きままに・・ 風便り

気の向くまま、足の向くままに日々を綴ります。

山藤の季節に

2010年05月05日 23時09分16秒 | 徒然に。。。
端午の節句、柏餅を求めて隣町の両口屋さんへ車を走らせる。
この町に住んだのは子育て期間前半の頃、子供も私もお気に入りの柏餅だった。
午後1時を過ぎると売り切れてしまう人気の柏餅なのだ。
甘さ控えめの漉し餡(こしあん)が、柔らかい白餅に挟まれ、柏の葉に包まれている。
柏餅と言えど上品な一品だ。

上品さには欠けるが、今は亡き母と作った柏餅を思い出す。
母が餅米を蒸し、父と餅をつき、丸めて、平たくしてつぶあんを包む。
田舎ならではの柏餅だ。
餅を包む柏の葉は、柏の木に登りやすい、痩せて小さな真っ黒顔の子供の私の役目だった。

移動中、友人からお庭を家族総出で改造したから見においでとメールが入っていた。
手土産も柏餅にしよう。
6個づつの二包みを後部座席に積み友人宅へ向う。

友人宅の近くの林に山藤の群生を発見。
新緑の林のあちこちに見事な山藤が圧巻だ。
しばしの間、山藤を追い一人林道を歩く。
絡まる木を失くした山藤の花先きは道にまで届いている。
甘い香りに包まれ、新緑と優しい山藤の色合いを愛でる。
涼やかな癒しの空間だ。











クロアゲハが舞い、トンボも生まれ、草むらの葉にはトンボがとまっている。
そんな、新緑と山藤の散歩道見っけ~♪
コメント (7)
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