国民に節電努力を勧めるその一方で
オール電化を推進してやまない電力会社のその姿勢は
とても不可解
太陽電池が生み出した電気を買い取ることに抵抗し
最小限の譲歩をしてきたのだったが
昨今の趨勢の変化により
買い取り単価を倍増させることに同意せざるを得なくなったことから
その費用負担を受益者全体に転嫁するようにさえなったほど
これは一体
何を意味することだったのだろうか ?
きれいな電気をほんとうに有効利用することができているのなら
そのエネルギーは
それだけで優れた経営資産となっていなければならない
等価交換が成り立つ取引では
損失が発生することはない
現在の仕組みでは
買い取り単価を引き上げたコストアップ分を
受益者全体が引き受けることでかろうじて成り立たせる
という構造になっている
不合理なシステムは
不可解な結末を引き寄せるもの
励磁電流を地下へと全量捨て去る方式の高圧送電という仕組みでは
末端の配電系統で
100ボルトにまで大きく減圧しなければ
電気エネルギーとして使うことはできない
最終的な変圧を行っている装置では
6600ボルトの電圧を励磁電流とし
そこから
100乃至200ボルトの誘導電流を発生させている
60ヘルツの地域ならこの励磁電流は7700ボルトになっている
太陽電池が生み出したきれいな電流は
100ボルト近辺にまで調整された電圧となっているのだが
電力会社がその余剰分を有効利用するためには
66倍から77倍もある電圧の壁を
乗り越えていくだけの電圧が
太陽電池が生んだきれいな電流に加えられていなければならない
だが
トランスにはそのような機能はまったく付いていないのだ
誘導電流を生み出す二次側のコイルに逆流する電流が発生するとき
一次側コイルを流れる励磁電流には
逆向きに流れようとする逆起電力が誘導されることになる
相互誘導で混触が発生すると
そこでエネルギーの解放現象が生じ
スパークによる放電が起きるのだ
これを避けるために
トランスには中性点接地という仕組みが設けられている
太陽電池が生んだきれいな電流は
最終的に中性線を伝わって地下へと落ちるようになっている
安全を確保する目的で
安定供給を阻害する要因を
悉く
系外へと逃がさなければならない事情というものが
電力会社の側にあったからであった
交流送電に太陽電池を加えることは
木に竹を接ぐ行為
この措置をとることによって
大気中の二酸化炭素濃度を減らす効果は微塵も得られない
これまでの温暖化対策に実効がまったくなかったのは
当然の帰結であった
停止している電流は
もはや
電流ではない
止まっている電気からエネルギーを取り出すことはできない
放電には電流という形が伴う
電流損失の少ない媒質を用いるのなら
電気抵抗の低いものを選ばなければならない
銅線が用いられているのはその結果であった
媒質が大気となっている時に発生するのが
雷鳴を伴った空中放電である
冬の乾いた季節によくみられる静電気は
絶縁されている導体に溜まって逃げ場を失った電荷が高圧になり
指先などの尖端部から伝わって電流となったものが
人体に強い電撃を与えることで引き起こされた自然現象
送電することを前提として成り立っている既存のインフラでは
電流の状態を常に維持していなければならない
需要がなくても発電しているのは
発電機と送電システムの連携の在り方に原因を有すること
その対策として
低廉な深夜電力料金制度が設けられるようになったのだった
捨てている電流から少しでも誘導電流を生み出すことができていれば
その分だけ
電力会社には現金収入を増やす機会がやってくる
変電設備毎に励磁電流を地下へと逃がすことになっているため
地球は大量の電気を常時吸いこまされている
励磁電流を捨て去っても
ほぼ等量の誘導電流が発生するようになっているため
損失が生じることにはならない
電磁誘導とは
電気を磁気に換えることによって
磁気から再び電気を取り出すことを可能にする仕組みのことなのだ
励磁電流そのものが磁場変化の原因となり
その結果として誘導電流が二次側のコイルに発生するようになっている
そのためには電位差の存在が不可欠であり
最大の電位差を設けるためにゼロボルトの電位が利用されている
励磁電流は悉くこのゼロボルトの大地へと落ちてゆく
そうしなければ定格電流を誘導することができないからである
消費者が電気製品のスイッチを切ると
誘導電流により形成されていた磁場が消えることとなり
その磁場変化が
逆向きに流れようとする電流を
その場所に改めて誘導するようになる
中性線はこの望ましからざる誘導効果を
安全裡に制御するための措置である
太陽電池が生み出した余剰の電力は
このレンツの法則と呼ばれる逆起電力と同じ効果をトランスに与える
太陽電池をどんなに普及させたとしても
交流送電に接続している限り
環境効果を引き出すことはできない
無駄な投資となるだけでなく
一般の受益者全体に損失を押し付けることとなる
二酸化炭素と電気代だけが徒に増加し
電力会社と太陽電池の供給者が利益を享受する
太陽電池を普及させるための公の助成金が増えれば
国の財政状態を悪化させるのみならず
一般の受益者が蒙る費用負担もまた増加することになっている
実にキッカイなことが起きているということなのだ
知識は有効に使うためにこそある
正しい理解はよい認識を生み
優れた認識は損失を減らして財政を健全化させるよい結果を残す
現状はこの正反対の経過を辿っており
その状態のもつ意味に文明は一向に気付こうとしない
答えが用意されている設問をどんなに早く解くことができたとしても
問題そのものに隠された事実がある場合
有効解を導きだすことはできない
テキストがなければ判断することさえできなくなってしまったのは
教科書を主体とするクイズ形式の「学問」を訓練するための場に
教育が変容してしまったことによる
知の劣化が止まらない温暖化を生み出したのだ
要素を抽出し
要因を分析すれば
構造を視覚化することが可能になる
隠された真相を追及する知の旅は
推理小説を読むよりも遥かに面白い
知は本来格闘技なのだ
秘められた真実を手探りで見出すための
自然法則との戦いに似ている
犯人を追い詰めていくプロセスが
これから
ようやく
はじまる![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/car2_pat.gif)
オール電化を推進してやまない電力会社のその姿勢は
とても不可解
太陽電池が生み出した電気を買い取ることに抵抗し
最小限の譲歩をしてきたのだったが
昨今の趨勢の変化により
買い取り単価を倍増させることに同意せざるを得なくなったことから
その費用負担を受益者全体に転嫁するようにさえなったほど
これは一体
何を意味することだったのだろうか ?
きれいな電気をほんとうに有効利用することができているのなら
そのエネルギーは
それだけで優れた経営資産となっていなければならない
等価交換が成り立つ取引では
損失が発生することはない
現在の仕組みでは
買い取り単価を引き上げたコストアップ分を
受益者全体が引き受けることでかろうじて成り立たせる
という構造になっている
不合理なシステムは
不可解な結末を引き寄せるもの
励磁電流を地下へと全量捨て去る方式の高圧送電という仕組みでは
末端の配電系統で
100ボルトにまで大きく減圧しなければ
電気エネルギーとして使うことはできない
最終的な変圧を行っている装置では
6600ボルトの電圧を励磁電流とし
そこから
100乃至200ボルトの誘導電流を発生させている
60ヘルツの地域ならこの励磁電流は7700ボルトになっている
太陽電池が生み出したきれいな電流は
100ボルト近辺にまで調整された電圧となっているのだが
電力会社がその余剰分を有効利用するためには
66倍から77倍もある電圧の壁を
乗り越えていくだけの電圧が
太陽電池が生んだきれいな電流に加えられていなければならない
だが
トランスにはそのような機能はまったく付いていないのだ
誘導電流を生み出す二次側のコイルに逆流する電流が発生するとき
一次側コイルを流れる励磁電流には
逆向きに流れようとする逆起電力が誘導されることになる
相互誘導で混触が発生すると
そこでエネルギーの解放現象が生じ
スパークによる放電が起きるのだ
これを避けるために
トランスには中性点接地という仕組みが設けられている
太陽電池が生んだきれいな電流は
最終的に中性線を伝わって地下へと落ちるようになっている
安全を確保する目的で
安定供給を阻害する要因を
悉く
系外へと逃がさなければならない事情というものが
電力会社の側にあったからであった
交流送電に太陽電池を加えることは
木に竹を接ぐ行為
この措置をとることによって
大気中の二酸化炭素濃度を減らす効果は微塵も得られない
これまでの温暖化対策に実効がまったくなかったのは
当然の帰結であった
停止している電流は
もはや
電流ではない
止まっている電気からエネルギーを取り出すことはできない
放電には電流という形が伴う
電流損失の少ない媒質を用いるのなら
電気抵抗の低いものを選ばなければならない
銅線が用いられているのはその結果であった
媒質が大気となっている時に発生するのが
雷鳴を伴った空中放電である
冬の乾いた季節によくみられる静電気は
絶縁されている導体に溜まって逃げ場を失った電荷が高圧になり
指先などの尖端部から伝わって電流となったものが
人体に強い電撃を与えることで引き起こされた自然現象
送電することを前提として成り立っている既存のインフラでは
電流の状態を常に維持していなければならない
需要がなくても発電しているのは
発電機と送電システムの連携の在り方に原因を有すること
その対策として
低廉な深夜電力料金制度が設けられるようになったのだった
捨てている電流から少しでも誘導電流を生み出すことができていれば
その分だけ
電力会社には現金収入を増やす機会がやってくる
変電設備毎に励磁電流を地下へと逃がすことになっているため
地球は大量の電気を常時吸いこまされている
励磁電流を捨て去っても
ほぼ等量の誘導電流が発生するようになっているため
損失が生じることにはならない
電磁誘導とは
電気を磁気に換えることによって
磁気から再び電気を取り出すことを可能にする仕組みのことなのだ
励磁電流そのものが磁場変化の原因となり
その結果として誘導電流が二次側のコイルに発生するようになっている
そのためには電位差の存在が不可欠であり
最大の電位差を設けるためにゼロボルトの電位が利用されている
励磁電流は悉くこのゼロボルトの大地へと落ちてゆく
そうしなければ定格電流を誘導することができないからである
消費者が電気製品のスイッチを切ると
誘導電流により形成されていた磁場が消えることとなり
その磁場変化が
逆向きに流れようとする電流を
その場所に改めて誘導するようになる
中性線はこの望ましからざる誘導効果を
安全裡に制御するための措置である
太陽電池が生み出した余剰の電力は
このレンツの法則と呼ばれる逆起電力と同じ効果をトランスに与える
太陽電池をどんなに普及させたとしても
交流送電に接続している限り
環境効果を引き出すことはできない
無駄な投資となるだけでなく
一般の受益者全体に損失を押し付けることとなる
二酸化炭素と電気代だけが徒に増加し
電力会社と太陽電池の供給者が利益を享受する
太陽電池を普及させるための公の助成金が増えれば
国の財政状態を悪化させるのみならず
一般の受益者が蒙る費用負担もまた増加することになっている
実にキッカイなことが起きているということなのだ
知識は有効に使うためにこそある
正しい理解はよい認識を生み
優れた認識は損失を減らして財政を健全化させるよい結果を残す
現状はこの正反対の経過を辿っており
その状態のもつ意味に文明は一向に気付こうとしない
答えが用意されている設問をどんなに早く解くことができたとしても
問題そのものに隠された事実がある場合
有効解を導きだすことはできない
テキストがなければ判断することさえできなくなってしまったのは
教科書を主体とするクイズ形式の「学問」を訓練するための場に
教育が変容してしまったことによる
知の劣化が止まらない温暖化を生み出したのだ
要素を抽出し
要因を分析すれば
構造を視覚化することが可能になる
隠された真相を追及する知の旅は
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自然法則との戦いに似ている
犯人を追い詰めていくプロセスが
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ようやく
はじまる
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