野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

小林雅、城島とメジャー初対決!(29日・プログレッシヴフィールド)

2008-05-02 21:05:47 | Cleveland Indians
 前日(28日)松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)の(試合後の)記者会見に同席(乱入?)した小林雅英(クリーヴランド・インディアンス)。今度はイチロー城島健司のシアトル・マリナーズと対面。
「1対2」1点リードを許した【7回表】2-OUT一塁の場面でブルペンから走ってきて、この試合「2打数2安打」のホゼ・ヴィドロを難なくファーストゴロ。

 イニングを跨いだ【8回表】先頭のリッチー・セクソンが初球(高めのボール球)に手を出してくれて、ショートゴロ。この試合3打数3安打なのに、本日(30日)解雇(戦力外通告)されたブラッド・ウィルカーソンには「1-2」と追い込みながら、警戒しすぎて四球(ウォーク)。
 そして福岡ソフトバンク・ホークス(千葉ロッテ・マリーンズ)時代、何度も対戦したであろう、城島とのメジャー初対決では、サードゴロに打ち取り、9番ユニエスキー・ベタンコートもサードゴロに打ち取るが、これがボテボテで内野安打になって、2-OUT一、三塁。
 1点も遣りたくないクリーヴランドはここで小林を降板させ、イチローとの対戦を回避。いつものように帽子を取り、ランナーを残したので、俯きながらマウンドを降りる小林。しかし代わった左腕ラファエル・ペレスが、イチローをセカンドゴロに打ち取ったので、小林に失点は付かなかった。

イチロー8戦連続安打、小林は城島打ち取り1回零封 (MAJOR.jp)

全曲集(2)~天城越え~

小林雅、A-RODを封じる!(26日・プログレッシヴフィールド)

2008-05-01 00:00:06 | Cleveland Indians
 今度は「0対1」僅少差で【9回表】のマウンドに、小林雅英(クリーヴランド・インディアンス)が上がった。ここまで10試合に登板して、防御率1.74。遂に小林にも「波」が来たようだ。“幕張の防波堤”と呼ばれた男に……開幕して1ヶ月で、ようやく首脳陣の信頼を得ることが出来たようだ。

 先頭のボビー・アブレイユに2球目を打たせて、センターフライ。続く4番アレックス・ロドリゲスとの対決では、初球の速球(90MPH)で空振らせ、思わずマウンド上の小林を見つめる(睨みつける)“A-ROD”。3球目も同じ球でストライクを取って、「1-2」と追い込んで、最後はセンターフライに打ち取って、2-OUT。
 今度はヤンキースの専門放送局【YES】が、小林のユニークなピッチング・フォームに瞠目している。なかなかタイミングが取り辛いピッチャーだと分析している。5番シェリー・ダンカンもピッチャー前のサードフライに打ち取って、苦笑いでダッグアウトに戻る小林。

 それにしても、このヤンキースとの4連戦に連投した小林なのに、その2試合を続けて欠場(休養)させられた松井秀喜。二人の対決を見たかったのに、全く実現する可能性すらなかった。どういうことなのだろう? 一体何を考えている? ジョー・ジラルディー新監督。(松井が嫌いなのか?)少なくとも、能力を過小評価していることは間違いない。

連投の小林がAロッド斬り、松井秀は2戦連続欠場 (MAJOR.jp)

MLB 松井秀喜 ~ニューヨーク・ヤンキース~

小林雅、メジャー初勝利!(26日・プログレッシヴフィールド)

2008-04-28 00:00:17 | Cleveland Indians
 スカパー!のコメンテーター氏から「コバ・マサ」と呼ばれ、現地の放送局(FOX)では「マサ・コバヤシ」と表記される男、小林雅英(クリーヴランド・インディアンス)。【2回裏】に3点を先行しながら、【6回表】ニューヨーク・ヤンキースに同点に追いつかれ、「3対3」の【8回表】のマウンドに上がった。こんな重要な場面で起用されるのは(今シーズン)初めてだろう。

 ここまで9試合に登板して、防御率(ERA)2.16。数字としては悪くないが、起用のされ方は“モップアップ”(敗戦処理)が多かった。しかし正規のクローザー(ジョー・ボロウスキー)がDL(故障者リスト)入りして、セットアッパーの(元・横浜ベイスターズ)ラファエル・ベタンコートがクローザーに回り、セットアップの椅子が一つ空いた。小林にとっては実績を示すマウンドになる。

 先頭打者は(いきなり)この試合は休養でスタメンを外れていた(普段は)3番打者のボビー・アブレイユだったが、「1-2」と首尾よく追い込んで、最後はスライダーで空振り三振! 見とこともない変化をしたので、放送席(FOX)では「“ジャイロ”ボールか?」と色めき立っている。
(同じく)途中出場のロビンソン・カノは初球を打って(平凡な)セカンドゴロ。(同じく)途中出場のホルヘ・ポサダも「0-2」に追い込んで、3球勝負で≪タテ・スラ≫を振らせて、空振り三振! 最高のピッチングでマウンドを駆け下りた。

 イニングを跨いだ【9回表】先頭のアルバート・ゴンザレスをショートゴロ、1番ジョニー・デーモンも「2-2」に追い込んで、バットを圧し折るが、フラフラと上がった打球がセンター前にポトリと落ちる。【FOX】では小林のユニークなピッチング・フォームに興味津々のようだ。あの左足を最初から開くスタイルは異様に映るらしい。
 2番メルキー・カブレラには「3-1」とカウントを悪くして、シュートを流し打たれて、三塁手のグラヴを弾かれ、1-OUT一、二塁。ここで迎えるは「あの」デレック・ジーター(この試合3安打)だったが、初球のシュートでファウルを打たせ、2球目を打たせて、セカンドゴロ併殺! ピンチを切り抜けて、拳を握り締めながら、マウンドを降りた小林。

【9回裏】「勝つ気の無い(?)」ヤンキースの4番手(ロス・オーヘンドルフ)を攻めて、ウォークオフ(サヨナラ勝ち)して、小林にメジャーリーグ初勝利! 【8回表】【9回表】2イニングスを無失点に抑える堂々のピッチングだった。クリーヴランドに移籍して初めて、チームに貢献できた試合だろう。これからはポジションを一つ上げて、セットアッパーとして重用されることになるだろう。

小林、好救援でメジャー初勝利 松井秀は出場せず (MAJOR.jp)

ウェルカム・メジャーリーグ2008 (白夜ムック Vol. 315) (白夜ムック Vol. 315)

小林雅、10点差のマウンドに上がる、(16日・プログレッシヴフィールド)

2008-04-19 11:52:32 | Cleveland Indians
「2対12」クリーヴランド・インディアンスが「10点」リードされた【9回表】のマウンドに(5番手で)小林雅英が上がった。ここまで5試合に投げて(0勝0敗)防御率2.08。目標のクローザーどころか、セットアッパーでも起用されず、こういった“モップアップ”(敗戦処理)での登板が続いているようだ。本人が悪いのか、それとも起用する監督に問題があるのか? どちらだろう? それを見究めたい。

 先頭の3番“ビジーバット”(バットを忙しく動かす男)ゲーリー・シェフィールドに初球(87MPH)を叩かれ、レフト横に痛打! 4番(昨シーズンの首位打者)マグリオ・オルドニェスの2球目にスライダーが落ちすぎて、ワンバウンド(捕逸)! オルドニェスはシュートでサードゴロに打ち取るが、5番ミゲル・カブレラもシュート2球で追い込むが、3球勝負に行ったシュート(94MPH)が真ん中に入って、三遊間を痛烈に割られる! 
 1-OUT一、三塁になって、6番(途中出場)ライアン・レイバンはシュートで詰まらせ(計算通り)ショートゴロに打ち取るが、レイバンの脚が速くて、併殺崩れで1失点。
 7番(途中出場)ラモン・サンティアゴにも弾き返され、内野安打。最後のバッターはセンターフライに打ち取って、帽子を脱いで、マウンドを降りる小林(俯く…)。ここまで(通算)5イニングスを投げて、ヒット9本も打たれている。リリーフ投手としては、この「被打率」の高さは致命的……これが重要な場面で起用されない原因か。

小林3戦ぶり失点、サバシアは2試合連続9失点 (MAJOR.jp)

Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2008年 01月号 [雑誌]

小林雅“電撃”インディアンス!(20日・クリーヴランド)

2007-11-22 21:06:45 | Cleveland Indians
 まさに≪電撃≫。極秘に渡米して(19日)「即」契約。記者会見場に日本の報道陣が一人もいなかったらしい。FA(フリーエージェント)の小林雅英(千葉ロッテマリーンズ)クリーヴランド・インディアンスに決定! 背番号も(日本時代と同じ)「30」。

 チームからは「セットアッパー」として期待されているそうだが、「エース」セットアッパーには、元横浜ベイスターズのラファエル・ベタンコート(防御率1.47)がいる。クローザーには、アメリカン・リーグ≪セーヴ王≫(45セーヴ)のジョー・ボロウスキーがいるから、ブルペン陣の3番手扱いか? 若い左腕のラファエル・ペレス(1.78)もいるから、4番手? 左腕アーロン・フルツ(49試合)も右腕トム・マストニー(51試合)もいるから……?

 クリーヴランドはブルペン陣が≪強力≫なことで「有名」。そこに何故、小林が要るのか? 多少理解に苦しむのだが? 思えば、岩村明憲もタンパベイ・デヴィルレイズにポスティング・システム(入札)で落札されたが、タンパベイはピッチャーが欲しいチーム。何故、野手の岩村を大金を叩いて獲ったのか? 理解に苦しんだのだが、案の定、岩村は来シーズンはセカンドにコンヴァート。サードのポジションはマイナー組織の有望株(プロスペクト)に明け渡すことになる(予定)。

 小林も決して、自分に合ったチームとは思えない。分厚いブルペン陣の中に身を置いて、熾烈な競争に晒される。しかし、防御率5.07のクローザーのボロウスキーに「不安」を持つチーム(GM)が、「エース」セットアッパーのベタンコートをクローザーに昇格させて、小林を「エース」に据える腹案を持っているのかもしれない。言わば、小林は「保険」。

 それにしても≪早業≫クリーヴランド。手薄なブルペン陣に頭を悩ませているチームは他にもあっただろうに、見事に出し抜いた。例えば、ニューヨーク・ヤンキースなどは、シーズン前半にブルペン陣が崩壊して、大≪苦戦≫を強いられた。小林は打ってつけの人材だと思うが、監督人事とA-ROD(アレックス・ロドリゲス)引き止めの工作に精一杯で、そんな余裕もなかったのだろう。

 シアトル・マリナーズもシーズン後半に若手ブルペン陣が崩壊して、ベテランの存在が不可欠だと知った。シアトルにこそ、小林のような経験豊富なリリーヴァーは必要だったと思うが、シアトルの方は、黒田博樹(広島東洋カープ)獲得に全精力を注ぎ込んでいた為「お留守」になっていたのだろう。ニューヨークもシアトルも、来シーズンもブルペンに泣かされそうだ。

小林、インディアンスと2年契約 (MAJOR.jp)

BUILDING OUR DREAM ! 2005 千葉ロッテマリーンズ激闘録