こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

奈 落 の 上

2015-01-04 09:15:37 | Weblog
電気自動車に足りないもの

それは

移動体用の小型発電機

これがまったく

備わっていなかった


失った電力を

補充するするために

すべての電気自動車は

一定時間

止まって

充電する必要に

ひとしく縛られている


モーターで電力を消費することはできても

消費した電力の生産

はできない

というのが

既存の電気自動車の壁だった


電力不足となる事態を生まないよう

ドライバーは冬の寒さを耐え忍び

夏の暑さを堪えて

電力消費の抑制に

鋭意努めていなければならない

という状況に置かれていた


電気自動車という優れた移動体が

未だに普及できずにいる

というのは

使い勝手が悪い

乗り物でありつづけている

というその保守性にある


この問題を解決するたった一つの方法は

効率の良い

優れた発電機を搭載する

というそのこと


高い効率をもつ電源システムを作るには

発電機の仕組みを調べる必要がある

それは磁石とコイルという

二つのありふれた要素から

シンプルに成り立っている

発電原理は

ファラデーが200年前に見出していた

今ではよく知られている

電磁誘導の法則

として

物理の教科書などで

よく取り上げられる項目となっている


この誘導法則を正しく理解していれば

移動体用の発電機を作るのは

それほど難しくない

磁束密度を高める方法と

磁場変化を与える方法とを

工夫する程度のことで

電気自動車に足りない成分を

すぐにでも提供することが

できる


発電装置を搭載した電気自動車は

充電するために

止まる必要そのものが

ない

つまり

どこまでも

走り続けることができる

ということなのだ

走行で消費した以上の

発電能力をもたせてやると

常にフル充電状態の二次電源が

十分な電力供給を

いつでも

どこでも

行える

ようになる


電気エネルギーを生み出すための資源は

まったく不要

システム構成を工夫すると

そんなことが

いともたやすく

できるようになる


電力を増幅する仕組みを取り入れることで

少ない投入エネルギーで

より多くの出力エネルギーが

とりだせる

要諦はつまりここ


エネルギー収支の改善を

極めていくと

その過程のどこかで

資源なしで

必要な電力を取り出せる

方法のあることが

みえてくる


この仕組みを有する装置を

組み上げて小型化すると

走りながら充電できる

無補給型の

電気自動車の供給が

可能になる


冷暖房も制限なしに使えるだけでなく

エネルギーコストもゼロになる

電気自動車とは

本来このようなもの

でなければならなかった


既存の技術だけで電気自動車を作ると

蓄電デバイスがもつエネルギー密度で



をつけた積もりになるようだ


その程度の微小な差など

目くそ鼻くそを笑う

体のもの

本質に於いて

その低さのレベルは相等しい


電気自動車というものは

それに付随する

慣性エネルギー

を利用する発想に切り替えると

それだけで

電力への変換など

すぐできる


再生不要エネルギーにとって

慣性エネルギーから電気エネルギーへの変換など

さながら



のようなもの

まことにプリミティブな仕組みに

過ぎない


この方法を援用すると

最終的に

超伝導電気自動車へと行き着く

この方式は駆動する部分が

一切ない

冷熱を保つだけのことで

永久電流を移動体に保持できる

技術進化のプログラムは

初期の段階で

既にできあがっている


機が熟す

その時がくるまで

ながいこと

待たされていた

もうそろそろ

実用化の準備に入っても

よい頃合いだ


移動体の電気化で

環境負荷物質の増産を抑えると同時に

電気製品を動かすための

交流電源の供給も並行して進めていく


環境の劣化が急速に早まり

対応を急がなければならなくなった


環境復元運動を通じて

平和実現運動へと敷衍していくための

未来型のエネルギーモデル

の総仕上げに

ことし

2015年から着手する


環境の劣化を放置させてきた

世界中の指導者たちの愚かさを

過誤として証明するときが

近づいている

温暖化が止まらなかったその訳も

ほどなくして

具体的に

示される


その時

思考力を退化させてきた

世界中の教育制度は

学力重視から

思考力重視へと

その様態を変えるだろう


単に知識があるというだけでは

問題解決能力を引き出せない

世界的規模で起きようとしている

デフレ化の波は

政治と経済の両面に於いて

指導者たちの大いなる劣化によって

産み落とされるようになったもの

温暖化という現象も

また然り


問題の所在は

当事者のすべてが

己の責任を自覚していない

というその一点にある

教育投資は

リターンを前提とする行為

学力が差別化するための手段

から

文明を創出するための前提

へと戻ることができたとき

宇宙に埋め込まれていた法則のきらめきを

卒然と理解する機会と遭遇する


思考力は

子供のころに

遊ぶことでよく身に付く

工夫を導く最初の動因が

遊ぶことを通じて

創造する力を育む


想像しながら行動する

ということが

何にもまして重要なのだ

机に向かわせるだけの教育の在り方は

環境の劣化を推し進め

成長期に体力の増進を阻ませる


損得勘定に特化した

富の争奪戦による貧富の差を

際限なく押し広げていき

相互間の軋轢を

高めつづけて

止まらないものにする

1%の富が

99%の犠牲で成り立っている


思考力不在の単なる知識では

寄せ集めのパッチワークにしか

なり得ない

それによって生まれたどのような対策にも

有効性は宿らない

アベノミクスがその証拠

見てくれ重視の誤魔化しが

通用すると思っているところが

情けない


中身のない薄っぺらな本質を

きれいごとの美辞麗句で

誤魔化している

そんな手口が

いつまでも

通用する筈がない

時代の変わり目は

いつも

瀬戸際であると同時に

結節点ともなるのである
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