伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

J.S.バッハのオーボエ曲をHelmut Winschermannで聴く。

2017年02月26日 | バロック音楽・オーディオ一般

KEFQ300購入して小編成の曲を楽しみに、今日は

ヘルムート・ヴィンシャーマン(Helmut Winschermann, 1920年3月22日 - )は、ドイツのオーボエ奏者・指揮者・教育者。

ミュールハイム・アン・デア・ルールの生まれ。

エッセンとパリでオーボエを学び、幾つかのオーケストラを歴任した後、

ドイツ・バッハ・ゾリステンのオーボエソロイスト・指揮者として1960年代からバッハを始めとするバロック音楽の普及に努める。

バッハゾリスデン結成以前にバロック・オーボエも演奏した彼は、

ドイツで最初のバロック・オーボエによるレコード録音を行っている。

今回はチェンバロ協奏曲は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したチェンバロ協奏曲。

1台用から4台用まであり、1台用は8曲(うち1曲は断片)、2台用3曲、3台用2曲、4台用1曲の計14曲がある。

その中からヘルムート・ヴィンシャーマンがオーボエ演奏を行った曲を選んでみました。

実は筆者が最初に先輩からの影響でJ.S.バッハのレコードを聴いたのが

ヘルムート・ヴィンシャーマンのオーボエ曲でした。

今回のスピーカーの交換で此の程度のアンサンブルなら良く鳴るのだろうと思いの紹介である。

Aurex SC-M15/SC-M15KのBTL接続でKEFQ300(165mm改良型Uni-Qドライバーを搭載)を鳴らす

ソフトはMac用の音楽再生ソフトAudirvana PlusでCDを聴く実に良いバランスで鳴る。

KEFからこの様なインシュレーターが販売されているようですが如何なものでしょう?

J.S.バッハのBrandenburgische Konzerte程度のアンサンブルを聴くことが多い筆者には

此の程度の装置で十分です。

今回はオーボエ演奏を楽しみます、

参考文献は筆者の持っている白水社のバッハ叢書から引用しました。

 

チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調の原曲は、消失したヴァイオリン協奏曲、

あるいはオーボエかフルートのための協奏曲であると考えられている。

第1楽章はカンタータ第169番『神ひとりわが心を占めたまわん』のシンフォニアを移調したもので、

第2楽章は同じカンタータのアリアを転用し、

第3楽章はカンタータ第49番『われは生きて汝をこがれ求む』に転用された。

前曲の第1番に匹敵するほどの規模を誇っているが、

ここではチェンバロと弦楽の絡み合いが特色となっている。

1738年から1739年頃にかけて作曲されたと考えられている。

構成は3楽章からなり、演奏時間は約18分。

BWV1053 協奏曲 ホ長調 ヴァイオリン協奏曲 /または オーボエ協奏曲 ヘ長調 原曲は紛失

 

チェンバロ協奏曲第4番 イ長調の原曲は、消失したオーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調か、

ヴァイオリン協奏曲 ハ長調であったとされているが、

近年では前者が原曲であったとする説が有力となっている。

近代的で爽やかさをもった作品である。

1738年から1742年頃にかけて作曲されたと考えられている。

構成は3楽章からなり、演奏時間は約13分

 

原曲はBWV1055R Johann Sebastian Bach: Concertos For Oboe & Oboe D'Amore

 

チェンバロ協奏曲第8番は、1726年以降に作曲されたと考えられており、

原曲は消失したオーボエ協奏曲である。 現在は断片のみが残されているが、

カンタータ第35番『霊と魂は驚き惑う』から復元が可能である。

なお演奏する際は、第1楽章は第1部のシンフォニア、

第3楽章は第2部のシンフォニアから転用して演奏するのが一般的で、

独奏チェンバロと弦合奏の他に、オーボエが加わる。

トン・コープマンによる校訂版が存在する

(ただしチェンバロではなくオルガンによる演奏である。レーベルはエラート)。

BWV1059 協奏曲 ニ短調 オーボエ協奏曲 断片のみ。

 

BWV1059aとして復元された 2台のチェンバロのための協奏曲

2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調は、

散逸したオーボエとヴァイオリンのための協奏曲が原曲だと思われるが、

その曲がバッハの作かどうかは分かっていない。

作曲地:ライプツィヒ、作曲年代:1736年、演奏時間:約15分

BWV1060 協奏曲 ハ短調 オーボエ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ短調

 

原曲はBWV1060Rとして復元された J.S.Bach. Concerto pour hautbois, violon et cordes en ré mineur( BWV 1060).

 

こうしてチェンバロ協奏曲をヘルムート・ヴィンシャーマンで楽しんで見ますと、

明るくテンポもよく実にスッキリした演奏が際立ちます。

現在97歳になるヘルムート・ヴィンシャーマンさんの演奏を聴いてオーボエ音と重なるのが

高い山の頂上でスッキリした気分に聴こえます。

KEFQ300(白)の奏でる音が丁度いい感じで鳴ってます。

それと筆者も大好きなAlbinoniのオーボエもアップします。

 

Albinoni / Helmut Winschermann, 1965: Oboe Concerto in C major, Op. 9, No. 4

 

此のAlbinoniなんか凄く良いんです、

昔筆者はオーボエと言えばHeinz Holligerが多く上野の小ホールなどで 生も聴きましたが、

ヘルムート・ヴィンシャーマンは格が違うんですかね?

50年前に聴いたバッハのオーボエ・ダモーレ協奏曲を思い出します。

一回り大きくしたKEFQ300が頼もしく見える。アンサンブル程度は十分真価を発揮します。