資本の論理は辺境へと達し
すそ野を広げる限界をみた
ということが
投資行為を慎重なものにした
生産性の過度の拡大から
一定程度
離れておく必要性を
漠然と
資本提供者の一群に
感じ取らせるようになってきた
気球規模のデフレ化
という経済現象は
原油価格の極端な低下を伴い
減速し始めるようになった市場で
ドルの需要レベルを
強く引き下げる圧力と化した
リーマンショックの原因となった
ドル余り現象を
はるかに超える
過剰流動性が
世界市場の全域に
ドルを滞留させる効果を
及ぼしている
金融危機後にFRBが執った
三次に及ぶ量的緩和の実施で
ドルの供給量が異常に増えたところに
原油相場の急落がおき
決済通貨として機能していたドルの
需要水準自体が半減した
ということに加えて
ロシアとウクライナによる
地域争奪戦の勃発と
宗教の衣を着たテロリスト集団による
破壊活動の蔓延
などの複合作用のあれこれ
で経済制裁や
その他の理由による
市場規模の強制的な低下などが
随所に発生するようになり
資本の需要全体が
いまや大きく落ち込むようになっている
FRBが政策金利を引き上げるのは
確定的
いつそれを行うか
という時期の問題に過ぎない
グローバル化したドル余り現象が
過剰流動性を
サブプライムローン市場へと一斉に流入させ
短期間で輻輳した資本が
デフォルトを引き起こし
不良債権と化したそのときから
経済成長の礎と見做されてきた
資本の論理が
このところ
急速に
求心力を失おうとする
ようになってきた
資本効率が飽和し
成果を分配する仕組みに
公平性を失わせているそのことが
所得格差の乖離を推し広げさせ
利益獲得のための機会を
妨げてさせる最大の要因
となりつつある
その指摘に対する大方の認識が
世界的に共有される時代が
ついに
やってきた
富を公平に分配する
ということをすっかり忘れ去り
利益を独占することに
のみ
猪突猛進し
格差の拡大が起きているのを承知していながら
その事実に対する配慮を失念し
投資と再投資とを
雪ダルマ式に肥え太らせて
資本提供者の周囲に集まる
貪欲きわまりないグループが
貧富間の格差を
拡大する一方
とするその原動力を一段と加速させ
その反動による破壊活動を
信仰を装って
恐怖支配を正当化する
ことを
これまで放念し続けてきた
という過去があるのだ
世界各地に不具合の種を撒き散らし
自らの手で
生命を奪い去る行為を
招いている
その事実に
打ち揃って目を瞑る
という経過を資本の論理が導いた
資本を手段とする者だけが
どんどんと裕福になり
そうでない者は貧困の暮らしに
喘ぎつづける
資本の論理が行き着いたその果てで
待ち構えていたものの正体は
思慮を欠いた
過度の一方的な分配
と
それによって新たに生じた
格差の拡大であったのだ
自らの身に
やがて
襲いかかることになる
壮大な
淘汰圧の関与を
恐れるものは未だいない
信用経済の末期は
たったの一瞬
で済む
ほどの
資本の喪失
という経過の確定
で終わるのだ
信用経済の脆弱性は
価値の裏付けを失った
資本のやりとりがもつ
本質的なものであるに相違なく
アメリカが71年夏に
一方的に離脱した
金本位制へ向かって
一斉に収斂する
という手順を踏む
資本の論理にとって代わる
新しいものとは
平和の論理
でなければならない
恒久平和の実現は
繁栄の実現
それひとつ
にのみかかっている
優れた製品を
平和に背く地域に
公平という名目で
等しく供給して得た利益で
資本提供者たちは繁栄を築いてきた
その結果
世界はより一層剣呑な状態となり
平和に背く勢力が
力をつけ
生存か破壊か
という二者択一の選択を
世界に迫る様相を
急速に強めようとしている
これが資本の論理が行き着いた
その終焉の地のすがた
すそ野を広げる限界をみた
ということが
投資行為を慎重なものにした
生産性の過度の拡大から
一定程度
離れておく必要性を
漠然と
資本提供者の一群に
感じ取らせるようになってきた
気球規模のデフレ化
という経済現象は
原油価格の極端な低下を伴い
減速し始めるようになった市場で
ドルの需要レベルを
強く引き下げる圧力と化した
リーマンショックの原因となった
ドル余り現象を
はるかに超える
過剰流動性が
世界市場の全域に
ドルを滞留させる効果を
及ぼしている
金融危機後にFRBが執った
三次に及ぶ量的緩和の実施で
ドルの供給量が異常に増えたところに
原油相場の急落がおき
決済通貨として機能していたドルの
需要水準自体が半減した
ということに加えて
ロシアとウクライナによる
地域争奪戦の勃発と
宗教の衣を着たテロリスト集団による
破壊活動の蔓延
などの複合作用のあれこれ
で経済制裁や
その他の理由による
市場規模の強制的な低下などが
随所に発生するようになり
資本の需要全体が
いまや大きく落ち込むようになっている
FRBが政策金利を引き上げるのは
確定的
いつそれを行うか
という時期の問題に過ぎない
グローバル化したドル余り現象が
過剰流動性を
サブプライムローン市場へと一斉に流入させ
短期間で輻輳した資本が
デフォルトを引き起こし
不良債権と化したそのときから
経済成長の礎と見做されてきた
資本の論理が
このところ
急速に
求心力を失おうとする
ようになってきた
資本効率が飽和し
成果を分配する仕組みに
公平性を失わせているそのことが
所得格差の乖離を推し広げさせ
利益獲得のための機会を
妨げてさせる最大の要因
となりつつある
その指摘に対する大方の認識が
世界的に共有される時代が
ついに
やってきた
富を公平に分配する
ということをすっかり忘れ去り
利益を独占することに
のみ
猪突猛進し
格差の拡大が起きているのを承知していながら
その事実に対する配慮を失念し
投資と再投資とを
雪ダルマ式に肥え太らせて
資本提供者の周囲に集まる
貪欲きわまりないグループが
貧富間の格差を
拡大する一方
とするその原動力を一段と加速させ
その反動による破壊活動を
信仰を装って
恐怖支配を正当化する
ことを
これまで放念し続けてきた
という過去があるのだ
世界各地に不具合の種を撒き散らし
自らの手で
生命を奪い去る行為を
招いている
その事実に
打ち揃って目を瞑る
という経過を資本の論理が導いた
資本を手段とする者だけが
どんどんと裕福になり
そうでない者は貧困の暮らしに
喘ぎつづける
資本の論理が行き着いたその果てで
待ち構えていたものの正体は
思慮を欠いた
過度の一方的な分配
と
それによって新たに生じた
格差の拡大であったのだ
自らの身に
やがて
襲いかかることになる
壮大な
淘汰圧の関与を
恐れるものは未だいない
信用経済の末期は
たったの一瞬
で済む
ほどの
資本の喪失
という経過の確定
で終わるのだ
信用経済の脆弱性は
価値の裏付けを失った
資本のやりとりがもつ
本質的なものであるに相違なく
アメリカが71年夏に
一方的に離脱した
金本位制へ向かって
一斉に収斂する
という手順を踏む
資本の論理にとって代わる
新しいものとは
平和の論理
でなければならない
恒久平和の実現は
繁栄の実現
それひとつ
にのみかかっている
優れた製品を
平和に背く地域に
公平という名目で
等しく供給して得た利益で
資本提供者たちは繁栄を築いてきた
その結果
世界はより一層剣呑な状態となり
平和に背く勢力が
力をつけ
生存か破壊か
という二者択一の選択を
世界に迫る様相を
急速に強めようとしている
これが資本の論理が行き着いた
その終焉の地のすがた