

 LFJ2014出演 ルセロ・テナ ビゼー:カルメン (c)ARTE2013

 スペインでは人間国宝なみに尊敬され、マドリードで彼女が出演するコンサートには 必ずといっていいほどスペイン王妃が聴きにお見えになるそうである。

この人のカスタネットは、チェロのパブロ・カザルス、オーボエのハインツ・ホリガー、フルートのマルセル・モイーズなどの演奏家と肩を並べられるものなのだ。

若かりし頃のルセロ・テナ フラメンコの舞踏家としても国内外で公演を行っていたようです。

それにしてもこのお歳での踊りながらのカスタネットもすごいやら・・・あきれるやら・・・・・・・。

 Bailaora flamenca con castañuelas

カスタネットの女王と呼ばれているルセロ・テナ(ルセロテナ)は、クラシック音楽も素晴らしいが、もともとはフラメンコ・バイレ(ダンサー)である。 

メキシコ生まれでスペインに戻り、少女時代にロシア舞踊、スペイン舞踊を習い、あの伝説のフラメンコ・バイレであったカルメン・アマヤの舞踊団に3年半在籍した。

つまり、ルセロ・テナ(ルセロテナ)は、カルメン・アマヤの弟子でもある。

だからフラメンコの踊りも素晴らしい。

Lucero Tena - Madrid 1974

 

驚愕、驚嘆 そして呆れました。あまりに凄過ぎて。 カスタネットの神業。

カスタネットは日本で育った誰しもが、小学校で経験してますね。彼女の演奏は、 我々が知っているモノとは全くの、別物 です。

彼女のカスタネット演奏からは、音階が聴こえるが如く。私の最初の一声が 「有り得ない(絶句)」だった理由 ご覧いただければ、ご理解いただけるかと。

以前にも、フラメンコとフラメンコ・カスタネットは 知ってはいましたが、それは、単に「存在を知っている」だけであった、と気付き己の無知を、思い知らされました・・・

ヘロニモ・ヒメネス1897年発表のスペイン流オペレッタ=サルスエラの名品《ルイス・アロンソの婚礼》は、女王の十八番のひとつ。

かの作曲家ロドリーゴなどは、彼女へ捧げる《カスタネット協奏曲》を書き下ろしたほどだ。

Intermedio. La boda de Luís Alonso. J Gimenez. Lucero Tena

当に音楽って楽しいですね、未だ聴いたことの無い方(筆者だけかも・・・)装置も其れなりの機材でバランスよく聴けばまるで目の前でタップダンスをしながらのカスタネット妙技が見えるようです。現在真空管LUX A3500のパワーアンプと「ho's systemのLS3/5a」のエンクロージャーは絶妙にバランス良く聴こえる。ルセロ・テナが舞台狭しと楽しく踊り、バランスで歌っているようである。

是非聴いて楽しんでください。ブラボー!


貧困オヤジの予備アンプの購入・・・東芝Aurex SC-M15見つける

2017年02月12日 | クラシック音楽・オーディオ

昨日は義兄の親の法要で出かけました。義兄の家には蝋梅が満開でした。

匂いも良く爽やかな天気に恵まれ蝋梅を撮って見ました。

梅の花を見ると春が近づいた感があり、心まで暖かくなる

先日悪友から連絡あり、筆者所有のAurex SC-M15アンプの予備は今の内にヤフオクで部品取り

に一台確保したのが良いよ・・・現在丁度程度の良い物が出ているとの連絡を頂く。このアンプ

は東芝でも売れたアンプなので偶にオークションに登場するようです。早速オークションに参加

します。同程度で2台出ているが最近Aurex のアンプの価格が高値になっている!

このアンプは素直な音がしてお薦めですでもこの機種は意外と数はあるようだがBTLでモノーラル

で使用を進める。Aurex SC-Λ90F、Aurex SC-Λ88は35キロの重さがあります。等かなりの価格

でした。Aurex SC-Λ88は是非欲しいアンプなんですが、製品自体数が少ないのでオークションに

出るのは稀であるようです。それと価格が高額です。

Aurex SC-Λ90Fは接続が金メッキではないのが残念ですが大型メーターもあり

メカニック的なアンプである。筆者のようにSC-M15アンプは定格出力が45W+45Wで、

BTL接続により90Wのモノーラルパワーアンプとしても使用している。

Aurex SC-M15は単独で使用すると低音部パワー不足を感じ良くないが、BTL接続で

モノラル使用で鳴らすとアンプの真価を発揮します。DC構成のパワーアンプである。

超小型パワーアンプのポイントである放熱効果を解決する目的で、いわゆるケース部分

にアルミ合金を一体成型した接合部分のないアルミダイキャスト・モノコックボディを

採用し、両側には羽根型の放熱フィンを一体化している。

このボディのスペースファクターの良さを活かし、大型の電源用電解コンデンサーや

増幅段用のタテ型フィルムコンデンサー、さらに厚さ70ミクロンのプリント基板など

の大型部品の高密度実装を実現している。

SC-M15のペアは、平均的な聴取レベルではまったく不満のないパワー感をもち、

ニュートラルな色付けの少ない音をもっている。音色はイギリス製品のような感じで

どちらかと言えばヨーロッパトーン(イギリス系統)です。

今回ヤフオクで郵送料込で7,000円強でのゲットしたのAurex SC-M15が到着しました。

早速開放しますとメッキ部分は細かいサビがでて随分表面も汚く汚れが凄い!アルコールで丁寧に

拭き取り錆落としで丁寧にサビ落とし(溶剤系の剥離剤)を塗布して丹念に磨き上げる、仕上げに

アルコールでしっかり拭き、かなり時間を使いましたが仕上がりは綺麗になる。

早速弱アルコールで清掃しジャック部分は綿棒等で丁寧に清掃します。特にジャック部分は丁寧に!

暫くして、落ち着いたた頃でで接点回復剤を吹き付け仕上げます。他に良く拭き取り仕上がる、

メインスイッチを灯火し早速試聴してみます。緊張の瞬間です!

但し此のパワーアンプの電源はタップから直接電源を供給することを薦める。

点灯して20分程経過しての音出し、全く異常なく音出し出来ました。これで早速試聴します

詳しくわまかりませんが、意外とシンプルな回路なんでしょうね?

試聴は勿論 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集の第2集をスヴャトスラフ・テオフィーロヴィチ

・リヒテル 其れから、エディット・ピヒト=アクセンフェルト、ワンダ・ランドフスカ等で同じく

平均律クラヴィーア曲集 第2巻 を聴いてみました。甲乙つけがたい演奏でJ.S.バッハ演奏での素

晴らしい音楽に陶酔します。

アンプの清掃も慣れ2時間程でクリーニングしました。此れで7,000円は安い買い物です。

此れで予備アンプが出来安心して音楽を聴く事ができます。

最後に最近入手した、10枚組のレオンハルトの演奏を聴く筆者に取って定番の演奏かな?

レオンハルトの演奏は勿論ピリオド演奏なんですが、高音部が凄く綺羅びやかに聞こえます。

此のパワーアンプの特徴は非常に素直な音がして長時間聴いても疲れないところが気に入って

ます、またA4サイズでコンパクトですので何処でも設置出来る。但し1台で使うとパワー不足

か?色々不満がでる、使用する場合は是非BTL接続でモノーラル使用を薦める

試聴には J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集は良く使います、ブラボー!


J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲全集をピアノ演奏でスヴャトスラフ・リヒテルで聴く

2017年02月09日 | J.S.バッハ制作音楽

現在義母と同居しているが、現在90歳になったがすこぶる元気で過ごしている。

指先を使う事はボケ防止効果もあるようで、最近は折り紙に興味があるようで、義母のお友達と一緒に作品を作っている。題材も近づくもも節句を意図して作品とい言って、折り紙など手先の運動はボケ防止なんだそうです。まだまだ元気でいるようです。

今日は三月飾りのお雛様を作ったようです。着物柄も其れなりになってるようです。早速自慢げに玄関先に飾ったようである。

高年齢になっても元気な事は素晴らしいことだと思いますが、筆者も後10年くらいは生きられると考えて、此の情報であふれる世の中で 音楽愛好家として筆者が残して聴きたい、何度でも聴きたいレコード、及びCDは何枚あるのでろうか。

かなり偏った聴き方をしますが、やはりその中にJ.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集には、第1巻と第2巻と呼ばれる 二つの曲集があります。どちらが好きですか? 私は両方とも大好きです、が第二集が音楽の深さが深い様に感じる。

でも、同じ曲番・調でいくつかの前奏曲やフーガは1巻より2巻のほうが気にいっているとか、また逆に2巻はどうも、 ということもあります。

歴史を調べてみると、第2巻はバッハ自身がそう名づけた曲集ではありません。バッハの娘婿のヨハン・クリストフ・アルトニコルによって名づけられました。

どうして、バッハは第2巻を平均律クラヴィーア曲集を完成してから20年後にあらたに作ったのでしょうか?自然多くの方々が「平均律」という曲集の名称について議論をされています。バッハの「平均律」は「等分平均律」のことではない、と主張される方もおられます。

つまり「(12音)等分平均律」は妥協の産物だという考えです。しかし、自然にはしばしば、とらえ難い面もあります。1927年に発表されたドイツの物理学者ハイゼンベルクの不確定性原理では、原子より小さい粒子の位置と速度は同時に正確に測定することは理論においても不可能である、とされています。位置の測定精度を上げようとすれば速度の測定値が大きな誤差を持つというようなことでしょうか。きっと、将来、どなたかが音楽の音律問題にも新しい理論を見出すことでしょう。

やはり平均律といえばワンダ・ランドフスカ[1879-1959]は、ほぼ絶滅していたチェンバロという古楽器を20世紀に復活させた立役者にして、この楽器の女王です。

彼女がチェンバロで奏でるバッハを聴き、 ショックを受けた有名人にはブゾーニ、トルストイ、チュルリョーニスといった鋭敏な感受性を持つ芸術家も多く、世の中への多大な影響という点で、まさにチェンバロ革命を行なったと申せましょう。しかし大変残念に思うは録音状態は悪く音質もイマイチだあるが、聴き出すと途中で曲を止めることなく、そう少し音質が良ければ?今のテクノロジーでは限界があるのであろうか?等考えてしまう傾向があり、ブツブツ言いながらキリの良いところまで聴き入ってしまう事は名盤であろう・・・。

ランドフスカならではのリズム感の良さとフレージングの斬新な切り方が、超新鮮に響きます。まさに神業と申せましょう。勿論筆者もランドフスカの平均律は大好きでLP、CDでセットで保存し良く聴いています。但しあまりにも録音が古く音質は不満が残る。

確かにピアノ演奏でのバッハを聴くようになった原因はメインにTANNOYの10吋ⅢZのユニットを愛用する様になった事が原因かおしれない。昔から弦楽器の演奏とは抜群の相性と明記されるが、ピアノ音も切れ込みを良く大変美しい響きが堪能できTANNOYの良さを改める事が出来る。しかしながら拙宅で鳴らすTANNOYユニットはHPD295でありアンプとの相性、音楽を選ぶ傾向はありこのユニットを乗りこなすのは大変厳しく感じます。
確かにTANNOY IIILZ in Cabinetに関して思うは長年付き合いは長い10吋のHPD295ではあるがいつになったら此奴の本来の音が聴けるのであろうか?そう様に考えればオーディオ愛好家としては全くの未熟物に感じる次第である。

でも今回は幾らチェンバロ幾ら演奏好きな筆者も色々の演奏者を聴きましたがリヒテルの音はリアルで大変良かった。

この演奏は、ザルツブルグのクレスハイム宮殿で録音されている。そのため、残響がすごいのだが、それが一つの効果となり、天から音が降り注いでくるかのような効果をもたらしている。

基本的にはバッハの音楽、特に鍵盤楽器を聴くのはチェンバロが多かったが、最近ピアノ演奏も安定した音が耳障りよく視聴すれば解るが、ベーゼンドルファーのピアノの音ってこんなに素敵な優しい音だったのか?当に神業なのかも知れないと思う!

 ♪スヴャトスラフ・リヒテル / J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846 - 869

 スヴャトスラフ・テオフィーロヴィチ・リヒテル(Sviatoslav Teofilovich Richter)

(1915年3月20日 - 1997年8月1日)は、 ソビエト連邦のピアニストである。

ドイツ人を父にウクライナで生まれ、主にロシアで活躍した(ただし在留ドイツ人として扱われた)。その卓越した演奏技術から20世紀最大のピアニストと称された。ロシア出身の20世紀を代表する名ピアニスト。ウクライナのジトミール生まれ。モスクワ音楽院でネイガウスに師事。

1945年全ソ音楽コンクールのピアノ部門で1位。第2次大戦後の冷戦下で「幻のピアニスト」として知られた。

 **♪スヴャトスラフ・リヒテル / J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV 870 - 893

 バッハから現代曲まで無尽蔵のレパートリーを誇った文字通りの「ピアノの巨人」。ピリオド楽器などと言いて現在古楽は当時の演奏に近い演奏などとたわけた事を言っているが、リヒテルの演奏を聴くと、解ります。

楽器は此れが良いヤマハは好ましくない等意見はあるでしょうが、彼の演奏を聴けば全て解ります。

間違いなく其処にはバッハの音楽が鳴っているからです。

使用楽器はワルシャワでのドイツ・グラモフォンとの録音セッションでエンジニアを務めたハインツ・ヴィルトハーゲンは、この時使用したピアノについての証言を残している。

スタッフが現地で調達したピアノはタッチにひどくむらのある粗悪な代物で、スタッフは当然リヒテルに拒否されるものと考えた。しかし彼は黙ってピアノの前に座ると、キーの感触を一つ一つ確かめながら、むらなく聴こえるようになるまで練習し、 難のあるピアノを自在に操ったという。

その後彼は1969年にヤマハのピアノに目を止め、愛用するようになった。彼はその理由について「柔軟で感受性が鋭く、特にピアニシモが非常に美しい。私の表現したい心の感度を歌ってくれる」と語っている。

このことはNHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX』(2001年10月2日放送回)でも取り上げられた。

古典から現代音楽まで厖大で、バッハ「平均律」の全曲などの大曲の録音も残している(これがまた大変な名演だ)。その一方で、曲目は独自の視点から厳選し、じっくり自分の中で熟成させて、時が来るのを待つ人だった。

ベートーヴェンもあれほどの名演を残しながら、全曲は録音していない。

リヒテルの演奏はダイナミックで雄渾な情感と緻密にコントロールされた技巧を両立させた稀有なものだった。

とても巨大な手の持ち主であり、12度程度を楽に押せたという。ブラボー!


Oscar Peterson(オスカー・ピーターソン)の『The Sound Of The Trio』

2017年02月07日 | JAZZ・ボサノヴァ

先日黄梅を見つけたのですが、木の高さが高く、近寄って撮りたかったんですが、

レンズを持ち合わせてなく本日、LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.

に接写レンズの組み合わせで撮って見ました。此れが限界かな?

黄梅は匂いはなく、生薬として、花は のむことによって解熱や利尿に用いられるそうです。


2007年に82歳で亡くなった世界的ジャズピアニストのオスカー・ピーターソン氏。

「銀盤の皇帝」と異名をとるテクニックとアドリブを駆使したダイナミックな演奏で知られた氏は

生涯で200枚以上のアルバムを発表し、グラミー賞を8回受賞したジャズ界の功労者だ。

親日家としても知られた氏はピアニストとして活躍した65年間に40回以上日本で公演を行い、

著名な「高松宮殿下記念世界文化賞」も受賞している。

最近の筆者は、クラシック音楽のブログを多く書いているの多くが、趣味として音楽を聴きはじめた頃、

元々は、ジャズ・ボサノヴァを聴いていた。いまでもジャズ・ボサノヴァには親しみがあって、よく聴く。

夜も更けた・仕事帰りの車の中、ジャズピアノを聴いているときは、自由な魂が解き放たれ、

音楽の泉で癒されるみたいで、個人的なリラックスの時間となっている。

ジャズを聴き始めた頃から今に至るまで、結構な頻度でずっと聴いているジャズ・ピアニストが二人いる。

筆者が40年前良く通ったJAZZ喫茶の装置がスピーカーにJBL LE8T アンプはラックスの38F

今でも欲しい、タンテーブルにガラード301(アイドラードライブが良い)

勿論ピックアップはオルトフォンGの音に高揚し何時かは欲しいと思ってました。

今考えても今、此の様なシステムは今でも、メンテナンス次第では十分通用する機材です。

徐々に音楽の方向性と音の方向性を違って今はヨーロッパの音を聴くことが多くなったようです。

JAZZピアノの演奏も大好きで気分に合わせ、良く聴いています。

好きなピアニストというと他にもいるが、ずっと聴いているピアニストは二人しかいない。

オスカー・ピーターソンとビル・エヴァンスである。

 

筆者はオスカー・ピーターソンが、テクニックの高いジャズ・ピアニストという点では、その筆頭に上がる。

時代が時代ならクラシック音楽でも通用すると言われたピアニストで、超絶技巧的な高度なテクニックが特徴で、

10本の指をテキパキと動かし、豊富な手数で、グイグイと曲を進めていく。

カナダ出身ということもあるのか、 アーシーなうねりというか、ニューオーリンズ発祥のジャズらしい黒さは少ないが、

親しみの持てるノリの良さで、 恐ろしく速いパッセージでも破たんのないテクニックが披露される。

カラッと晴れた空のように陽気で、力強く、ダイナミックな演奏を聴かせるジャズ・ピアニストだ。

まるでジムランの音に匹敵するかのようです。まるでシャワータイム的で聴いた後のサッパリ感が実に爽やかです。

一般的にオスカー・ピーターソンのことを評価しない人からよく言われるのは、「どれを聴いても同じ」ということだ。

確かにアドリブはワンパターンなようにも感じる。得意の「型」みたいなものがあって、

「そうくるか!」という意外性はあまりない。

しかしその「型」は、不快なものではなく、特有のアドリブが出ると、一般的に筆者は「出たか!」と思う。

圧倒的なドライブ感がある。 「どれを聴いても同じ」というのは、良い意味もあって、

どのアルバムを聴いても失敗がないということでもある。

今も大切に保管しているLPレコードです・・・・・

Oscar Peterson(オスカー・ピーターソン)の、

有名なライブ音源に「The London House Sessions」というのがある。

このライブ音源から4枚のライブ盤がリリースされているが 『The Sound Of The Trio』、

実は、僕が今まで一番愛聴してきたライブ盤は『The Sound Of The Trio』になる。

ジャズの紹介本や評論では、圧倒的に『The Trio』がイチ押し。

筆者が多くターンテーブルに乗ったのは『The Sound Of The Trio』の方である。

「ピアノ・トリオの代表的名盤」の中に挙げておきたい。

 

Oscar Peterson - The Sound Of The Trio .1961 . ( Full Album)

 

さて、このライブ盤に収録された曲を列挙すると以下の通りになる。

1. Tricrotism

2. On Green Dolphin Street

3. Thags' Dance

4. Ill Wind

5. Kadota's Blues

此れはCD盤でありますが

1曲目の「Tricrotism」と5曲目の「Kadota's Blues」はブルース。

ピーターソンの超絶技巧なブルース・インプロビゼーションが凄まじい。

ピーターソンは唸りを上げてインプロビゼーションを展開しているが、その「唸り」が耳触りでは無いのが面白い。

例えば、同じ「唸り」でも、キース・ジャレットの唸りとは違い、ピーターソンの「唸り」はキーが合っていて、

歌うような「唸り」なので気にならない。さすが歌手として一流の実力の持ち主のピーターソンである。

逆にキースはキーが合ってないからなあ(笑)。

 

この1曲目の「Tricrotism」と5曲目の「Kadota's Blues」のブルース演奏では、

ベースのレイ・ブラインの、 これまた超絶技巧なジャズ・ベースの至芸が堪能出来る。

3曲目の「Thags' Dance」では、ドラムのエド・シグペンの、

これまた超絶技巧なジャズ・ドラムの至芸が堪能出来る。 こちらの方は程良い長さで良い感じ。

聴衆もソロが終わった後は拍手喝采。実に趣味の良い実力派ドラミングである。

筆者はがこのライブ盤の2曲目の「On Green Dolphin Street」は、ピアノの鍵盤を広く、

スケール大きく使った展開は、 ピーターソンならではのもの。

強弱併 せ持って、超絶技巧なテクニックをひけらかすこと無く、

自然に展開していくインプロビゼーションは素晴らしい、の一言。

実に玄人好みのバラード展開を表現してみせる。 この展開は、ピーターソンにしか出来 ない展開だろう。

圧倒的なテクニックを保有していないと、これだけ音数の多い、

しかも、耳触りで無いインプロビゼーションは不可能だ。

仕事帰りの車の中での『The Sound Of The Trio』気分爽快にさせてくれます。


ケネス・ギルバートKenneth Gilbertのチェンバロ演奏で・・・・・・

2017年02月06日 | バロック音楽・オーディオ一般

朝から仕事で現場に行き、午後から自宅でゆっくり自宅でのPC作業。

庭の桜の木に毎年ヒヨドリが餌を啄みに来ます。

メジロも来ますが、ヒヨドリが圧倒的に多いようです。

LUMIX G VARIO 45-200mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.を装着して撮って見ました。

現在の望遠も今月新しい機種に変更されるもようで、

この際 1本で幅広いシーンをカバーできる、

90mm-400mmLUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.

の購入を検討しないといけない時期に成ったようです。

因みに300mm新機種に変更する模様です。

なかなか可愛いものです、 昼からははゆっくり熱い淹れたての珈琲を楽しんでます。

最近の筆者は実にクラブサンの曲が特に多く聴いていることがわかりますが、

特にケネス・ギルバート(Kenneth Gilbert, 1931年12月16日 - )の演奏で

平均律クラヴィーア曲集全曲第2集、

 

J. S. Bach - Prelude and Fugue n.2 in C Minor BWV 871 (WTC II)

 

フーガの技法、

 

The art of Fugue BWV1080 - Kenneth Gilbert

 

平均律クラヴィーア曲集全曲第2集は今まで余り聴かなかったようですが、最近この曲を良く聴きます。

此の曲は練習曲としての性格が強かった第1巻に比べ、より音楽性に富んだ作品が多くなっており、

前奏曲にはソナタに類似した形式のものも見られる。

フーガにおいても対位法の冴えを見せ、二重対位法を駆使したは反行フーガ(変ロ短調 BWV891)などは

フーガの技法に勝るとも劣らない高密度な作品である。

 

カナダ出身のチェンバロ奏者・音楽教師。ケベック州モントリオール生まれ。

今日は大好きなケネス・ギルバートのチェンバロによる演奏を聴いて、考えを改めさせられました。

でもなぜか? もちろん卓越した演奏の技量は、言うまでもありませんが、

もう一つの大きな理由は調弦にありました。

通常の音より全音下げた調弦、

ヴェルサイユピッチ(現在の標準ピッチがA=440Hzに対して、これはA=392Hz)であるため、

高い硬質な音は抑えめになり、その分ゆったりとした深い響きが聞こえてきたからです。

彼は先日ピアソラが師事した、ナディア・ブーランジェに音楽理論を学び、

グスタフ・レオンハルトにチェンバロ奏法の薫陶を受けています。

チェンバロの演奏は、一曲聞けば疲れてもういいかと思ったのですが、

彼の演奏は平均律全曲をずっと流して聴いていたい気がします。

 

Bach - The Well-Tempered Clavier

 

ひたむきに古楽器演奏に献身しているケネス・ギルバートの名演。

筆者も昔から馴染みのあるアルヒーフ・レーベルに録音されたバッハの作品集は、

曲によっては独特な調律やヴェルサイユ・ピッチなど、 彼の研究結果が反映された演奏で、

他の演奏者にはないものです。 又『フーガの技法』では、

バッハはこの曲の作曲中に死んだとされていますが、

実はこの曲は一度完成されていたことが最近の研究で明らかになっており、

ここではその初稿による演奏で、チェンバロでも演奏可能なことを実証しています。

筆者は『フーガの技法』はチェンバロの演奏が一番だと思います。