温暖化現象は
炭素の酸素化合物である
CO2濃度が高まって起きたもの
温室効果をもつガスは
他にもたくさんあり
量的に多いものに限るなら
水素の酸素化合物である
H2Oがガス化してできた
水蒸気
にも当てはまる
一般的によく知られている気化熱は
撒いた水が蒸発し
地表の熱
を上空へと持ち去るときに
熱を引き下げるが
その熱は上空で保存され
大気全体を温める
エネルギーは不滅
であることから
熱エネルギーにも
その法則は適用できる
地表の熱を奪って
そこを冷やすのは
液体の水だが
それが蒸発し
ガス化を引き起こす
熱の移動の主役は
このとき
気体へと変わった水
液体が気体となって
地表から熱が奪われ
その熱が上空を
反対に温める
地表の熱が水をガス化し
上空へとそれを持ち去ったとき
気化熱が生じて
熱の移動が引き起こされる
上空で暖気と寒気とが触れ合い
ガスは凝固して
そこで再び液化する
この反応で重さを得た水の分子が
地表へと落ち
雨となる
空の雲と
海の水は
こうして果てしなく循環し
降る雨が生命を潤し
肥沃となった大地では
農作物が生まれ出る
ことが可能となった
熱を得ようとして
地下資源
就中
化石燃料を燃やすと
CO2だけでなく
H2Oも同時に生み出される
こととなる
どちらのガスにも温室効果
が共通にあり
温暖化を促進する
という結果を大気圏へと齎している
人類は炭素系化合物の方にしか
今のところ
関心がなく
もっと深刻な
水素系酸化物の方は
取り立てて問題がない
と思い込んで
未だにノー天気のまま
問題の本質を見落とした状態で
長閑に安穏と暮らしている
温暖化が現象化するようになってからも
騒いではいるのだ
一向に有効な手立てを
打つことができずにいて
温室効果ガスの削減目標のみを
無暗に
かつ
矢鱈と高めつづけている
という現状のもつ意味にさえ
相変わらず気づかない
CO2は紫外線で分解するため
濃度は時の経過と供に
下がっていく傾向にあるのだが
自然に分解する閾値を
生産量が上回り
気候の変動を懸念する声が
その頃急に高まった
だが対策を講じたその効果
は何一つとしてなく
削減目標の値だけが
一貫して高まり続けるようになったのみ
これが
文明を進化させてきた果てに得た
その現状
紫外線が分解する以上に
新しい二酸化炭素が
次々に発生し
濃度を高めていくので
惑星全体のCO2濃度は
80年代頃から
緩慢に高まり続けるようになったのだった
この経過が気候変動の原因になっている
とそう認識した文明だが
地下資源の消費を抑制すれば
温暖化に歯止めがかかる
と単純にそう解釈した
問題認識能力に誤りがなければ
温暖化を止める程度のことは
いとも容易にできていた
地下資源に代わる
環境型の電源を開発する
程度のことなら
現状でも難なくできる
それを怠っていた
ということが気候変動を
深刻なものにした
地下資源を巡る資本の論理が
環境の復元効果を
文明に避けさせてきた
という経緯
が異常気象の頻発
を促した
地下資源にまつわる
利益共同体と既得権益享受層とが
真相の特定を阻むよう
秘密主義を貫きとうそうとして
陰に陽に
隙間なく謀っている
これまでの一連の経過が
底流で問題の姿カタチを
見えなくさせているその事実を見ずに
数値目標だけを高めつづけている
この愚かさ
真実に接することができていながら
みてみない
ふり
を続けてきた
ということが
パリ協定を俄かに成立させた
その理由
温室効果ガスに隠された
もっと別の問題は
俎上に上ることなく
残されたままの
水素系酸素化合物の方にある
水は安定な化合物であることから
自然条件の下では
分解することが決してない
一旦できたH2Oは
CO2が紫外線で分解されるのに対し
電気分解
または
二千度以上の高熱を与えなければ
水の分子状態を保ちつづける
環境温度の違いによって
それは
液体であったり
気体であったり
または固体であったりはするものの
H2Oであることには
変わりがない
こうして一旦生成した水素系酸化物は
減ることなく増え続け
増加し続けるH2Oという化合物が
この地球を水の惑星
と呼ばせるようにした
地下資源の代表的存在は
メタンCH4
これを燃やせば
酸化反応のプロセスで
一つしかない炭素は
酸素原子を二つ取り込んで
CO2となり
四つある水素は
酸素をひとつ宛取り込んで
二つのH2Oを同時につくる
地下資源を燃やして熱に変える行為が
一つのCO2を合成すると同時に
二つのH2Oを合成するのだ
後者の化合物について
文明は一切の関心を未だ示さない
そのために海面水位の上昇は
予想を超えて急増してしまい
氷山氷河が融解して液化した以上の速度で
島嶼国家を沈没させる事態を招き
海岸線の総延長距離を
年ごとに狭めていく
という経過を
着実に辿り続けだしている
産業革命以降
地下資源を燃やし続けてきたそのために
水素系酸化物が炭素系酸化物の二倍多く増え
降水量の増加とそれによる洪水や
各種の自然災害を
世界各地で
頻発させる時代を生んだ
この単純な経過について
全体をみないまま
CO2の有害性にのみ着目し
化石燃料の消費を減らすのではなく
それが生み出した電気
の消費を減らすことで
問題が解決する
と独善的に文明を代表する
知識人たちはそう考えた
既に燃やして酸化してしまったCH4(メタン)
は
それが生み出した電気の消費を減らしたとしても
元の状態である炭素原子と
水素原子とにたち戻ることは
できない
ここに文明が陥った過誤がある
電力消費を減らす努力を続けてきた
にもかかわらず
二酸化炭素の大気中濃度
が上がり続けていた事実と遭遇した文明は
対策として
時間をかけて
今世紀中に
ヒト起源のCO2排出量を
ゼロにする
という遠大な目標を設定し
取り敢えず安堵した
このように
問題の本質を見失っている以上
状況が改善する可能性は
極めて低い
炭素系酸化物にしか危機感を抱いていないため
その隙に乗じて
水素系酸化物が
地球を沈没させてしまうこととなる
そのことについては
何の警戒もしていない
原発が止まってから
火力発電所が総動員され
地下資源の消費量が大きく増えた
降水量がその時から急増するようになり
原発がメルトダウンして
水素爆発を惹起した年を境に
降水量の増加と
それによる自然災害を
至るとこで引き起こす事態となった
知識の量的拡大に特化した教育は
知識の意味を斟酌するための時間を惜しみ
間口を広げるための時間を増やすことに専念し
教育投資で進学競争を加熱する
という現状を導はしなくも導いた
有効需要の喪失は
教育の現場でも
起きている
過当競争が教育投資に親を没入させ
思考力の乏しい
指示待ち世代
とよばれる階層を量産する
時代を連れてきた
思考力が備わっているのなら
指示がでるのを待つ前に
正しい判断を下すことは
難なくできた
教師による判断停止が
あの日
大川小学校で
幼い命を津波に奪わせた
思考力を涵養する機会が
教室から一斉に失われ
備わっていた判断力は
爾来
自動的に浅薄化した
批判精神も失われ
問題の認識を誤った
事実にすら誰一人
一向に気づかない
そんな知識人たちを
効率よく再生産しつづけている
誤った経済政策に執着し
己の誤謬を否定して
国家の富を失い続け
財政悪化を推し進め
国民に千兆円超の負債のツケ
を押し付けた
その行為の意味も
理解できずにいる指導者を
国民が応援する
という異様としか譬えようのない構図
がこの国を支配する
基礎的条件を所与とした
教育のあり方を見直すことで
問題の所在を知れば
不具合の殆どすべては
一斉に消えてなくなる
思考力を取り戻すということが
学習した知識を活用するための
正しい道
少なくとも
己の誤りに気づかない限り
文明に未来はない
能力を生かすことができないのなら
あらゆる投資は
おしなべて
意味をもたない
グローバル化した市場経済が
デフレの温床
インフレ率を高めて2%にすれば
それで片付く
という安易な発想では
到底解決しなかったのは
まさに
ものの道理だったのである
炭素の酸素化合物である
CO2濃度が高まって起きたもの
温室効果をもつガスは
他にもたくさんあり
量的に多いものに限るなら
水素の酸素化合物である
H2Oがガス化してできた
水蒸気
にも当てはまる
一般的によく知られている気化熱は
撒いた水が蒸発し
地表の熱
を上空へと持ち去るときに
熱を引き下げるが
その熱は上空で保存され
大気全体を温める
エネルギーは不滅
であることから
熱エネルギーにも
その法則は適用できる
地表の熱を奪って
そこを冷やすのは
液体の水だが
それが蒸発し
ガス化を引き起こす
熱の移動の主役は
このとき
気体へと変わった水
液体が気体となって
地表から熱が奪われ
その熱が上空を
反対に温める
地表の熱が水をガス化し
上空へとそれを持ち去ったとき
気化熱が生じて
熱の移動が引き起こされる
上空で暖気と寒気とが触れ合い
ガスは凝固して
そこで再び液化する
この反応で重さを得た水の分子が
地表へと落ち
雨となる
空の雲と
海の水は
こうして果てしなく循環し
降る雨が生命を潤し
肥沃となった大地では
農作物が生まれ出る
ことが可能となった
熱を得ようとして
地下資源
就中
化石燃料を燃やすと
CO2だけでなく
H2Oも同時に生み出される
こととなる
どちらのガスにも温室効果
が共通にあり
温暖化を促進する
という結果を大気圏へと齎している
人類は炭素系化合物の方にしか
今のところ
関心がなく
もっと深刻な
水素系酸化物の方は
取り立てて問題がない
と思い込んで
未だにノー天気のまま
問題の本質を見落とした状態で
長閑に安穏と暮らしている
温暖化が現象化するようになってからも
騒いではいるのだ
一向に有効な手立てを
打つことができずにいて
温室効果ガスの削減目標のみを
無暗に
かつ
矢鱈と高めつづけている
という現状のもつ意味にさえ
相変わらず気づかない
CO2は紫外線で分解するため
濃度は時の経過と供に
下がっていく傾向にあるのだが
自然に分解する閾値を
生産量が上回り
気候の変動を懸念する声が
その頃急に高まった
だが対策を講じたその効果
は何一つとしてなく
削減目標の値だけが
一貫して高まり続けるようになったのみ
これが
文明を進化させてきた果てに得た
その現状
紫外線が分解する以上に
新しい二酸化炭素が
次々に発生し
濃度を高めていくので
惑星全体のCO2濃度は
80年代頃から
緩慢に高まり続けるようになったのだった
この経過が気候変動の原因になっている
とそう認識した文明だが
地下資源の消費を抑制すれば
温暖化に歯止めがかかる
と単純にそう解釈した
問題認識能力に誤りがなければ
温暖化を止める程度のことは
いとも容易にできていた
地下資源に代わる
環境型の電源を開発する
程度のことなら
現状でも難なくできる
それを怠っていた
ということが気候変動を
深刻なものにした
地下資源を巡る資本の論理が
環境の復元効果を
文明に避けさせてきた
という経緯
が異常気象の頻発
を促した
地下資源にまつわる
利益共同体と既得権益享受層とが
真相の特定を阻むよう
秘密主義を貫きとうそうとして
陰に陽に
隙間なく謀っている
これまでの一連の経過が
底流で問題の姿カタチを
見えなくさせているその事実を見ずに
数値目標だけを高めつづけている
この愚かさ
真実に接することができていながら
みてみない
ふり
を続けてきた
ということが
パリ協定を俄かに成立させた
その理由
温室効果ガスに隠された
もっと別の問題は
俎上に上ることなく
残されたままの
水素系酸素化合物の方にある
水は安定な化合物であることから
自然条件の下では
分解することが決してない
一旦できたH2Oは
CO2が紫外線で分解されるのに対し
電気分解
または
二千度以上の高熱を与えなければ
水の分子状態を保ちつづける
環境温度の違いによって
それは
液体であったり
気体であったり
または固体であったりはするものの
H2Oであることには
変わりがない
こうして一旦生成した水素系酸化物は
減ることなく増え続け
増加し続けるH2Oという化合物が
この地球を水の惑星
と呼ばせるようにした
地下資源の代表的存在は
メタンCH4
これを燃やせば
酸化反応のプロセスで
一つしかない炭素は
酸素原子を二つ取り込んで
CO2となり
四つある水素は
酸素をひとつ宛取り込んで
二つのH2Oを同時につくる
地下資源を燃やして熱に変える行為が
一つのCO2を合成すると同時に
二つのH2Oを合成するのだ
後者の化合物について
文明は一切の関心を未だ示さない
そのために海面水位の上昇は
予想を超えて急増してしまい
氷山氷河が融解して液化した以上の速度で
島嶼国家を沈没させる事態を招き
海岸線の総延長距離を
年ごとに狭めていく
という経過を
着実に辿り続けだしている
産業革命以降
地下資源を燃やし続けてきたそのために
水素系酸化物が炭素系酸化物の二倍多く増え
降水量の増加とそれによる洪水や
各種の自然災害を
世界各地で
頻発させる時代を生んだ
この単純な経過について
全体をみないまま
CO2の有害性にのみ着目し
化石燃料の消費を減らすのではなく
それが生み出した電気
の消費を減らすことで
問題が解決する
と独善的に文明を代表する
知識人たちはそう考えた
既に燃やして酸化してしまったCH4(メタン)
は
それが生み出した電気の消費を減らしたとしても
元の状態である炭素原子と
水素原子とにたち戻ることは
できない
ここに文明が陥った過誤がある
電力消費を減らす努力を続けてきた
にもかかわらず
二酸化炭素の大気中濃度
が上がり続けていた事実と遭遇した文明は
対策として
時間をかけて
今世紀中に
ヒト起源のCO2排出量を
ゼロにする
という遠大な目標を設定し
取り敢えず安堵した
このように
問題の本質を見失っている以上
状況が改善する可能性は
極めて低い
炭素系酸化物にしか危機感を抱いていないため
その隙に乗じて
水素系酸化物が
地球を沈没させてしまうこととなる
そのことについては
何の警戒もしていない
原発が止まってから
火力発電所が総動員され
地下資源の消費量が大きく増えた
降水量がその時から急増するようになり
原発がメルトダウンして
水素爆発を惹起した年を境に
降水量の増加と
それによる自然災害を
至るとこで引き起こす事態となった
知識の量的拡大に特化した教育は
知識の意味を斟酌するための時間を惜しみ
間口を広げるための時間を増やすことに専念し
教育投資で進学競争を加熱する
という現状を導はしなくも導いた
有効需要の喪失は
教育の現場でも
起きている
過当競争が教育投資に親を没入させ
思考力の乏しい
指示待ち世代
とよばれる階層を量産する
時代を連れてきた
思考力が備わっているのなら
指示がでるのを待つ前に
正しい判断を下すことは
難なくできた
教師による判断停止が
あの日
大川小学校で
幼い命を津波に奪わせた
思考力を涵養する機会が
教室から一斉に失われ
備わっていた判断力は
爾来
自動的に浅薄化した
批判精神も失われ
問題の認識を誤った
事実にすら誰一人
一向に気づかない
そんな知識人たちを
効率よく再生産しつづけている
誤った経済政策に執着し
己の誤謬を否定して
国家の富を失い続け
財政悪化を推し進め
国民に千兆円超の負債のツケ
を押し付けた
その行為の意味も
理解できずにいる指導者を
国民が応援する
という異様としか譬えようのない構図
がこの国を支配する
基礎的条件を所与とした
教育のあり方を見直すことで
問題の所在を知れば
不具合の殆どすべては
一斉に消えてなくなる
思考力を取り戻すということが
学習した知識を活用するための
正しい道
少なくとも
己の誤りに気づかない限り
文明に未来はない
能力を生かすことができないのなら
あらゆる投資は
おしなべて
意味をもたない
グローバル化した市場経済が
デフレの温床
インフレ率を高めて2%にすれば
それで片付く
という安易な発想では
到底解決しなかったのは
まさに
ものの道理だったのである