山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ほしだ園地(暫く山野走を休もう)

2013年02月09日 | 山野逍遥

Sp012

◆撮影:2013年1月1日、交野山頂にて

(初日)

2013120日(日) 

『山野逍遥』

<ほしだ園地>

[コースタイム]

[私市駅]1210→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→1308[ピトンの小屋]1500→(かわぞいの路)→1619[私市駅]

◆所要時間:4時間09

<暫く山野走を休もう>

J太郎と“ほしだ園地”にやって来るのは五度目で、前回同様“ピトンの小屋”までやって来た。J太郎の足の向く儘気の向く儘状態でやって来たつもりだが、彼が如何なることを考えて歩いていたのかは知るすべがない。敷き積もる落葉を足で蹴り上げたり、拾い上げパラパラッと降らせたり、桐の枯葉を手に取り「大きい葉っぱ」と言ってみたり、僕には見えないのだが、川中を指差して「魚が居る」と叫んだりしながら、ほぼ一時間で“ピトンの小屋”へと辿り着いた。朝方には淡い白い絹層雲の向こうから嬉しい太陽光が届いていたのだが、“ピトンの小屋”に到着したころには鉛色の雲が空を覆い始め僅かに北風もあって寒気を感じた。それゆえ小屋中で、ポットの熱いお茶と枚方市駅構内で購入してきたパンでお昼を楽しんだ。

小屋前の人工壁では“クライミング講習会”なるものが行なわれていたのだが、人が人工壁を攀じる景色は彼の眼にはどのように映り、それを如何に理解したのだろうか。しかしいずれにしてもそれにはまったく興味を示すこともなく、人工壁の左横、柵外に設置されている子供用のホールドに乗ってみないかとも促したが、やはり興味を示すことはなかった。そもそも、J太郎に吊り橋を見せてやりたいと思っていた僕は、“星のブランコ”方面へと坂道を歩み、分岐点を右手にとって階段を上って行った。ところがその途中でJ太郎が「オシッコ」と小声で言った。「ここでしたら」と言いつつパンツを下ろしてやると、彼は「トイレで」と返した。仕方なく“ピトンの小屋”横のトイレまで戻ることとなった。

その後、寒気を感じたのと、15時になろうとしていたために、“ピトンの小屋”内で一休止し帰路に着いたのだが、僕の腰は限界に近づきつつあった。“星の里いわふね”から直ぐの処、昨年の814日の豪雨で崩壊した護岸壁の修復工事が始まっている処の巻き道、起伏がありJ太郎が一人で歩くのには少々無理がある巻き道を、往路ではJ太郎を抱えて歩いたのだが、帰路では僕にはそのための体力がなく手をつなぎ彼の身体を支えるだけに終わった。そのとき僕は思った、「暫く山野走を休もう」と。

コメント
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