こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

連 環 構 造

2018-01-21 10:01:38 | Weblog
資本の論理は

経済成長を賦役する

という有意な役割を

地表へと残し

環境条件を損なう

という行為の継続に縛られている


この自縄自縛と言うべき

追いつめられた状況を

今後より一層

甚だしいものにすること以外

行くべき道を既にもたない


現状へと至るその過程で

自然災害を着実に狂暴化し

降水量を甚だしく増やし

海岸線を日夜圧縮しながら

生命の多様性を

専ら損ないつづけている


人口調節機能のひとつ

という側面をもつにせよ

意味のない無駄な破壊は

経済成長の阻害要因

となることしかできない


生産性の劣化は

資本効率の向上

を目指す投資家すべて

にとって

最大の敵


環境条件を改善する効果



投資意欲を刺激する効果

とを

同時に実現するためには

コスト効率の改善

が常に

実行されていなければならない


既存の電源のあらゆるタイプは

おしなべて

高コスト

且つ有害


有益ではあるものの

環境の劣化

を引き出す

という条件を等しくもつ

再生可能エネルギーは健全でも

商用電源の支援がなければ

役に立たない


資本の論理は

いつかどこかで

必ず破綻する

というのが相場の哲理


環境条件を損なわずに

資本効率を高めるためには

仮想敵からの攻撃

を前提とした軍事予算の増強は

却って障害


これと同じことが

温室効果でも起きている


エネルギーコストをゼロにする

と同時に

防衛コストもまたゼロにする

ことができたとき

はじめて

優良なエネルギーによる

無益な破壊圧の連鎖的増長

から文明は解放される


実体をもたない

防衛する側にとってのみ

意味のある存在

である仮想敵という概念は

対立が生じた時にだけ

具体化して

極めて有害な脅威となる


この事実は

対立を介在させない関係を

破壊のための予算が

力技でぶち壊しにする

という意味をもつ


経済成長は

繁栄の成果

破壊行動のすべて

は経済を疲弊させ

損失だけを

意味もなく

ただ単に積み上げる


対立を共有する関係

にある国家間に於いて

経済が発展した

とする試しはない

只の一例 も


戦争特需を派生させた経過はあるにせよ

それは戦勝国にのみに

与えられる特権であり

一時的な富の流入

であるに過ぎない

長期的な経済成長をするための

土台

とはなり得ない


経済成長を重視するのなら

敵対感情の競りあがりは

禁忌

繁栄は対立を解消し

破壊のための投資を

生産のための投資へと

切り返す


エネルギーコストをゼロ

にする方法を

いつか見出した国家は

敵対関係を友好関係へと

切り代える


環境の復元を進めて

温暖化を止めることができた

としても

その権益のもつ意味

に気付かずにいるのなら

経済戦争は物理戦争の下位

に置かれ

核兵器の保有から

文明を

開放させないよう

永久に拒ませる


地下資源の消費

を前提としない未来の

ゼロコスト・エネルギーは

健全な経済成長を促して

破壊するための怒りを

創造する喜びへと

変容させる

自然法則を点検すると

その方法が見えてくる


現状は環境を劣化させる淘汰圧

のみならず

経済を劣化させるデフレスパイラル

そしてインフルエンザウイルスなどによる

疫学的な人口調節機能が

巨視的に働いており

複合要因が組み合わさり

重合体を地表に形成することで

負圧をより一層高めている


マクロな調性機能

が働いてそれが

特異的に変化する

時代が訪れた


そこに共通しているのは

知育偏重に特化した

教育の高度化

という独善的な選択

の採用に潜む罠


知識の量的拡大へと特化し

一般化した教育制度は

学力を世界規模で向上発展させたが

知識の意味

を掘り下げる時間を惜しみ

思考回路の熟成を排除し

知識の質的劣化を公平化

することに役立った


一向に止まろうとしない温暖化



反転しようとしないデフレ経済

という二つの回復不能な諸症状

を連れてきた巨大潮流は

教育投資の失敗を再生産する

という循環を成立させた


この事実を

当事者に対し

いま以て何も悟らせていない

というその点で

極めて深刻な病巣

を作り出すに至らしめた


資本の論理は

繁栄と貧困を

1:99の割合で

同時生成させる結果を残し

地球の論理は

環境の復元を促とうとして

気候の変動を

予兆として文明へと

与えつづけている


貧困を量産する論理は

おそらく

やがて破綻する


そこで登場するのが

繁栄を平和の糧

とする

未来社会が前提とする

環境負荷のない

優良な新エネルギー


エネルギーコストは本来ゼロ

優良で健全な

人類が手に入れて然るべき

本来のエネルギー大系

の発掘

という考古学的アプローチ


科学革命

と呼ぶほど仰々しくはなく

教育が辿りついた

荒れた岸辺

に立って振り返った時

初めてみえてくるような

発掘者が手に入れるための

言わば墓標のようなもの


思考力を伴わない知識は

批判精神を圧殺する
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