エコロジーを重視すれば
エコノミーが犠牲となり
経済を重視すれば
環境は等閑とされる
一方を立てれば
他方が立たない
というこの関係性を
トレードオフの間柄
などという
環境条件を高温へと変化させてきたのは
エネルギーに関する
需要と供給の間に成り立っていた
バランス
が崩れ
二酸化炭素が大気中で
その濃度を
一方的に高めていくようになったことを
知っていながら傍観し
温暖化とそれによる気候変動が
俄かに生じた後になっても
80年代には
それが自然災害の増加
というカタチとなって
世界各地に
異常なほど有害な
さまざまな変化を
齎す原因
となった事態を再び放置して
長期間温暖化現象を継続させておきながら
有効な対策を何一つ採用せず
無効な対策だけを闇雲に連ねて
無批判のまま
満ち足りていた
その漫然と過ごしていた
懶惰な姿勢
温室効果ガスの濃度を
ひたすら
高めさせ続けてきた
というその行為こそ
温帯を熱帯へと変化させ
生物の北限を押し上げて
ヒトを熱中症
と呼ばれる過去にない症状で
死へと簡単に至らしめる
直接の動因を構成する
状況を生み出している
温暖化が深刻な問題だ
と指摘されるようになった
80年代後半頃までの
二酸化炭素濃度は
精々340ppmに過ぎなかった
それが昨年の確定値で
一年前の2013年実績で
400ppmを赤道付近で
既に超えていた
ppmとは
Particle Per Million
の略号であり
百万分の一
を意味する単位
これを百分比に置き換えると
大気中の二酸化炭素濃度は
0.4%の水準を
既に突破している
ということになる
増加分に限れば60ppmとなり
たった0.06%
CO2が増えたというだけで
温帯を熱帯へと変化させる変化が
たちまち顕在化した
ということになる話なのである
地球環境というものは
まことにあやうい
不安定な
バランスの上に
かろうじて
保たれている
精妙なシステム
でできている
今年はとりわけ
夏の暑さが増加上昇しており
猛暑日を記録する日々が
連日のように続いていた
大気圏を構成する気体分子の内訳は
最大の比率を占める窒素分子N2が78%
その次が酸素分子O2の21%
となっている
この二種類の気体成分だけで
大気の99%を成り立たせている
残るたった1%の物質中に
単原子分子のアルゴンと
温室効果ガスである
二酸化炭素CO2
メタンCH4
六フッ化硫黄SF6
そして
水H2Oなどがすべて含まれている
雲が水蒸気でできており
それさえもが
コンマ以下のパーセントとなって
この地球大気
がつくりだす環境メカニズム
というものを安定裏に
保たせている
この先
温室効果ガスの濃度が
更に上がるのだとすると
どんな苛烈な変化に
文明が見舞われるのか
さえ
まったく分からない
ほど
巨大な動乱要因が
突発的に
訪れる
70億人を既に突破した地球人口は
今後緩慢に淘汰され
減少していく時代
となることを
太陽系第三惑星
から一層苛烈に迫られる
自然災害だけでなく
ウィルスや微生物などによる
予期しない変化で
国際経済には
強い負圧がけられる
人口の減少は
生産の劣化を伴う
反転したベクトルは
化石燃料の消費を圧縮し
温室効果ガスの濃度を希釈しはするのだが
水の増加は
海岸線の総延長距離
を短縮させ
耕作面積を狭める結果を
否応なしに連れてくる
食料の自給自足が成り立っている間に
温暖化を有効裏に急ぎ止めなければ
海流は消えて
海洋生物の多くが
死滅する事態を招く
この変化が人口の調節に寄与し
適切な許容環境へと
揺り戻す
氷山氷河が液化することにより
冷たい水が重さを増して
海中へと沈み込み
海底から海嶺をへて
上昇した表層を流れる海流を
海面へと押し上げる
流体が担ってきた撹拌機能も
また同様に失われてしまうのだ
温暖化が進んで
冷たい水の沈み込みが止まった時
海流を生んでいた
冷熱のエネルギーの供給が途絶え
海洋はもっていた活性を失って
人類に食料を供給する能力まで
失くすことになるだろう
経済成長を目的とする巨額の一斉投資が
地下資源の燃焼を拡大させ
それによる酸化作用で
多くの有害な酸素化合物を
大気中で量産し
気候の変動を加速させながら
人口比率を
地球が許容できるレベルへと
自然による
調節が成り立つ値にまで
推し戻す
このかそけきメカニズムを
資本の論理とそれが生み出した文明とが
短期間で破壊した
ということが
巨大な淘汰圧となって
生命に対する報復を
いま自然界から
直接的に行わせている
知識だけでは理解できない
生命と環境とを結びつけている
壮大なメカニズムを
知性によって
修復するよう
惑星から文明へと
おごそかに
語りかけている
その声を無視してきた
ということが
さまざまな不具合を
世界各地に同時多発させており
政策の不備を突く形で
国民に負圧となる
見えない力を
より強く
与えるようになってきた
国際経済のデフレ化
という潮流の変化などは
その傍証となる項目のひとつ
文明の覚醒を
惑星が望んでいる
ことに
ヒトが感性
で応えることができないままだと
地球は水没した惑星として
宇宙にたった一つしかない
展示品となるばかり
それは
文明が追いかけてきたもの
がもつ罠に
知性を放擲したことによって
知識だけを重用するようになった
愚かなる人類が
己の欲望に従って
わき目も振らず
ものの見事に嵌りこみ
ついに抜け出せなくなった
水葬するための墓
である惑星の姿を
137億光年の広がりを持つ
この宇宙空間に
晒しつづけることになる
古来
自業自得
と先祖代々そう呼んできた
必然の
最終結果とは
このようなもの
愚かなる認識は
最悪の経過
と
それによる終焉の到来を
自らの手で急がせる
エコノミーが犠牲となり
経済を重視すれば
環境は等閑とされる
一方を立てれば
他方が立たない
というこの関係性を
トレードオフの間柄
などという
環境条件を高温へと変化させてきたのは
エネルギーに関する
需要と供給の間に成り立っていた
バランス
が崩れ
二酸化炭素が大気中で
その濃度を
一方的に高めていくようになったことを
知っていながら傍観し
温暖化とそれによる気候変動が
俄かに生じた後になっても
80年代には
それが自然災害の増加
というカタチとなって
世界各地に
異常なほど有害な
さまざまな変化を
齎す原因
となった事態を再び放置して
長期間温暖化現象を継続させておきながら
有効な対策を何一つ採用せず
無効な対策だけを闇雲に連ねて
無批判のまま
満ち足りていた
その漫然と過ごしていた
懶惰な姿勢
温室効果ガスの濃度を
ひたすら
高めさせ続けてきた
というその行為こそ
温帯を熱帯へと変化させ
生物の北限を押し上げて
ヒトを熱中症
と呼ばれる過去にない症状で
死へと簡単に至らしめる
直接の動因を構成する
状況を生み出している
温暖化が深刻な問題だ
と指摘されるようになった
80年代後半頃までの
二酸化炭素濃度は
精々340ppmに過ぎなかった
それが昨年の確定値で
一年前の2013年実績で
400ppmを赤道付近で
既に超えていた
ppmとは
Particle Per Million
の略号であり
百万分の一
を意味する単位
これを百分比に置き換えると
大気中の二酸化炭素濃度は
0.4%の水準を
既に突破している
ということになる
増加分に限れば60ppmとなり
たった0.06%
CO2が増えたというだけで
温帯を熱帯へと変化させる変化が
たちまち顕在化した
ということになる話なのである
地球環境というものは
まことにあやうい
不安定な
バランスの上に
かろうじて
保たれている
精妙なシステム
でできている
今年はとりわけ
夏の暑さが増加上昇しており
猛暑日を記録する日々が
連日のように続いていた
大気圏を構成する気体分子の内訳は
最大の比率を占める窒素分子N2が78%
その次が酸素分子O2の21%
となっている
この二種類の気体成分だけで
大気の99%を成り立たせている
残るたった1%の物質中に
単原子分子のアルゴンと
温室効果ガスである
二酸化炭素CO2
メタンCH4
六フッ化硫黄SF6
そして
水H2Oなどがすべて含まれている
雲が水蒸気でできており
それさえもが
コンマ以下のパーセントとなって
この地球大気
がつくりだす環境メカニズム
というものを安定裏に
保たせている
この先
温室効果ガスの濃度が
更に上がるのだとすると
どんな苛烈な変化に
文明が見舞われるのか
さえ
まったく分からない
ほど
巨大な動乱要因が
突発的に
訪れる
70億人を既に突破した地球人口は
今後緩慢に淘汰され
減少していく時代
となることを
太陽系第三惑星
から一層苛烈に迫られる
自然災害だけでなく
ウィルスや微生物などによる
予期しない変化で
国際経済には
強い負圧がけられる
人口の減少は
生産の劣化を伴う
反転したベクトルは
化石燃料の消費を圧縮し
温室効果ガスの濃度を希釈しはするのだが
水の増加は
海岸線の総延長距離
を短縮させ
耕作面積を狭める結果を
否応なしに連れてくる
食料の自給自足が成り立っている間に
温暖化を有効裏に急ぎ止めなければ
海流は消えて
海洋生物の多くが
死滅する事態を招く
この変化が人口の調節に寄与し
適切な許容環境へと
揺り戻す
氷山氷河が液化することにより
冷たい水が重さを増して
海中へと沈み込み
海底から海嶺をへて
上昇した表層を流れる海流を
海面へと押し上げる
流体が担ってきた撹拌機能も
また同様に失われてしまうのだ
温暖化が進んで
冷たい水の沈み込みが止まった時
海流を生んでいた
冷熱のエネルギーの供給が途絶え
海洋はもっていた活性を失って
人類に食料を供給する能力まで
失くすことになるだろう
経済成長を目的とする巨額の一斉投資が
地下資源の燃焼を拡大させ
それによる酸化作用で
多くの有害な酸素化合物を
大気中で量産し
気候の変動を加速させながら
人口比率を
地球が許容できるレベルへと
自然による
調節が成り立つ値にまで
推し戻す
このかそけきメカニズムを
資本の論理とそれが生み出した文明とが
短期間で破壊した
ということが
巨大な淘汰圧となって
生命に対する報復を
いま自然界から
直接的に行わせている
知識だけでは理解できない
生命と環境とを結びつけている
壮大なメカニズムを
知性によって
修復するよう
惑星から文明へと
おごそかに
語りかけている
その声を無視してきた
ということが
さまざまな不具合を
世界各地に同時多発させており
政策の不備を突く形で
国民に負圧となる
見えない力を
より強く
与えるようになってきた
国際経済のデフレ化
という潮流の変化などは
その傍証となる項目のひとつ
文明の覚醒を
惑星が望んでいる
ことに
ヒトが感性
で応えることができないままだと
地球は水没した惑星として
宇宙にたった一つしかない
展示品となるばかり
それは
文明が追いかけてきたもの
がもつ罠に
知性を放擲したことによって
知識だけを重用するようになった
愚かなる人類が
己の欲望に従って
わき目も振らず
ものの見事に嵌りこみ
ついに抜け出せなくなった
水葬するための墓
である惑星の姿を
137億光年の広がりを持つ
この宇宙空間に
晒しつづけることになる
古来
自業自得
と先祖代々そう呼んできた
必然の
最終結果とは
このようなもの
愚かなる認識は
最悪の経過
と
それによる終焉の到来を
自らの手で急がせる