山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

裏六甲・不動岩(リード登攀)

2013年06月22日 | 岩登り

Sii234

◆写真撮影:2010年6月6日、道場駅辺りにて

(ブタナ)

201369日(日) 

『T山の会』

<裏六甲・不動岩>

■参加者:ABちゃん、UMさん、MOん、YUさん

[JR道場駅]→[不動岩]→[JR道場駅]

<リード登攀>

夏山(7月)参加予定の中高年4人による山行であった。大混雑する中で、待ち時間も生じる中での東壁登攀となったのだが、短時間で、MOくんとABちゃん組は5本、僕とUMさん組は4本とかなり充実した岩登りになった。

昨日、J太郎と7時間もの間“くろんど園地”における逍遥の結果、昨夕より右腰に違和感が生じていて、ちょっとした身体の曲げ具合で酷い腰痛に陥るのではないかという予感がある中での不動岩であった。しかし大事に至ることなく快適な登攀を楽しめたことに安堵し感謝するばかりである。しかし道場駅前でザック上に坐り談笑するときに、坐する姿勢にやはり何時もの如く腰痛が頭をもたげた。

不動岩には過去に何度も来ているのだが、年にすると1回に足らないくらいかもしれない。その所為かどうかは分からないのだが、それぞれが如何なる特徴を有するルートなのかが記憶に余り無いのが現実で、例えば過去に何回か攀じている“菱形ハング”であっても、過去に登攀したときのその様子が僕の脳裏中にまったく存在せず、恰も始めて攀じるルートのように思えてしまうのは、ある意味では嬉しいことでもある。

本日の一本目は“蜂の巣ハング”右手のカンテを上るルート、そして二本目はクラック左手のフェイスを上るルートであったのだが、なかでも二本目の取り付いて間も無い処で、細かいホールドが続く処で、足が微かに震えるのが脳裏に伝わった。

併しだ、岩登りは「墜ちるかもしれない」という緊張感のなかでのリード登攀に、魅力があるように僕には思える。経験も実績も少ない僕だが、実力を上回る厳しい場面に遭遇したときに瞬時躊躇してもその後直ぐに、「えいや!」精神で大胆に前進することで、我が精神は解放感に浸ることができる。「それやから怖い」と皆は言うのだが。

コメント
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