2018年05月05日(土)
『比良山系縦走』
<朽木栃生~地蔵峠~蛇谷ヶ峰~桑野橋>
[コースタイム]
◆[朽木栃生バス亭]9:05→11:07[イクワタ峠]11:13→11:46[笹峠]→12:05[地蔵峠]12:20→13:02[横谷峠]→14:32[蛇谷ヶ峰]15:00→16:27[猪の馬場]→17:30[桑野橋バス亭]
<三度目の蛇谷ヶ峰山行>
昨年の12月10日、そして二週間前に続き、朽木栃生から蛇谷ヶ峰を目指す。
過去2回とは違い順調に歩き蛇谷ヶ峰に到着する。
前回歩いたコメカイ出合より地蔵峠へと直接至る道を避け、イクワタ峠経由で地蔵峠へと向かう。
二週間前に歩いた地蔵峠へ直接向かう道は、今の僕の足腰ではちと厳しかったからだ。
道が崩壊している処もあったし、トラロープが再三現れ、トラバースしなければならない処もあったからだ。
鎮座する地蔵様に手を合わせ家族の平穏無事を祈願し、地蔵峠より蛇谷ヶ峰へ向かう。
テープと踏み跡をしっかり追うと12月のように道に迷うこともなく、計画よりも30分早く蛇谷ヶ峰に到着する。
ところが、蛇谷ヶ峰から大野への下山路では2度ほどテープと踏み跡を見失い、上り返し後戻りして道を探す場面が生じた。
蛇谷ヶ峰は見晴らしが至極よく、春霞で霞んではいたが、眼下に琵琶湖が拡がり伊吹の峰が微かに見えていた。
雨に降られる心配のない快晴の天候ではあったが、いつもの如く、防寒着代わりの雨具とシャクヤクカンゾウトウをザック中に忍ばせ、
前回脚の酷いこむら返りで難儀をしたゆえ極めてゆっくりと歩く。
ゆっくりと歩き続けた結果、脚が攣ることはなくシャクヤクカンゾウトウにお世話になることもなかったが、
下山路は疲労困憊の態でその兆候が間違いなく生じていた。
「何でこんなしんどいことをやっているんだろうか」なんて考えつつ歩く。天候に恵まれTシャツ一枚で過ごす。
朽木栃生バス亭から少し歩くと、シャガが二週間前よりも更に繁茂していた。
その傍らにミヤマキケマンの数えられるくらいの黄花を見たがその後、花咲く野草に出合うことはなかった。
笹峠出合の道標を確認してから暫く後に、道沿い頭上で朱赤の色彩を放っていたヤマツツジは、
透き通るが如き若葉を抱き、その花弁と若葉の色彩の対比は至極妙麗であった。
イクワタ峠を過ぎて間も無く目に留まった樹木の無数の小さな黄花、枝先より総状花序が何本も垂れ下がっているのだが、その樹木の名称は分からない。
蛇谷ヶ峰から大野へと下山し始め、半時ぐらい経ったときに淡紅色の華やかなホンシャクナゲに出合う。
比良山系は予てより石楠花で名を馳せるが、今回の山行で開花するシャクナゲを見たのはこのときのみだ。
猪の馬場を通り過ぎて暫くで、知っているそれよりも淡い紅色のタニウツギが、
疲労困憊で歩く僕を鼓舞するかのように眼前に姿を現してくれた。
『比良山系縦走』
<朽木栃生~地蔵峠~蛇谷ヶ峰~桑野橋>
[コースタイム]
◆[朽木栃生バス亭]9:05→11:07[イクワタ峠]11:13→11:46[笹峠]→12:05[地蔵峠]12:20→13:02[横谷峠]→14:32[蛇谷ヶ峰]15:00→16:27[猪の馬場]→17:30[桑野橋バス亭]
<三度目の蛇谷ヶ峰山行>
昨年の12月10日、そして二週間前に続き、朽木栃生から蛇谷ヶ峰を目指す。
過去2回とは違い順調に歩き蛇谷ヶ峰に到着する。
前回歩いたコメカイ出合より地蔵峠へと直接至る道を避け、イクワタ峠経由で地蔵峠へと向かう。
二週間前に歩いた地蔵峠へ直接向かう道は、今の僕の足腰ではちと厳しかったからだ。
道が崩壊している処もあったし、トラロープが再三現れ、トラバースしなければならない処もあったからだ。
鎮座する地蔵様に手を合わせ家族の平穏無事を祈願し、地蔵峠より蛇谷ヶ峰へ向かう。
テープと踏み跡をしっかり追うと12月のように道に迷うこともなく、計画よりも30分早く蛇谷ヶ峰に到着する。
ところが、蛇谷ヶ峰から大野への下山路では2度ほどテープと踏み跡を見失い、上り返し後戻りして道を探す場面が生じた。
蛇谷ヶ峰は見晴らしが至極よく、春霞で霞んではいたが、眼下に琵琶湖が拡がり伊吹の峰が微かに見えていた。
雨に降られる心配のない快晴の天候ではあったが、いつもの如く、防寒着代わりの雨具とシャクヤクカンゾウトウをザック中に忍ばせ、
前回脚の酷いこむら返りで難儀をしたゆえ極めてゆっくりと歩く。
ゆっくりと歩き続けた結果、脚が攣ることはなくシャクヤクカンゾウトウにお世話になることもなかったが、
下山路は疲労困憊の態でその兆候が間違いなく生じていた。
「何でこんなしんどいことをやっているんだろうか」なんて考えつつ歩く。天候に恵まれTシャツ一枚で過ごす。
朽木栃生バス亭から少し歩くと、シャガが二週間前よりも更に繁茂していた。
その傍らにミヤマキケマンの数えられるくらいの黄花を見たがその後、花咲く野草に出合うことはなかった。
笹峠出合の道標を確認してから暫く後に、道沿い頭上で朱赤の色彩を放っていたヤマツツジは、
透き通るが如き若葉を抱き、その花弁と若葉の色彩の対比は至極妙麗であった。
イクワタ峠を過ぎて間も無く目に留まった樹木の無数の小さな黄花、枝先より総状花序が何本も垂れ下がっているのだが、その樹木の名称は分からない。
蛇谷ヶ峰から大野へと下山し始め、半時ぐらい経ったときに淡紅色の華やかなホンシャクナゲに出合う。
比良山系は予てより石楠花で名を馳せるが、今回の山行で開花するシャクナゲを見たのはこのときのみだ。
猪の馬場を通り過ぎて暫くで、知っているそれよりも淡い紅色のタニウツギが、
疲労困憊で歩く僕を鼓舞するかのように眼前に姿を現してくれた。