「善と信じて不善を為す」
文明が閲してきたその過程は
このような思い込みと
それによる独善
の歴史とで
できている
たとえば
角を矯めて牛を殺す
という言葉が参考となるだろう
清潔な暮らしを望んで
衛生環境を高度化してきた
という経過が誤った認識を成り立たせ
我が子を早逝させる
事例が
最近頓に増えてきた
感染症に対抗する能力をもつ
抗体
を生まれながらに作り出す
免疫
という能力を
ヒトは誕生と同時に
身に備え強化する
知育偏重の教育を高度化してきた
そのことが
思考力を涵養しない教育の方法
として定着し
細菌による感染比率を
低下させようとして
より清潔で快適な環境
をつくるための
人工的な浄化作用を設定し
体外環境を整備することで
過剰なほどの人為的な予防対策を
親が率先してとるような風潮が
或る頃を境として急速に広まった
生命が等しくもつ
免疫能力を
無知による過度な予防が退化させ
抵抗力を失った世代
が命を奪われるケースが
俄かに増えた
毒性の弱いO157にさえ
抵抗することができない固体
を
再生産する時代
が商業ベースに乗ったことで
急速に一般化した
こうして親の善意によって
ヒトに固有の免疫能力を強化する機会
を失って逆にそれを退化させてしまった
幼い生命が
嘗て存在していなかった
ノロウイルスなどの感染源
によって呆気なく逝去する
という不幸な顛末を
日本中で生み出す時代を連れてきた
誤った理解を放置してきた
知識量重視の最近の教育と
それによる誤った理解に基づく
知識の誤用が一般化することとなり
免疫機能を強化する機会を失った幼児
と
所与の機能を賦活させる機会
を失った活性の弱い老いた生体が
細菌感染とその増殖作用によって
生きる
ことを許されない身分
へと一様に追い詰められている
知識の質的向上を放棄して
知識の量的拡大に特化した
高度化した教育が
知識の意味を考慮する
その時間を惜しみ
思考力を減退させて
清潔を保つことで安心を買い
結果として免疫機能を退化させ
生命活性を奪い去る行為
を善と信じて
布教する
身勝手な正義を文化的だ
と思い込むようになっている
このように誤った理解を
無批判に放置してきた
ということが
不正な認識を跋扈させる
媒質となる土壌を生んだ
教育の欠陥
とはまさにこういうことなのだ
知識量の高さを誇る学力が
知識のもつ意味を
正しく認識するための
時間を惜しみ
薄っぺらな知識に基づいた
不正な理解で
ものごとを分かった積もり
にさせている
思考力の脆弱化は
認識能力を劣化させ
判断の誤りを
遅れて顕在化する結果を招く
国の急速な劣化は
その象徴
この教育の高度化という変化
が齎した様々な投資の失敗
が多くの不毛な経過を
休む間もなく
陸続として
生み出す原動力となっている
問題認識能力というものは
思考力を鍛錬する機会
が身に着けさせる
体験から学んだ経験を
フィードバックさせることで
身に着く
教科書から学ぶことには
自ずから限界がある
学力の間口をどんなに拡大
していったところで
問題の姿かたち
を見る能力を失っていたのなら
状況を改善するどころか
悪化するだけの途をひたすら辿る
免疫能力の低下と
止まらない温暖化現象
のそれぞれの分野領域には
共通の原因が関与している
知識量の拡大は
認識能力の育成
とは本来無関係
知識の意味を承知していれば
現象を見ただけで
数ある対策の中から
たった一つしかない
有効解を
一瞬で割り出す
一知半解の粗末な知識
ほど文明にとって
有害なものは外にない
判断を誤ったということが
所期の成果を失わせ
長年に亘って祟りつづける
その因果の素
バブル経済の崩壊を起源
とする失われた十年の倍増
やアベノミクスによる
デフレ経済からの脱却の実現
が五年経っても未だ実らない
という一連の不毛な経過こそ
教育の失敗が生み出した
当のそのもの
思考力の欠如と認識能力の低迷
が生み出した相乗効果が
教育投資と環境投資の同時的失敗
を生み落し
国民に富を
ではなく
貧困と失望を同時に与え
将来展望から希望を奪い
カネを回さない世の中
となるよう水面下で
強く迫っている
投資の失敗が損失を誘導し
成果不在の国費投入が
財政赤字を増長させ
債務総額の異常な積み上げが
金利の上昇を
執拗に妨げる
インフレ目標を達成するためには
物価の上昇だけでなく
金利の上昇と収入の増加
が同一歩調で
底堅く
成り立っていなければならない
アベノミクスは金利の低下
から離れられない状況を導き
インフレ効果をマイナス金利
で抑制するという
加速と制動を同時に行う
無駄が生む損失を
ただ単に嵩上げする態のもの
日銀は己の失敗を認めることが
未だにできない
当初から分かっていたことが
指導体制の蒙を啓く機会
を先送りする経過を辿らせた
日銀がとり得る選択肢は
始めから限られたものだった
この状態が資本の外需志向を生み
内需を形成する消費市場全体を
長期間低迷させてきた
総需要の停滞
を意味するGDPに於ける
負の効果となって作用した
過度に清潔な住環境が
免疫能力を却って奪い
健全な生命がもつ抵抗力を殺ぎ落し
大切に育ててきた幼いイノチ
を保護者の意識が
自らの手で葬っている
現状を放置した
免疫機能の意味を
親が理解せず
清潔を尊ぶ風潮が広まって
我が子を失う親の再生産を拡大する
という実に不幸で不毛な経過が
世に定着する時代となった
このような事例は
過去には
まったくなかったこと
毒性のある細菌が
急に増えたという事実は存在せず
それは太古の昔から
人類と共存していた
微細な機構が
免疫活性を促すための
自然界から与えられていた
自然法則に基づく
事前の配慮
その他の不具合なども
多くの場合
認識の失敗
を
ヒトに証明するためのもの
大企業の経営者一同が
打ち揃って叩頭する姿が
画面に映し出さるようになったのも
同じ理由が関わっている
文明が閲してきたその過程は
このような思い込みと
それによる独善
の歴史とで
できている
たとえば
角を矯めて牛を殺す
という言葉が参考となるだろう
清潔な暮らしを望んで
衛生環境を高度化してきた
という経過が誤った認識を成り立たせ
我が子を早逝させる
事例が
最近頓に増えてきた
感染症に対抗する能力をもつ
抗体
を生まれながらに作り出す
免疫
という能力を
ヒトは誕生と同時に
身に備え強化する
知育偏重の教育を高度化してきた
そのことが
思考力を涵養しない教育の方法
として定着し
細菌による感染比率を
低下させようとして
より清潔で快適な環境
をつくるための
人工的な浄化作用を設定し
体外環境を整備することで
過剰なほどの人為的な予防対策を
親が率先してとるような風潮が
或る頃を境として急速に広まった
生命が等しくもつ
免疫能力を
無知による過度な予防が退化させ
抵抗力を失った世代
が命を奪われるケースが
俄かに増えた
毒性の弱いO157にさえ
抵抗することができない固体
を
再生産する時代
が商業ベースに乗ったことで
急速に一般化した
こうして親の善意によって
ヒトに固有の免疫能力を強化する機会
を失って逆にそれを退化させてしまった
幼い生命が
嘗て存在していなかった
ノロウイルスなどの感染源
によって呆気なく逝去する
という不幸な顛末を
日本中で生み出す時代を連れてきた
誤った理解を放置してきた
知識量重視の最近の教育と
それによる誤った理解に基づく
知識の誤用が一般化することとなり
免疫機能を強化する機会を失った幼児
と
所与の機能を賦活させる機会
を失った活性の弱い老いた生体が
細菌感染とその増殖作用によって
生きる
ことを許されない身分
へと一様に追い詰められている
知識の質的向上を放棄して
知識の量的拡大に特化した
高度化した教育が
知識の意味を考慮する
その時間を惜しみ
思考力を減退させて
清潔を保つことで安心を買い
結果として免疫機能を退化させ
生命活性を奪い去る行為
を善と信じて
布教する
身勝手な正義を文化的だ
と思い込むようになっている
このように誤った理解を
無批判に放置してきた
ということが
不正な認識を跋扈させる
媒質となる土壌を生んだ
教育の欠陥
とはまさにこういうことなのだ
知識量の高さを誇る学力が
知識のもつ意味を
正しく認識するための
時間を惜しみ
薄っぺらな知識に基づいた
不正な理解で
ものごとを分かった積もり
にさせている
思考力の脆弱化は
認識能力を劣化させ
判断の誤りを
遅れて顕在化する結果を招く
国の急速な劣化は
その象徴
この教育の高度化という変化
が齎した様々な投資の失敗
が多くの不毛な経過を
休む間もなく
陸続として
生み出す原動力となっている
問題認識能力というものは
思考力を鍛錬する機会
が身に着けさせる
体験から学んだ経験を
フィードバックさせることで
身に着く
教科書から学ぶことには
自ずから限界がある
学力の間口をどんなに拡大
していったところで
問題の姿かたち
を見る能力を失っていたのなら
状況を改善するどころか
悪化するだけの途をひたすら辿る
免疫能力の低下と
止まらない温暖化現象
のそれぞれの分野領域には
共通の原因が関与している
知識量の拡大は
認識能力の育成
とは本来無関係
知識の意味を承知していれば
現象を見ただけで
数ある対策の中から
たった一つしかない
有効解を
一瞬で割り出す
一知半解の粗末な知識
ほど文明にとって
有害なものは外にない
判断を誤ったということが
所期の成果を失わせ
長年に亘って祟りつづける
その因果の素
バブル経済の崩壊を起源
とする失われた十年の倍増
やアベノミクスによる
デフレ経済からの脱却の実現
が五年経っても未だ実らない
という一連の不毛な経過こそ
教育の失敗が生み出した
当のそのもの
思考力の欠如と認識能力の低迷
が生み出した相乗効果が
教育投資と環境投資の同時的失敗
を生み落し
国民に富を
ではなく
貧困と失望を同時に与え
将来展望から希望を奪い
カネを回さない世の中
となるよう水面下で
強く迫っている
投資の失敗が損失を誘導し
成果不在の国費投入が
財政赤字を増長させ
債務総額の異常な積み上げが
金利の上昇を
執拗に妨げる
インフレ目標を達成するためには
物価の上昇だけでなく
金利の上昇と収入の増加
が同一歩調で
底堅く
成り立っていなければならない
アベノミクスは金利の低下
から離れられない状況を導き
インフレ効果をマイナス金利
で抑制するという
加速と制動を同時に行う
無駄が生む損失を
ただ単に嵩上げする態のもの
日銀は己の失敗を認めることが
未だにできない
当初から分かっていたことが
指導体制の蒙を啓く機会
を先送りする経過を辿らせた
日銀がとり得る選択肢は
始めから限られたものだった
この状態が資本の外需志向を生み
内需を形成する消費市場全体を
長期間低迷させてきた
総需要の停滞
を意味するGDPに於ける
負の効果となって作用した
過度に清潔な住環境が
免疫能力を却って奪い
健全な生命がもつ抵抗力を殺ぎ落し
大切に育ててきた幼いイノチ
を保護者の意識が
自らの手で葬っている
現状を放置した
免疫機能の意味を
親が理解せず
清潔を尊ぶ風潮が広まって
我が子を失う親の再生産を拡大する
という実に不幸で不毛な経過が
世に定着する時代となった
このような事例は
過去には
まったくなかったこと
毒性のある細菌が
急に増えたという事実は存在せず
それは太古の昔から
人類と共存していた
微細な機構が
免疫活性を促すための
自然界から与えられていた
自然法則に基づく
事前の配慮
その他の不具合なども
多くの場合
認識の失敗
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ヒトに証明するためのもの
大企業の経営者一同が
打ち揃って叩頭する姿が
画面に映し出さるようになったのも
同じ理由が関わっている