京都議定書COP3から
パリ協定COP23までの
二十年間にやってきたことの
すべて
は
無駄
の一語に集約できる
この二十年間に
無為に失った
時間の総和
が
気候変動要因
を積み増すことに
とても役立った
失った時間に
遅れて気づいた
ということが
温暖化の影響を
抜き差しならないほどにまで
近年
急速に高めた
その影響はとりわけ
今年の夏
に顕著
地表は
文明が犯した
判断
の過ち
に長期間気づかずにいた
ことが禍し
北半球の全域で
熱波の襲来に
耐えて過ごすことしか
できなくなった
熱波と降水量の増大
によるその影響は
地形の著しい変更
を迫り
生命の喪失を
強制する事態
を
地域に居住する生活者に
現実として受け容れるよう
例外なく強制した
地球環境の温暖化
という70年代後期から
指摘されるようになっていた
その変化は
人災と呼ぶ以外に
適切な表現は見当たらない
最大の原因物質であることが
明かとなっている
CO2の大量排出
という行為は
経済成長を加速させる
ことを裨益したのだったが
それは環境の安定性と
引き換えになる
という絶対的な条件
が暗黙裡につけられていた
事態の深刻さを悟った文明は
気候変動を制御しようとして
さまざまな努力を
世界中で行っていながら
有害な温室効果ガスの濃度
を高めることにしか
寄与しなかった
これが文明の限界を
強く示唆した
そこで急遽登場したのが
新しい温暖化防止対策となった
パリ協定だったのだ
その内容には
だが
具体的な対応方法の記載
がなく
猶予期間を意味もなく
長く設けることによって
時間的な制約を引き伸ばした
その代わりに
温室効果ガスの削減目標を
最大化して
ゼロパーセントへと最小化する
という手のものだった
これは問題認識能力そのもの
がない
というメーッセジとなりはしたものの
有効解を特定することが
誰にもできない
という事実を強く訴える
体裁で統一されていたのだった
この一連の余りにも粗末な経緯
を生み出したものこそ
人類とその文明が共に得た
当座の到達点
であるにほかならない
錯誤の訳は
交流電流と直流電流とを
混同していた
というその一点に尽きる
二種類の電流の持つそれぞれの相違
を
弁別する能力
を世界中の知識人たちが
特徴的に失っていた
ということが
この粗末に過ぎる
その現実を善と信じて導き
結果として
止まらない温暖化を
二十年以上の歳月をかけて
自覚
するための機会
を遅れて漸く
ここへと連れてきた
ということになるハナシ
現状で
温暖化を止める術
はどこにも存在しない
CO2の着実
で一方的な濃度上昇
という途中経過の断面は
まことに雄弁なものがある
ここからが文明の真価
を発揮するための表舞台
自らが撒いた有害な種
に基づく強い毒性を帯びた
果実を
自らの努力で無益に収穫し
負の成果を
有害な資産
へと振り替える
禍福はアザナえる縄
の如きものであることから
正邪は周期性を保って
最適なタイミングで
入れ替わる
世にあまたある発電装置で
環境負荷がなく
それでいて低コストのモデル
を開発することができない限り
気候変動は
絶対に止まらない
悪化の一途を辿り続ける
のみ
合理性の裏付けをもたない
あらゆるシステムは
定着することが
つまり
できない
一見合理的で効率的にみえた
化石燃料を燃やす発電システム
が
生命の多様性を脅かすようになる
などとは
おそらく
考えたことすらなかろう
拙劣な見通しを前提としたことによって
交流電流に対する
認識の過ち
が
気候変動を急がせて
環境条件を
大いに劣化させてきた
という事実との遭遇
が
文明の正当性を
否定する反証
となって直接確かに機能した
のがCOP23
というものだったのだ
交流発電と交流送電の仕組み
について
調査することを
当初から怠っていなければ
そもそもCOP3などが
国際条約の批准対象
とされる事態を
引き起こすようなことは
なかった
調査研究(R&D)を
誠実に実施することができていたなら
温暖化など
過去に於ける
解決済の課題
となっていた
電力需要を努力して減らす
ことができたとしても
発電所の燃焼炉は
四六時中
稼働し続けている
その理由は
蒸気発電に欠かせないのが
一定の蒸気圧の保持
という条件だったからである
更に
交流電源にとって最も重要なのは
毎分三千回転している
円運動量の安定確保
という事実
この条件を満たした電源だけが
50ヘルツの交流電流
を正しく生み出す能力をもつ
電力需要を消費者が
自らの意思で減らす行為は
とりもなおさず
電力会社の損失
を増やすことになるだけのこと
電力会社が
一頃そうだったように
節電を執拗に
呼びかけなくなったのは
損失の巨大さを
最早無視できなくなったから
交流送電の特徴
である増幅効果を援用すれば
広域停電が発生する理由
は直ちに消える
業界の意図的な沈黙こそが
環境悪化の根本的な
たった一つのその理由
利益共同体の一郭
が沈黙を破るのは
もう少し状況の悪化が
高まってからのこと
カミングアウトしたくても
今は
それができない
という状況を与えたのは
他でもない
当の電力業界と
そこに連なる
利益共同体の仕業
目先の利益に囚われた沈黙は
高価な代償で決済する
というのが経験則の教える
定め
結果を引き受けるのは
いつも
原因を与えた者
が負うべき厳然たる
義務
パリ協定COP23までの
二十年間にやってきたことの
すべて
は
無駄
の一語に集約できる
この二十年間に
無為に失った
時間の総和
が
気候変動要因
を積み増すことに
とても役立った
失った時間に
遅れて気づいた
ということが
温暖化の影響を
抜き差しならないほどにまで
近年
急速に高めた
その影響はとりわけ
今年の夏
に顕著
地表は
文明が犯した
判断
の過ち
に長期間気づかずにいた
ことが禍し
北半球の全域で
熱波の襲来に
耐えて過ごすことしか
できなくなった
熱波と降水量の増大
によるその影響は
地形の著しい変更
を迫り
生命の喪失を
強制する事態
を
地域に居住する生活者に
現実として受け容れるよう
例外なく強制した
地球環境の温暖化
という70年代後期から
指摘されるようになっていた
その変化は
人災と呼ぶ以外に
適切な表現は見当たらない
最大の原因物質であることが
明かとなっている
CO2の大量排出
という行為は
経済成長を加速させる
ことを裨益したのだったが
それは環境の安定性と
引き換えになる
という絶対的な条件
が暗黙裡につけられていた
事態の深刻さを悟った文明は
気候変動を制御しようとして
さまざまな努力を
世界中で行っていながら
有害な温室効果ガスの濃度
を高めることにしか
寄与しなかった
これが文明の限界を
強く示唆した
そこで急遽登場したのが
新しい温暖化防止対策となった
パリ協定だったのだ
その内容には
だが
具体的な対応方法の記載
がなく
猶予期間を意味もなく
長く設けることによって
時間的な制約を引き伸ばした
その代わりに
温室効果ガスの削減目標を
最大化して
ゼロパーセントへと最小化する
という手のものだった
これは問題認識能力そのもの
がない
というメーッセジとなりはしたものの
有効解を特定することが
誰にもできない
という事実を強く訴える
体裁で統一されていたのだった
この一連の余りにも粗末な経緯
を生み出したものこそ
人類とその文明が共に得た
当座の到達点
であるにほかならない
錯誤の訳は
交流電流と直流電流とを
混同していた
というその一点に尽きる
二種類の電流の持つそれぞれの相違
を
弁別する能力
を世界中の知識人たちが
特徴的に失っていた
ということが
この粗末に過ぎる
その現実を善と信じて導き
結果として
止まらない温暖化を
二十年以上の歳月をかけて
自覚
するための機会
を遅れて漸く
ここへと連れてきた
ということになるハナシ
現状で
温暖化を止める術
はどこにも存在しない
CO2の着実
で一方的な濃度上昇
という途中経過の断面は
まことに雄弁なものがある
ここからが文明の真価
を発揮するための表舞台
自らが撒いた有害な種
に基づく強い毒性を帯びた
果実を
自らの努力で無益に収穫し
負の成果を
有害な資産
へと振り替える
禍福はアザナえる縄
の如きものであることから
正邪は周期性を保って
最適なタイミングで
入れ替わる
世にあまたある発電装置で
環境負荷がなく
それでいて低コストのモデル
を開発することができない限り
気候変動は
絶対に止まらない
悪化の一途を辿り続ける
のみ
合理性の裏付けをもたない
あらゆるシステムは
定着することが
つまり
できない
一見合理的で効率的にみえた
化石燃料を燃やす発電システム
が
生命の多様性を脅かすようになる
などとは
おそらく
考えたことすらなかろう
拙劣な見通しを前提としたことによって
交流電流に対する
認識の過ち
が
気候変動を急がせて
環境条件を
大いに劣化させてきた
という事実との遭遇
が
文明の正当性を
否定する反証
となって直接確かに機能した
のがCOP23
というものだったのだ
交流発電と交流送電の仕組み
について
調査することを
当初から怠っていなければ
そもそもCOP3などが
国際条約の批准対象
とされる事態を
引き起こすようなことは
なかった
調査研究(R&D)を
誠実に実施することができていたなら
温暖化など
過去に於ける
解決済の課題
となっていた
電力需要を努力して減らす
ことができたとしても
発電所の燃焼炉は
四六時中
稼働し続けている
その理由は
蒸気発電に欠かせないのが
一定の蒸気圧の保持
という条件だったからである
更に
交流電源にとって最も重要なのは
毎分三千回転している
円運動量の安定確保
という事実
この条件を満たした電源だけが
50ヘルツの交流電流
を正しく生み出す能力をもつ
電力需要を消費者が
自らの意思で減らす行為は
とりもなおさず
電力会社の損失
を増やすことになるだけのこと
電力会社が
一頃そうだったように
節電を執拗に
呼びかけなくなったのは
損失の巨大さを
最早無視できなくなったから
交流送電の特徴
である増幅効果を援用すれば
広域停電が発生する理由
は直ちに消える
業界の意図的な沈黙こそが
環境悪化の根本的な
たった一つのその理由
利益共同体の一郭
が沈黙を破るのは
もう少し状況の悪化が
高まってからのこと
カミングアウトしたくても
今は
それができない
という状況を与えたのは
他でもない
当の電力業界と
そこに連なる
利益共同体の仕業
目先の利益に囚われた沈黙は
高価な代償で決済する
というのが経験則の教える
定め
結果を引き受けるのは
いつも
原因を与えた者
が負うべき厳然たる
義務