「 一つ葉 ( ヒトツバ )」
夏来てもただひとつ葉の一葉かな(なつきても ただひとつばの ひとはかな)
松尾芭蕉 45歳の句
俳諧紀行文「笈の小文(おいのこぶみ)」の旅の途中(岐阜の山中)で詠んだ句。
ひとつ葉の姿に我が身の寂しさを重ね詠んだ句だそうです。
この句を初めて知ったのは金華山の登山道。
ひとつ葉の群生と共に芭蕉の句も一緒に紹介されていました。
☆ メイン写真は、7月4日(日)の大給城址の城郭の巨石に着生していたヒトツバです。
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↑ 見出し写真の左側をズームアップ撮影
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↑ 同上の右側をズームアップ撮影
これだけ群生していたら、ひとつ葉も寂しくないかも、、、。
☆ その他の植物
一、苔類
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太陽が当たらない場所は苔むす崖になっています。
毎日の雨のせいでしょか?
垂れ下がる苔の先きからポタポタと雫が落ち続けていました。
二、( ? )
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透明感のあるきのこ、名前分かりません。
小さなきのこに小さな昆虫がとまっていました。
三、蛇の髭(ジャノヒゲ)
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一日中太陽の光が少ない場所に咲いていた不思議な花です。
細い葉は緑色なのですが、花びらと花茎は真っ白です。
シベも真っ白。この後、シベは開いて何色かのオシベが姿を見せるのでしょうか?
Web検索しましたが名前は出てきませんでした。
※追記
7月10日 やくさんより三の名前「蛇の髭」を教えていただきました。
ありがとうございます。
四、山繭(やままゆ)
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人が育てるお蚕さんの繭は白色ですが、山繭は自然の緑色。
素敵な色です。
☆ 番外編
マイシューズ
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雨が続いたあとの山歩きです。
危険があるかもと思って、久しぶりにトレッキンシューズを準備。
案の定、ズブズブの荒れ地に足を踏み込み泥んこになりました。
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帰宅後、一番最初に洗いました。
次は、どこの山で出番が来るのかなぁ、、、。