こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

解 釈 誤 差

2015-03-29 06:52:23 | Weblog
信仰の証明が

破壊を行うための

目的となり

それを達成するための

唯一の手段

とされる時代となったとき

神意に背く行為を

意図的に実行することを

宗教と見做す

不遜な欲望に裏打ちされた

背信が

正当化された状態で

顕在化することとなる


あらゆる信仰は

崇高な行為

だが

宗教は

その本質に於いて

不純なものを包含することで

成り立つ

という点で

異質なもの


信仰が欲望の手段

となったことはかつてなく

宗教の在り方に映し出されるその違いこそ

数えきれないほどの

戦闘と

戦争とを

これまで途切れなく

数多く

生み出してきた

その根底をなす

基盤

となっている


平和の実現を

これまで遠ざけてきたのは

信仰の名を借りた

その意味で

不遜きわまりない

あまたの宗教者たち

がもつその欲望の深さ

に他ならぬ


この宇宙は

十次元の構造をもっており

ニンゲンはそのうちの

三つの空間次元と

一つの時間次元を

現状で

察知したに過ぎない


残りの隠された六つの次元にこそ

宇宙にある

所与の法則の一切

が秘められている


最先端領域を彷徨う物理学者たちは

知覚の網

にまったくかからない

未知の領域を

身勝手なことに

余剰次元

と称して

時空間の何処かに

多分

見えない何かが

きっと折りたたまれている



とそう考えてきた


科学万能の時代に

どのような検出装置にも

捉えられない次元など

あってはならないものであるからだ


三次元空間が

二次元を包摂することでなりたっているように

一次元もまた

上位の次元に従属することで

成り立っている

という階層構造で宇宙ができている以上

未知の六次元も同様に

上位の次元が

下位の次元の上に築かれていなければ

ならない

という事実には関心を示そうとせず

既存の次元のどこかしらに

ひっそりと

隠されていると断じて疑わない

その姿勢がまことに

奇妙


階層構造を示す空間次元を貫く

貫通次元である

一つしかない時間軸を除けば

見えない次元こそ

不可解な事物へと

ヒトを導くための

壮大な道しるべ


共産主義の産物

の一つである唯物論では

宇宙の十次元構造を知ることが

永遠に

できない


相対論と不確定性原理を統合する過程で

ひも理論が登場し

それに付随する結果として

この宇宙が

十次元の構造体

でなければならない

とする新たな認識が浮上した


量子力学に準拠する以上

余剰次元の存在を受け入れることは

摂理の前の当然の義務


共産主義が神を殺した

と知識階級がそう宣言したとき

唯物論はそれが事実

であることを証明する目的のために登場し

いくつかの科学革命をその後経て

ひも理論へと辿りついた


最初の共産主義国家

となったソビエト連邦を形成する

国家群を

73年後に自己崩壊させることになる

とは露知らず

闘争と粛清の果てに

共産党独裁を貫き通し

案の定

ついに自壊してしまった


市場主義経済

を主導してきたアメリカを

目前の敵

と見做して

信仰を否定する

特異な共産主義を奉ずる

宗教国家へとひた走り

生命の存続を脅かし続けることで

神に傾倒しやすい

それ故に批判精神を持たない

思考力不在の

若者たちを囲い込もうと

謀ってきた組織が

中東で

あだ花をまた咲かせようと

あがいている


判断能力のない

指示待ち世代

を登場させたのは

知識の量的拡大へとひた走ってきた

教える側の都合を

優先する

効率重視の

教育システムと

それに便乗した企業社会の

なれ合いの結果が

恣意的な

その意味で都合のよい

絶対的存在を装う集団を

宗教の反応場へと

改めて登場させることとなったのだった


信仰を否定することにしかならない

宗教的集団となることを目指す

破壊活動を実践することを通じて

不正な宗教に不正な理念を付与し

信仰を穢す行為を

正当化したと錯誤し

身勝手な独善を貫こうと

未だに腐心し続けている

現状の拙さは

このような背景によって

作られてきた


唯物論を前提としてきた

これまでの旧科学の成果として

文明が得た

ひも理論で

当の唯物論は壁と激突することとなり

見えない次元を

小さく折りたたまれた次元

へと自己肯定的に擦りかえることで

かろうじて

体面を保とうと謀っている

その姿がみえる


敬虔な信仰を

破壊活動の手段とする

偏頗なだけの

それ故に不誠実な

宗教的とされる活動一般は

絶対的存在に対する

相対的な従順を

信仰の糧とすることにより

組織的な洗脳教育を施して

志願して自爆する若者たちを

再生産する誘導システム

を作り上げようと企てている


高等教育を施せば施すほど

知識は増えても

そのもつ意味を理解できない

という未熟な認識を量産することとなり

優れた頭脳を生かすことなく

間口だけを単に推し広げることによって

差別化を図った積もりで善し

とする独善状態へと陥った


奥行きのまったくない

薄っぺらな思考パターン

を構築するよう

日夜勤しんでいるという現実

はこのようにして生み出されたもの

一向に成果を見せない経済政策の拙さは

自覚なき指導体制が辿りつく

その果てにある荒れた岸辺

に相違ない


高等教育を経て指導者となった知識階級が

この地球の上で

いま起きている

不具合の一切

を生み出している

ということになる単純極まりない

はなしだったのである


そこに共通するのは

解釈にひと手間加えることによって

相互間の差別化を図った積もりとなり

不正な認識を勝手に善とする行為で

自他の違いを演出し

数の論理が支配する

形骸化した

民主的とされる不毛な制度に則り

それぞれが

己の勝手な都合で

同じ誤った共通のベクトル

に支配されているにも関わらず

敢えて違いを色分けし

根拠不明の正当性を主張しあう

粗末な現実を引き出した


対抗勢力の台頭を許さない

という偏狭な社会システムは

このようにして築きあげられてきた

仕組みによって産み落とされたもの


右向きの矢印は

裏へ回れば左を指す

立ち位置の違いで

同じ方向でも

正反対のものとなる


対消滅する筈の物質は

何故か反物質だけを消滅させ

物質だけで構成される

この宇宙を生み出し

みえない対称性の破れに

永いこと気づかずにいた

反物質は潜在化し

真空中にガンマ線を打ち込むか

粒子加速器の中で

高速に正面衝突させたときにのみ

その姿を一瞬だけ

見せるようなものになったのである


対称性の破れは量子存在を決定づけ

余剰次元まで生み出すに至った

このようにして

見えないものを否定する

本質を有する唯物論は行き詰り

勝手な解釈

が横行する時代となった


ボタンを掛け違えたことを知らずにいると

最後になってから

見たくない事実と

否応なしに遭遇する

破目になる


問題の本質は

解釈の仕方

とその違いの相のはざまにあり

共通の同じ特徴を

異なった方法で

指し示すものとなる
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