『 お城の石垣 』
名古屋城本丸御殿の孔雀の間にて「しの笛の会」が催されました。
今回のコンセプトは「古の笛吹き名人になったつもりで江戸時代を感じ篠笛を奏でる…」。
先生ご夫妻と弟子15名、その気になり城中の人となりました。
5月29日(日) 晴天の猛暑日
自宅を7時半出発、1時間ほどかけて目的地の名古屋城に到着。
全員集合後、入り口にて体温検査を受け城内に入り、本丸表二の門をくぐり本丸御殿を目指します。
↑ 本丸御殿 当時の表玄関
本丸御殿の裏口から孔雀の間入り、その後着物に着替え、まずは音出し。
篠笛は竹が冷たいと良い音が出ず、竹を温める為の音出しです。
全員の音色が良くなってきた頃、いよいよ本番。
↑ 孔雀の間
障子一枚隔てて観覧の皆さまが歩いています。
この日に限り、篠笛の生演奏が御殿内のBGM。
彼等に笛吹き人の姿は見えませんが、お耳には笛の音が届いていました。
いわゆる影笛と言いますでしょうか。
☆私の演奏曲
落葉の舞い・二重奏 蛍こい・二重奏 荒城の月・二重奏 竹田の子守歌、の4曲。
2曲は演奏予定で猛練習していましたが、2曲は予定外の曲。
常日頃の練習量が足らないと痛感しました。
昼食をはさみ、休憩なしで午後の部に突入。
午後4時には全てが終わり本丸御殿を裏口から退出。
名古屋城入り口近くの売店にて、抹茶ソフトアイスを購入。
木陰のベンチにて、先輩方と歓談し疲れを癒し帰路につきました。
木造の本丸御殿は、11年間の復元工事を経て2018年6月8日に一般公開されました。
公開から3年後、2021年11月の城址巡りで名古屋城を訪れ本丸御殿内部を初めて見学。
城址巡りを趣味としている私にとっては、城址マニア冥利に尽きるというものです。
公の場で吹くことの難しさを毎回痛感しています。
もっと練習を積み心地よい音色を目指したい。と、切に思う今日この頃。
※メイン写真を入れ替えました。5/31