豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成(岡田准一)は、天下取りの野望に燃える徳川家康(役所広司)と対立を深めていく
そして1600年10月21日、長きにわたった戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついたと言われている
有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか? を紐解く作品です
それも合戦シーンを我が町「富士見町」で撮影されているので期待大で観に行かせて頂きました
正義感に溢れるが、不器用な石田三成からの目線で作品化したのは新しいと思う。そして天下の為なら徴略、裏切りなんでもござれの
徳川家康この二人を両極におき物語は展開していく。司馬遼太郎は家康が嫌いなのか?と思わせるほどの家康の悪者感が凄く出ています。
それを家康役の役所広司がさらに引き立てる。難しい言葉が多く、かつ捲し立て、さらに訛るという聞きづらさ(正直聞き取れない所も)
ですが、それが講じて臨場感を出しているのでは無いでしょうか? 関ヶ原の戦いはたったの6時間で決着がついたといわれます。
そこに至るまでの駆け引きなどがうまく描かれていると思います。この物語の第二の主要人物は西側と東側の忍者たちであり、家康と三成の
情報合戦に一役も二役もかっている。途中、同じ忍が誰に使えているのか分からなくなったりも・・・なんにせよ、とても良い歴史映画で
あり、歴史、日本史好きにはたまらないでしょうね。日本の未来を決定付けた関ヶ原、その一つの解釈をした作品でした。
昨年の真田丸とリンクさせながら見るとある程度の流れは
理解出来るのでは無いでしょうか? どちらにしても歴史好きの作品ですね ☆☆☆