12/14 湯の川温泉宿の朝食を終え、ロビーに行くと窓から津軽海峡が見えます。
中央の少しぼんやりした所が下北半島です。
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8:00 函館朝市に向かいます。
見えてきたのは、「青函連絡船記念摩周丸」、1988年(昭和63)3/13青函連絡船最後の日まで運行していた摩周丸を実際の乗り場であった旧函館第2岸壁に係留・保存・公開されています。
現在の青函連絡船フェリーは、ここより少し離れたところにあります。今は、青森~函館間を約5時間で運行するそうです。
そういえば、2016年(平成28)青森のウォーキング大会に参加した時、青森の会場が八甲田丸でした。(写真は平成28年のものです)
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函館朝市は、戦後間もない1945年(昭和20年)、函館前で農家が野菜の立ち売りをしたのが始まりです。現在は、250店舗、年間来場者数150万人、年間売上高130億円だそうです。
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歩いていると、何か釜山のチャガルチ市場に雰囲気が似ています。チャガルチ市場も店頭で蟹を選び中で調理してくれます。
お正月に向け、海産物も欲しいですが、値段がちょっと高めです。庶民には、手が出ません。
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函館朝市から、五稜郭タワーへ。五稜郭は、戊辰戦争のいわゆる箱館戦争の中心となった西洋式の城郭です。
五稜郭という名前がついたように,稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角があり,星形の五角形となっています。この上には土塁が造られ,また石垣も積まれ,五角形となる土塁と石垣の周りには,
水堀があります。さらに,この星形の土塁の南西側には,半月堡(はんげつほ)または馬出塁と呼ばれる三角形状の土塁があり,その周りもまた水堀となっています。
五稜郭のような珍しい形は,約500年前の16世紀頃のヨーロッパで考えられ,その後,ヨーロッパの各地に造られた「城塞都市(じょうさいとし)」をヒントにしたものです。そこから,
この形を「西洋式土塁」と言っています。また,このような形の五稜郭は,日本では, 函館市の五稜郭と長野県佐久(さく)市の龍岡城の2か所だけとなっています。(函館市HPより)
五稜郭の歴史 | 函館・五稜郭タワー | 公式ウェブサイト - Goryokaku Tower
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1階に下りてみると、当時使われた大砲が展示されています。
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五稜郭から七飯(ななえ)町「道の駅なないろ・ななえ」に向かいます。七飯町(ななえちょう)とは、読みにくい地名ですね。
1879年(明治12年)七重村と飯田村が合併して出来た地名です。
「道の駅なないろ・ななえ」に到着します。今までの旅で雪ばっかり見ていましたが、ここは、北海道内でも温暖な地方で雪が少ないです。
道の駅内に入るとトイレが綺麗です。道の駅ランキングでは北海道内で第1位、全国でも第4位だそうです。
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七飯町(ななえちょう)は、日本で初めて西洋りんごが栽培(さいばい)された場所です。
道の駅なないろ・ななえにあるモニュメントには、1869年にR・ガルトネルというドイツ人が、この地で西洋りんごの栽培(さいばい)を始めたことが記(しる)されています。
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道の駅の先には、男爵イモのモニュメントがあり、横にはDannsyaku Lounge」があります。
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川田龍吉は江戸時代の終わり、1856年に北海道とは縁もゆかりもない土佐郷士の家に生まれました。
青年期には造船技術を学ぶためにスコットランド・グラスゴーへ留学。
帰国後は学んだ技術を生かして横浜ドックの初代社長に就任、明治期の日本造船工業に貢献しました。
40歳の時には日銀総裁を務めた父・小一郎が爵位「男爵」を授与されますが翌年に急死。長男の龍吉が男爵を受け継ぎます。
その後、渋沢栄一より経営が傾いていた函館ドックの再建を託され、いよいよ北海道の地へと移り住みました。
龍吉は専務取締役として会社の再建に奮闘、同時にかねてから興味があった農業を本格的に始めます。
留学先のスコットランドで先進の農業技術を目の当たりにし、日本との差を痛感した龍吉は、積極的に海外の技術を取り入れました。
その際、特に進んで栽培したじゃがいもが後の「男爵いも」となります。
また、男爵という高い地位にも関わらず、農場では積極的に農民と交わろうとした姿勢も後世に伝わっています。
函館ドックの経営も軌道に乗り勇退した龍吉は、晩年まで北海道農業の近代化に努めました。
92歳の時にはトラピスト修道院で洗礼を受けカトリック教徒となり、3年後にその生涯を終えます。(男爵倶楽部より引用)
今まで何気なく食べていた「男爵イモ」、男爵って誰だろうと思ってましたが、やっとわかりました。
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大沼国定公園に来ました。
大沼国定公園は渡島半島の中央部、七飯町、鹿部町、森町の3町にまたがって広がる、面積およそ9,000haの自然公園です。
公園区域は、活火山である駒ヶ岳(1,131m)と、その山麓に点在する大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の大沼三湖に代表される湖沼群の地域で、山と水の変化に富んだ景観を一体的に
含んでいます。
公園の中心である南大沼地区は、道南の玄関口である函館市の中心部から北へ20km程のところにあります。(北海道HPより)
記念写真を撮りますが、バックに駒ケ岳が見えません。
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大沼は、少し氷が張りだしました。最高は、厚さが40~50cmぐらいになるそうです。
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さきいかが売られていました。試食するとおいしいです。お酒のお供に一袋買いました。@1500です。
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昼食は、大沼プリンスホテルのハンバーグランチです。
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窓側の席に座り、じっと駒ケ岳の方を見ていると、駒ケ岳の槍が峯が見えてきました。
大沼国定公園には、
「千の風になって」
誕生の地だそうです。
新井満さんは、友人の勧めで大沼公園に別荘を購入、夏・秋には家族で大沼を訪れ、大沼は静かだから気に入っている「大沼の森の中を自由自在に吹き渡る風を思い出して
作者不詳の英詩『A THOUSAND WINDS』を作詞作曲の新井満氏が日本語訳し曲をつけたもの。
新井氏は平成15年(2003) に写真詩集『千の風になって』を発表し、自らが歌った同名のCDを発表したのがこの曲の世に出た最初で、その後数人の歌手が カバー曲として歌った。
特に平成18年(2006) のNHK紅白歌合戦で秋川雅史氏が歌ったことで俄然注目され、CDの売り上げは100万枚を超えたといわれています。
新井満 千の風になって Bing 動画
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大沼から約30分で洞爺湖サイロ展望台へ
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段々と視界が良くなってきました。
今日の宿は、洞爺湖温泉です。
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(つづく)