山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

追手神社(国内最大のモミの巨樹が直立)

2024年03月11日 | 植物
2024年02月25日(日) 
『山野歩』
<追手神社>
<国内最大のモミの巨樹が直立>
[コースタイム]
◆[我が家] 7:15 → 10:30 [丹波市青垣町小倉の森地区] 11:10 → 12:00頃 [丹波篠山市大山宮] →  12:25頃 [追手神社] 13:05頃 → 15:40 [我が家]
◆所要時間:8時間25分
<セツブンソウ&セリバオウレン>
今朝の目覚めは、4時が廻った頃。NHKラジオ深夜便を聴く。5時が廻った頃の朝食を摂る。雨が降っていて、エアコン無しで、室温計は「12.7度」。スマホの寝屋川市の気温は「4度」、湿度は「89%」と表示。
山歩きが目的ではなく、花観賞のために車を走らせるのは初めてのことのように思う。
先ずは、今日“森のせつぶん草まつり”を行っているという、丹波市青垣町小倉の森地区へと向かう。
道案内はスマホのアプリで、有料道路は使用せず、一般道をゆっくりと車を走らせる。
丹波市に入ってからスマホのアプリに、“青垣町小倉”と入れ直すと“森のせつぶん草まつり”現地に連れて行ってくれた。
用意された駐車場より“森のせつぶん草まつり”会場までの間に、三つばかりのお店屋さんが開かれていて、
最後のお店屋さんの前より右手へホンの少し上った左手の額ほどの面積の広場に、直径2㌢ほどの数多な“セツブンソウ”が咲いていた。
この白花が、山中を歩いているときに現れたとしても、見落としてしまうくらいの小さな花が其処彼処に咲いていた。
雨に打たれて俯き加減の花を眺めながら、写真撮影の為に上向きに咲いている花を探しながら、
周回散策径を2周ゆっくりと廻り、初めて見る白花を嬉々としてカメラに収める。
車に戻るとき、お店屋さんで夕飯のための二人分(上さんと僕)の巻き寿司を購入する。
会場を離れ、またスマホのアプリ頼りで、丹波篠山市大山宮へと向かうが、
途中で、うっかりして、アプリの指示通り曲がることなく直進してしまったからだろうか、
かなりの距離と時間を走って丹波篠山市大山宮に到着する。
しかしそこには少しの民家があるだけで、花が咲いている様子もないので、来た道をホンの少し引き返すと、道際に立札を見つける。
下車して見に行くと、青垣町で見たばかりの“セツブンソウ”が咲いていた。立札には“アズマイチゲ”の記載があったのだが、
その辺りにはその姿が無いゆえ、諦めて車に戻ろうとしたときに、
少し離れたところで写真を撮っておられる中年の男性が眼に留まったので、
その方の処に行き、「アズマイチゲやセリバオウレンは咲いていないですよね」と問いかけると、
正面にあった小さな花を指差して、「この白い花が“セリバオウレン”ですよ」と教えてくださった。
その後、通り掛かった町中の高齢男性に、「花が咲いているかも」と教えてもらい、予定にはなかった神社へと向かう。
追手神社という名称の境内中を散策すると、幾つか立札が掲げられていて、
“アズマイチゲ”始め、“雪ワリイチゲ”、“ミヤマカタバミ”などと書かれていたのだが、残念ながら一輪の花も眼に留まらなかった。
しかしだ、そこには国の天然記念物に指定されているという、国内最大のモミの巨樹が直立していたのだ。
神社を訪問する予定はなかったのだが、このモミの木を拝ませて頂いただけでも、今日、大山宮にやって来た値打ちがあったように思えた。
また帰ろうとしているときに、丁度やって来られた中高年のご夫妻が、
石垣に貼り付いている苔らしきものを熱心に撮影されている姿があったので、
「これは何という苔なのですか?」と尋ねると、「タマゴケといい、玉苔と書くんです」と教えて頂く。
ご夫婦の住まいは神戸とのことであった。
目的の一つである“アズマイチゲ”には出合えなかったのだが、
“セツブンソウ”や“セリバオウレン”には出合えたし、
何といっても、思ってもいなかった、国内最大のモミの巨樹に出合えたのが、一番嬉しいことであった。

コメント
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