こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

謀 り ご と

2020-11-15 09:12:16 | Weblog
現段階で判断すると

所謂気候変動というものは

要するに

エネルギー遷移の問題

であったということになる話であった

熱エネルギーを位置エネルギーへと変え

雨となって落下したあと

流体エネルギーとして

さまざまに利用され

太陽の輻射熱を得て

飽和水蒸気へと変わることで

気化熱を生み出し

それが上空へと移動する過程で

再び位置エネルギーを身に着ける


発生した水蒸気が多量となったとき

降水量の異常な増加が起き

流体エネルギーの前駆体となる

雨を増やして洪水を引き起こす

異常に増えた大量の水は

流体エネルギーとなって

地表を流れ下って

障害物を押し流す

自然条件の下では

このような循環が

古来より定期的に起きていた


だが人類が地下資源を燃やして

熱を効率よく生産するようになってから

地下資源の主成分であるメタンが

炭素と水素とに分解され

CO2とH2Oという酸素化合物

へと変化する

このとき作り出された

人造の水

が気化してまとまった雲となり

それが上空の寒気によって冷やされ

凝固したものが落下の途上で

大量の雨へと変わる

これが水害を引き起こしている

世界規模の異変の原因

化石燃料を燃やし続けている

というその行為が

熱エネルギーを経て位置エネルギーとなし

流体エネルギーとなったものが

地表の邪魔ものすべて



一気呵成に押し流す


気候変動の予兆として与えられた

温暖化現象とは

認識の誤りに基づいた

蒼古たる理解

に基づいて錯誤した国連の誤謬

とそれを前提として成り立っている

CO2の削減運動とが

温室効果の解消を実現する

とした根拠不明の思い込み

の蔓延

を加速させている知識階級のすべて

に知識音痴の状態へと陥れ

こぞってアリジゴクへと

嵌り込ませてしまっていた

というそのプロセスが招いた

壮大なる負の資産


それが損失の源泉

となって機能したことにより

世界中の富を損失へと

自動的に変換してしまった経緯

が貧困を甘受せざるを得なくした

強い傾斜を圧しつけてし

不寛容な自国第一主義となって

顕在化させている


文明はこの世界の変化

に学ぶことなく

誤った信仰にも似た確信を

付着させて抵抗

となる事態をより高めた


誤った信念を

それと知らずに

未だに拝み奉っている

というのが世界中に分布している

知性なき似非知識人が

打ち揃ってやっていること


タチの悪さが

問題をより複雑なものにした


知識を活用する能力を失って久しい

世界中の指導体制が

判断能力を失っていることを自覚せず

その事実に気づけないまま

知識階級の一員である

として誤った判断を繰り返す

これが多数勢力となったため

民主主義という制度

を健全に機能させなくしまったようだ


思考力を失っていることに

未だにまったく気づけなくなっている

知識人もどきの集合体が

この現状を生み出した

根本的なその理由


ドライアイスのあの白煙

がCO2そのもの

であることを承知していながら

己が見た真実を

信じられなくさせている



権威とされている国連の判断を

誤りのない真実だとして

懐疑することなく

盲信してしまっている


これこそが指示待ち世代に通有する

判断停止のその状態

この負に偏った権威主義

という古典的な弊害が

環境の壮大なる劣化となって

気候危機と

国連にそう呼ばせている

現況を生み出した


すべての環境対策は

このため実効を引き出せないまま

削減目標をもっと高めれば

排出量の削減が実現すると短絡し

温暖化がそのとき止まる

と思い込ませてしまっている


根拠が不明のこの判断に

際限なく執着しつづけている

という過去の経過が気候危機

へと結びつかせたものなのだ


原因の所在を見損なっているというのに

己が錯誤しているとは

まったく思ったこともない

この凝り固まった姿勢こそ

権威主義の温床となったもの

永遠に錯誤し続ける陥穽へと

文明全体を引きずり込んだだけでなく

抜け出すことさえ不可能にした


CO2が空気より重い物質である

ということを察知していたのであれば

CO2の温室効果能力は

大気圏内の上層では冷やされるため

熱の持続性を失ってしまっていて

温暖化の原因とは到底なり得ない


問題は単純そのものであったのだが

考えるための力

が不健全な状態だったのなら

だれにとっても

理解することが不可能だった


錯誤した認識は

損失しか生み出せない

生産性はゼロなのだ

損失だけを積み上げる

だけ


ドライアイスの白煙の行方をみて

比重の違いに気づかずにいる

知識人を自認しているすべてに

認識能力の軽さと薄さに

やがて世界中が一斉に気づく

ときがやってくるだろう


真実を知らずに過ごしているなら

有効な対策を講じることは

固より不可能

COP1からCOP25にかけての

四半世紀を通じて

文明は錯誤し続けてきた

減っている筈のCO2の濃度が

なぜ増えていたのか

という事実について

誰一人説明を試みたことさえないのだ

判断の誤謬が現状の土台

となっている以上

真実を悟ることは

永久にできまい

削減目標を最大化すれば

これまでまったく解決できていなかった

CO2削減努力が

なぜ結実するのか

という理由を誰もが未だに知らない

この状態を25年以上に亘って続けていた

文明が閲してきたその過去が

気候変動を増長させて

気候危機と国連自らが

そう呼ぶようになった

危急存亡の事態

を地表へと連れてきた


これまで1%も減っていなかったCO2を

日本では一定の期間を経た後に

50%減らす

という公約を国として掲げるほど

見当識を失ってしまっている


状況は悪化し続けているのだが

問題の深刻度を見ないで

他人事として扱っている

という地球人のその愚かさを

宇宙人たちは嘲笑していることだろう


自然法則を理解することが

できないままであるのなら

問題の解決を

期待するべきではないだろう

たったこれだけのことが

地球では

何故かできなくなっている


知識音痴を大量に再生産する

術を磨き上げてきた人類は

その効率性の高さによって

自らの滅亡の時期を

それと悟ることなく急がせている


環境投資の壮大な失敗は

とりもなおさず教育投資の失敗

が与えたものに相違なく

知識の意味を理解することなく

問題の所在を突き止める

努力すらしてこなかった

こうして有効解を絞り込めないまま

効果のない無駄な投資を

やみくもに繰り返し

削減目標の最大化だけが

唯一道だと信じ込んでいる始末

思考力の喪失という状態が

生産性を

意味もなく

消失させて

善と確信した環境対策への投資

の継続しかできないということが


そもそもの禍のもと


社会の分断が現象化する時代に

認識の錯誤が結束と寛容を

同時多発的に振りほどく


どこかでみえない

未知の或る力が

人知れず働いているかのように

して
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