よっちゃんのおててつないで

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2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

サタデーウォーク「穴観音探索」(福岡市南区)

2022-12-12 18:30:46 | ふくおかウォーキング協会

12/10(土)ふくおかウォーキング協会サタデーウォークは、「穴観音探索」でした。

福岡県福岡市南区にある曹洞宗の寺、穴観音(興宗寺)。正式名は興宗禅寺(こうそうぜんじ)で、福岡城築城の際、黒田長政が石垣に古墳の石を使ってしまったので、

古墳の霊を供養するために拝殿を建てたのが寺の始まり。拝殿の後ろにある石窟に観音像が刻まれることから穴観音と通称されています。

穴観音が刻まれるのは、古墳時代後期(6世紀)の円墳(推定直径20m)の寺塚穴観音古墳。
横穴式石室に阿弥陀如来を中央に、観自在菩薩、勢至菩薩の阿弥陀三尊と仁王が浮彫で刻まれていることから「穴観音」と通称されています。
江戸時代の本草学者・儒学者、貝原益軒(かいばらえきけん=福岡藩医官貝原寛斎の四男)編纂の『筑前国続風土記』によると、穴観音には中心に阿弥陀如来、左右に観音、勢至菩薩が刻まれ、国中には石窟は多いがこれほど大きなものはないので俗に穴観音と呼ぶようになったと解説されています。

福岡藩士で勤皇家、明治維新後は自由民権運動家(政治結社「矯志社」を結成)になった武部小四郎(たけべこしろう)は、明治10年3月19日、この穴の中で西南戦争への加担を謀議、慎重派でしたが西郷呼応軍福岡党を編成して福岡城を攻撃(福岡の変)、捕縛されて処刑されています。

穴観音(興宗寺)のある寺塚一帯にはかつて数多くの古墳と石室があったとされていますが、福岡城築城の際、石を運び出すために壊されたと伝えられています。
そうした歴史を背景に、石室の奥は、福岡城に通じ、福岡城の抜け穴だという伝承があります。

また、赤穂四十七義士は東京高輪泉岳寺に祭られ供養されていますが、昭和10年(西暦1935年)篤志家木原善太郎氏(当時六本松在住)が私財を投じ、泉岳寺と同宗である興宗寺境内に

赤穂義士の墳墓を模して、配列はおろか地形から玉垣まで泉岳寺のものと同形式の墓を建立されました。12/14泉岳寺で行われる「義士祭」がここ興宗寺でも行われています。

残念ながら今年はコロナの影響で中止になります。

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集合場所は、西鉄高宮駅。参加者は、33人。

コースは、高宮駅~高宮八幡宮~野間大池~穴観音(興宗寺)~鴻巣山登山口~西鉄平尾駅ゴールの約10km。

 

9:30 スタート。 高宮駅では、来週の餅つき大会が告示されていました。福岡の餅は、「丸餅」です。

先ずは。高宮八幡宮へ。

高宮八幡宮は、天智天皇(西暦655~661)の御代に磐瀬(いわせ)の行宮(あんぐう・天皇の行幸の時の仮のお住まい)に居られた時に、神功皇后の縁の地として此処に神様を

お祀りになったのが始まりとされています。
建久年間(1190年ごろ)原田氏 (糸島郡の高祖城主) の時、当神社を高宮の宮の尾に移し、高宮、平尾、野間の三村の氏神、那珂郡の惣鎮守神としたとされています。
本殿は藩主黒田忠之公が、一の鳥居は黒田長政公がそれぞれ寄進されたもので、拝殿は家老の加藤司書の寄進とのことです。(福岡のかみさまより引用)

 

古くより高神様(位の高い神様)が降りてこられた地として、高貴な神社という意味の「高宮」を社と呼ぶようになりました。

のちに村名となって、現在まで「高宮」という地名が残っています。今では、福岡市内の高級住宅地として知られています。

 

高宮八幡宮辺りは、高台になっており、頂上付近では市内が見渡せます。

 

 

野間大池公園に着きました。野間大池は、レンコン堀りと大雨時の洪水で有名でしたが、数年を掛けた整備により、桜をはじめ、四季折々の草花を楽しめる美しい公園として生まれ

変わっています。ツクシオオガヤツリや、カモ、サギなどの水鳥、コイなどを見ることもできます。

 

  

グラウンドでは、少年のサッカー大会が行われていました。何年か後にこの中から日本代表が生まれるかな?

 

今日のメインの「穴観音」(興宗禅寺)です。

  

12/14の義士祭も近いので、境内にある義士四十七士のお墓見学かな?と思いましたが、スルーしました。

 

興宗寺から鴻巣山に向かいます。鴻巣山登山口で休憩。

鴻巣山は、中央区と南区の境界付近にあたる標高100mの丘陵地です。まだ私は登ったことがありませんのでいつか登ってみたいと思います。100mでしたら物足らないかな???

  

コースは、小笹、平和を通り、ゴールの西鉄平尾駅へ。

11:52 平尾駅にゴール。

 

追伸:帰りに姪浜駅近くのうどん屋さんに立ち寄りました。

うどん屋さんにしては、珍しい「水餃子」をいただきました。