山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

比良山系・朽木栃生~地蔵峠(蛇谷ヶ峰に嫌われる)

2018年05月03日 | 山野歩
ヒジキ滝
2018年04月22日(日)
『比良山系』
<朽木栃生~地蔵峠>
[コースタイム]
◆[朽木栃生バス亭]9:04→10:11[コメカイ道出合]→11:05[ヒジキ滝]11:08→11:30[コメカイ猪谷]→13:40[地蔵峠]→14:03[笹峠]→14:54[イクワタ峠]15:13→[コメカイ道出合]→16:58[朽木栃生バス亭]
<蛇谷ヶ峰に嫌われる>
昨年の12月10日の計画通りに歩き、
そのときに至ることが叶わなかった蛇谷ヶ峰頂を今日は間違いなく踏む心算であったが、
今回もまた、蛇谷ヶ峰に嫌われる結果となった。
その原因は僕の身体力不足と地蔵峠を見付けるのに時間を要したことだろう。
地蔵峠に至るまでに脚が攣り始め、シャクヤクカンゾウトウを一服呑み、樹木に身体を預け立ち尽くしていると治まってくれる。
次に攣ったのは、下山路に入ってからで朽木栃生バス亭へ向かう山中であった。
この時は、立っておれなくて、腰を下ろして足を投げ出し、シャクヤクカンゾウトウを一服呑み、
腰を下ろした儘、暫くの間、耐えていなければならないほどの痛みであった。
バスの時刻を気にしつつ至極ゆっくりと下山する。
コメカイ猪谷の道標を確認してから、時間は判然としないのだが暫くで、しっかりとした道に飛び出した。
直ぐに地蔵峠が見つかるものと思っていたがそうではなかった。
先ず上手に向かって歩くが地蔵峠も地蔵岳も見つからないので、仕方なく来た道を戻り、
蛇谷ヶ峰の方角に向かってかなり歩くが、その道は下るばかりで、蛇谷ヶ峰へと続く尾根から離れつつあるのが分かる。
再度上り返す、かなり上り返すと漸く地蔵峠の道標を見付ける。
右往左往する自身に厭きれてしまう。
この道標が蛇谷ヶ峰への分岐点で、蛇谷ヶ峰の文字を見ると蛇谷ヶ峰へ行きたいなとも思ったが、
僕の足腰ではバスの時刻に間に合わないに違いないと思い断念する。
下山には昨年二度歩いたイクワタ峠より朽木栃生への道を選択する。
入山時、前回と同じ道を歩くのは面白くないと考え、コメカイ道出合より直接地蔵峠に至る道を進む。
その道は、トラロープが設置してなければ僕には通過できないであろう処が数ヶ所あり、
トレッキングポールとトラロープを頼りに慎重に通過するが、途中、ポールが1本折れてしまうアクシデントがあった。
ヒジキ滝を過ぎた処だっただろうか、踏み跡が判然としなくて今日初めて、地図と磁石を取り出す。
それより直ぐにコメカイ猪谷という道標を見付け前進する。
入山間もない処にヤマブキとシャガが数多咲き、樹林帯中では足下にタチツボスミレを再三見掛ける。
コメカイ猪谷付近にミヤマカタバミとニリンソウが咲いていた。
極めて僅かではあったが開花する花達に出合えた嬉しい山行となった。
コメント
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