ときの政府が負ってきた借金というものは
政権を継承した時代の新政府に於いて
債権者
の殆どを占める国民に
事故の責任に於いて
自ら返済すべき
性質のもの
債務の総額は
すでに
千兆円の大台を軽く突破し
異常なレベルにまで
達している
山をなすこの借金の返済を
急ごうとして
消費税率の改変を行った政府は
アベノミクスと呼ばれる
インフレ誘導政策に
結果として
強い制動をかけることとなり
GDP成長率を
期待する方向とは逆
の
マイナスへと導いた
税収の二倍ほどになる国家予算を
これまで連綿と続けてきた
という
その心根のほど
がまったく以て分からない
国家予算は官僚が原案を作り
国会が承認して
執行することが
はじめて許される
大幅に不足することが分かっている予算案を
長年に亘って可決承認しつづけてきた
ということが
たったの20年間で
国の負債を五倍の規模へと
急速に押し上げた
このようにして
官僚が勝手に使える予算枠を
国会が
自発的に
拡大してきたものの
景気の回復にはまったく効き目はなく
デフレ経済を勝手に産み落として
その対策という名目で
インフレ誘導政策が
採用されるという経過を辿った
円安効果で輸出産業は潤ったものの
国民は輸入物価の高騰で
可処分所得を反対に圧縮され
消費に回すための費用を
可能な限り温存し
できるだけ使わない
という道を選ばざるを得なかった
そのことが
総需要を大きく抑制し
インフレメカニズムに
デフレ効果を与えるようにさせたのだ
採択された異次元と日銀が自称する
金融緩和政策は
銀行保有の国債を現金化する
という方法で当初実施され
さっそく株式市場を
大いに賑わせた
そこで
金融機関以外の機関投資家までもが
日本国債の売却へ突っ走り
債券市場に未消化の債券を発生させた
このあまりにも初歩的な
判断ミスの関与が
日銀に吸収できない規模の国債の売り物を
市場に滞留させ
債権の価値を想定外に引き下げて
長期金利を反転急騰させてしまった
のだった
財務省出身の新総裁は
長期金利と国債の関連性を
忘れ去っており
金利の上昇が起きてから
慌てて
国債の買い切りオペへと
遅れて踏み出した
という事実が記録にある
日銀プロパーから選出されてきた歴代の総裁が
強制的に交代させられたとき
このような初歩的な見落としがあろうとは
予想だにしていなかったことなのだ
ここに問題の本質が隠されている
消費税を引き上げたい
という強い欲求
と
願望を持つ財務官僚が
背後の事情に関心を持たない国会を
容易に誘導させてきた背景
となっている
それ故
思考力を失っている状態の選良たちに
国家財政の危機を自在に吹き込んで
消費増税やむなし
という情報をことあるごとに
繰り返し刷り込んできた
デフレは17年もの間
続いていたのだったが
その期間を通じて
国会はインフレ型の国家予算を
不思議なことに
延々と
組み続けていた
例外的に五兆円を予算から削減した年はあるのだが
それが続くようなことには
ならなかった
これが負債総額を増長させた
最大の原因
官僚が自由に使える予算枠を拡大しておかなければ
増大する一方の官僚組織の維持と
退官後の生活の糧
となる天下り先の拡充と確保とが
困難になる
これが
デフレ下の時代にあって
政府が国家予算の増大を続けてきた
たった一つの
理由
消費税の課税強化で官僚は喜ぶが
国民は反対に苦しむ
一方の余裕は
他方の困窮を前提とするのだ
増税すれば総需要が減ることは
ケインズ効果として
よく知れ渡っている
それを強行したということが
GDPをマイナス成長させ
10%への追加増税を
一年半先送りする決定を
当時の内閣が選択し
現在へと至らしめた
というのが
おおまかな
ことの次第
官僚制度を拡充すれば
国家予算は不足する
問題の本質は
かくも単純であり
かつ
素朴
何の効果も引き出せずにいた
経済政策の総てが
デフレの長期化と
螺旋形の強い下降気流とを
生み出してきた
デフレが問題だったのなら
インフレにすればよい
とそう単純に考えた政府内閣は
取り巻きの提言を積極的にとり容れ
インフレ誘導政策の採用実施へと
踏み切った
その後二年が経過したのだったが
所期の効果はまだ見られない
インフレ率は期待に背いたまま
の状態を続けている
それどころか
輸入物価を必要以上に押し上げて
所得格差の拡大を
国民に強要する事態を
生み出すほどの
実に拙い経過を今に留めた
生鮮食品と地下資源などの各項目は
価格の変動が著しいものであることから
物価変動の要因から
控除することになっている
原油価格の長期低迷を
インフレ率低下の理由とすることは
したがって
できない
政策判断の連綿たる誤りとその継続の連なり
が
日本の現況の生みの親
不正な政策を実施するために
国家予算を膨張拡大させてきた
一連の過去
というものが
いま
国民を大いに苦しめる
その原動力となっている
国家予算の不足を
歳入欠陥
即ち
税収不足とみるその認識の誤りが
国の借金の総額を
短期間で
信じがたいほど膨大な規模へと
押し上げていた
その最大の原因は
官僚の都合を優先して
禁じ手である赤字国債の発行を
可能にする
特別措置法を
毎年可決する行為を積み重ね
ついに
昨年
千兆円の大台を突破する
事態を差し招いてしまった
当事者
である官僚と
問題のある予算案を
国会で問題なく通過させてきた
その成員すべてが
国民に返済すべき債務の山
を拵えてきた
というその点にある
国民は
納税することしかできない身分であり
公平性の欠如を理由に
財政赤字をそれと承知で生み出してきた
選良と
予算案を可決するよう迫っていた官僚などに
納税者の立場で
負債の原因を速やかに確定し
誤った判断を下し続けた過去が生む損失
を国民へ返還させるよう
法廷に請求するその権利を
実行に移す準備を
始めなければならぬであろう
消費税の変更など
実に
以てのほか
ということなのだ
問題認識能力を失い
事実誤認に陥った指導者ほど
始末に困るものは
ない
政権を継承した時代の新政府に於いて
債権者
の殆どを占める国民に
事故の責任に於いて
自ら返済すべき
性質のもの
債務の総額は
すでに
千兆円の大台を軽く突破し
異常なレベルにまで
達している
山をなすこの借金の返済を
急ごうとして
消費税率の改変を行った政府は
アベノミクスと呼ばれる
インフレ誘導政策に
結果として
強い制動をかけることとなり
GDP成長率を
期待する方向とは逆
の
マイナスへと導いた
税収の二倍ほどになる国家予算を
これまで連綿と続けてきた
という
その心根のほど
がまったく以て分からない
国家予算は官僚が原案を作り
国会が承認して
執行することが
はじめて許される
大幅に不足することが分かっている予算案を
長年に亘って可決承認しつづけてきた
ということが
たったの20年間で
国の負債を五倍の規模へと
急速に押し上げた
このようにして
官僚が勝手に使える予算枠を
国会が
自発的に
拡大してきたものの
景気の回復にはまったく効き目はなく
デフレ経済を勝手に産み落として
その対策という名目で
インフレ誘導政策が
採用されるという経過を辿った
円安効果で輸出産業は潤ったものの
国民は輸入物価の高騰で
可処分所得を反対に圧縮され
消費に回すための費用を
可能な限り温存し
できるだけ使わない
という道を選ばざるを得なかった
そのことが
総需要を大きく抑制し
インフレメカニズムに
デフレ効果を与えるようにさせたのだ
採択された異次元と日銀が自称する
金融緩和政策は
銀行保有の国債を現金化する
という方法で当初実施され
さっそく株式市場を
大いに賑わせた
そこで
金融機関以外の機関投資家までもが
日本国債の売却へ突っ走り
債券市場に未消化の債券を発生させた
このあまりにも初歩的な
判断ミスの関与が
日銀に吸収できない規模の国債の売り物を
市場に滞留させ
債権の価値を想定外に引き下げて
長期金利を反転急騰させてしまった
のだった
財務省出身の新総裁は
長期金利と国債の関連性を
忘れ去っており
金利の上昇が起きてから
慌てて
国債の買い切りオペへと
遅れて踏み出した
という事実が記録にある
日銀プロパーから選出されてきた歴代の総裁が
強制的に交代させられたとき
このような初歩的な見落としがあろうとは
予想だにしていなかったことなのだ
ここに問題の本質が隠されている
消費税を引き上げたい
という強い欲求
と
願望を持つ財務官僚が
背後の事情に関心を持たない国会を
容易に誘導させてきた背景
となっている
それ故
思考力を失っている状態の選良たちに
国家財政の危機を自在に吹き込んで
消費増税やむなし
という情報をことあるごとに
繰り返し刷り込んできた
デフレは17年もの間
続いていたのだったが
その期間を通じて
国会はインフレ型の国家予算を
不思議なことに
延々と
組み続けていた
例外的に五兆円を予算から削減した年はあるのだが
それが続くようなことには
ならなかった
これが負債総額を増長させた
最大の原因
官僚が自由に使える予算枠を拡大しておかなければ
増大する一方の官僚組織の維持と
退官後の生活の糧
となる天下り先の拡充と確保とが
困難になる
これが
デフレ下の時代にあって
政府が国家予算の増大を続けてきた
たった一つの
理由
消費税の課税強化で官僚は喜ぶが
国民は反対に苦しむ
一方の余裕は
他方の困窮を前提とするのだ
増税すれば総需要が減ることは
ケインズ効果として
よく知れ渡っている
それを強行したということが
GDPをマイナス成長させ
10%への追加増税を
一年半先送りする決定を
当時の内閣が選択し
現在へと至らしめた
というのが
おおまかな
ことの次第
官僚制度を拡充すれば
国家予算は不足する
問題の本質は
かくも単純であり
かつ
素朴
何の効果も引き出せずにいた
経済政策の総てが
デフレの長期化と
螺旋形の強い下降気流とを
生み出してきた
デフレが問題だったのなら
インフレにすればよい
とそう単純に考えた政府内閣は
取り巻きの提言を積極的にとり容れ
インフレ誘導政策の採用実施へと
踏み切った
その後二年が経過したのだったが
所期の効果はまだ見られない
インフレ率は期待に背いたまま
の状態を続けている
それどころか
輸入物価を必要以上に押し上げて
所得格差の拡大を
国民に強要する事態を
生み出すほどの
実に拙い経過を今に留めた
生鮮食品と地下資源などの各項目は
価格の変動が著しいものであることから
物価変動の要因から
控除することになっている
原油価格の長期低迷を
インフレ率低下の理由とすることは
したがって
できない
政策判断の連綿たる誤りとその継続の連なり
が
日本の現況の生みの親
不正な政策を実施するために
国家予算を膨張拡大させてきた
一連の過去
というものが
いま
国民を大いに苦しめる
その原動力となっている
国家予算の不足を
歳入欠陥
即ち
税収不足とみるその認識の誤りが
国の借金の総額を
短期間で
信じがたいほど膨大な規模へと
押し上げていた
その最大の原因は
官僚の都合を優先して
禁じ手である赤字国債の発行を
可能にする
特別措置法を
毎年可決する行為を積み重ね
ついに
昨年
千兆円の大台を突破する
事態を差し招いてしまった
当事者
である官僚と
問題のある予算案を
国会で問題なく通過させてきた
その成員すべてが
国民に返済すべき債務の山
を拵えてきた
というその点にある
国民は
納税することしかできない身分であり
公平性の欠如を理由に
財政赤字をそれと承知で生み出してきた
選良と
予算案を可決するよう迫っていた官僚などに
納税者の立場で
負債の原因を速やかに確定し
誤った判断を下し続けた過去が生む損失
を国民へ返還させるよう
法廷に請求するその権利を
実行に移す準備を
始めなければならぬであろう
消費税の変更など
実に
以てのほか
ということなのだ
問題認識能力を失い
事実誤認に陥った指導者ほど
始末に困るものは
ない