野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

メッツが新守護神ワグナー獲得!(28日・ニューヨーク)

2005-11-29 13:30:36 | New-York Mets
 ニューヨーク・メッツにとっては待望の新守護神、誕生だろう。昨シーズンは補強費の都合でクローザーに金を掛けられず、ブランデン・ルーパーに任せたが、散々逆転負けを食らったメッツ。左腕ビリー・ワグナー(フィラデルフィア・フィリーズ)獲得なら安泰だ。4年4300万ドル(約51億円)の数字に「絶大な」期待が込められている。

 今シーズンのオフも主役は、メッツ。フロリダ・マーリンズから「大砲」カルロス・デルガドも獲得し、これも待望の「4番」が固定できる。3番カルロス・ベルトラン、4番デルガド、5番クリフ・フロイド、6番デヴィット・ライト、と続く打線は他球団にとって「脅威」だ。1番に“スピード・スター”ホゼ・レイエス。後は2番(候補の)松井稼頭央の処遇をどうするか、だが……

 それにしても、デルガドと交換で放出した若手のマイク・ジェイコブス1塁手は、今シーズンわずか30試合出場で11本塁打の強打者。いいバッターが出てきた、と思って見ていたのだが……そして、もう一人のユスメリオ・ペティット投手。これもメッツ最大の<プロスペクト>で、将来を嘱望されたピッチャーだったのだが……メッツは(もはや)形(なり)振り構っていられなくなった。将来よりも目先の優勝、ポストシーズン進出に懸けてきた。

 これでキャッチャーの・ベンジー・モリーナ(ロスアンジェルス・エンジェルスFA)が獲得できれば、補強は完璧。さらに松井稼の代わりに、アルフォンソ・ソリアーノ(テキサス・レンジャーズ)でも獲得できれば、オマー・ミナヤGMは、後世にその手腕(敏腕)が語り継がれることになるだろう。上手くパズルが噛み合い、優勝できれば、の話だが……。

メッツ、強打者デルガドをトレードで獲得へ(MAJOR.JP)

ラミレスの移籍先はマリナーズ?(23日)

2005-11-25 13:43:34 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズに「大砲」マニー・ラミレス(ボストン・レッドソックス)が加わったら、強力な援軍になるが、しかし既に昨シーズンオフに、リッチ・セクソンとエイドリアン・ベルトレーの右の大砲「二門」を獲得しているだけに、この上、ラミレスまで加わったら、クリンナップが3人とも「右」になる。それは余りにも打線の構成上、無理があるだろう。6番に座るであろう、城島健司も「右」だし。

 ラミレスがクリーヴランド・インディアンス時代の監督、マイク・ハーグローヴを慕って、マリナーズの名が挙がっているようだが、当のハーグローヴ監督も、ラミレスの移籍希望を喜びつつ、余り現実味はない、と捉えているようだ。
 あくまでも「本命」は同じ西海岸のロスアンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)で、エンジェルスとの交渉を有利に進める為に、マリナーズは“デコイ”(囮)に使われた可能性が高い、と思う。

「ラミレスのマリナーズ移籍は障害多し」と地元紙(MAJOR.JP)

Wソックス、トーミ獲得へ(23日)

2005-11-24 21:05:48 | Chicago White-Sox
 “隠れ”トーミ「ファン」だっただけに、今回の決定は嬉しい。フィラデルフィア・フィリーズの「主砲」(通算430本塁打の)ジム・トーミ1塁手が、シカゴ・ホワイトソックスに移籍。交換相手が撫肩のセンター、アーロン・ローワンドだったのは複雑だが。好守のローワンドも好きだっただけに、来シーズンから(井口資仁とセットで)見られなくなると思うと寂しくなる。

 そのローワンドの親友なのが、シカゴの「主砲」ポール・コナーコ。A.L.C.S(チャンピオンシップ・シリーズ)のMVPだが、FAを宣言している彼の動向にも影響を与えそうなトレードだ。
 1塁手のコナーコ。その並列化はトーミのDH起用で可能だが、果たして、残留はあるのか? コナーコが残留すれば、来シーズンは<ワールド・チャンピオン>になった今シーズン以上の「強力」な打線が組める。それは見てみたいが、そんな≪夢≫のような打線が見られるのだろうか?
MAJOR.JP

城島、夢へ一直線!(22日・福岡)

2005-11-23 19:41:27 | Seattle Mairners
 せっかくの城島健司(29)のシアトル・マリナーズ入り(表明)の記者会見だったのに、翌朝のスポーツ紙はどれも「松井秀喜の熱愛」報道。城島は「運」がない(?)。21日の月曜日に記者会見できればよかったのだが……23日は祝日(勤労感謝の日)で各紙「松井熱愛」を以前から用意していたのだろう。
 祝日は野球ファン以外の「世間」を相手にしようとするスポーツ紙。城島は世間の「壁」に敗れた。所詮パシフィック・リーグの福岡のローカル球団の悲哀か……来シーズンからはメジャーリーガーとなって、「世間」と戦えるアスリートになってもらいたいものだ。城島なら「やれる」。

 来シーズン、MLBでセンセーションを巻き起こすだろう。「強打の捕手」。メディアからは和製“パッチ”=イヴァン・ロドリゲス(デトロイト・タイガース)と評されるだろう。打率.280で、井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)が「15本」だったから、20本塁打は「いける」。
 今シーズン、井口はワールドシリーズ進出、世界一に貢献して、地味に「世界」を驚かせて見せたが、城島の場合、注目の集まるキャッチャーだけに、派手な活躍=センセーションが見込める。日本人で久々のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)が期待できる。
Seattle Mariners

「メッツ、城島獲得を断念か」(18日・ニューヨーク)

2005-11-18 20:35:11 | Seattle Mairners
 これで城島健司(29)のシアトル・マリナーズ入りが濃厚になったと見るべきか。予定を変更して急遽、19日に日本に帰国予定。ニューヨークで城島の到着を待っていたニューヨーク・メッツの関係者は、3年前の中村紀洋≪ショック≫の“悪夢”が蘇ったことだろう。あれで日本人選手獲得に懲り懲りになればいいのに、その後も松井稼頭央を「高額」で買い、大損をしている。
 メッツには中南米ラインが確立しているだけに、ベンジー・モリーナ(プエルトリコ)やラモン・ヘルナンデス(ヴェネズエラ)獲得が妥当だろう。何よりも「エース」ペドロ・マルティネス(ドミニカ)がそれを望んでいるだろう。

 城島がマリナーズに入れば嬉しいが、しかしイチローと入れ違いにならなければいいが……その「発言」(チーム批判)が全米中に物議を醸しているようだが、いい方向に収まってくれれば、と思う。要するにマイク・ハーグローヴ監督と合わないのだろう。
 今シーズンをブッ契りで最下位に沈んだのだから、本来は監督か(あるいはGM)が責任を執るべきなのに、誰も責任を執らないから、火種がブスブス燻って、こんな形で飛び火してきた。しかし、クラブハウスとフィールドに「城島」という味方(相棒)が加われば、少しはイチローの立場も好転するだろう。現在は孤高の存在、か……。
MAJOR.JP

松井、ヤンキースと再契約へ(15日)

2005-11-16 20:02:54 | New-York Yankees
 4年契約総額5200万ドル(約61億8800万円)で再契約。これはもうエージェント(代理人)アーン・テレム氏の「手腕」と言うしかない。しかも本人の同意なしにトレードしない「ノートレード条項」まで盛り込ませた。素晴らしい……「完勝」だ。
 これで代理人アーン・テレム氏の日本での名声は大いに高まった。これからメジャーリーグを目指す日本人選手は、テレム氏の元に殺到するかもしれない。現在、移籍先を探しているFAの城島健司の代理人アラン・ニーロ氏も「優秀」であることを願いたいが……

 松井秀喜は「生涯」ニューヨーク・ヤンキースでプレーすることを望んでいるようだ。日本の読売ジャイアンツを棄ててまで、アメリカに来た以上、日本のジャイアンツと同等の「価値」を有するヤンキースでプレーし続けることが、自分の責務と感じているのだろう。
 松井はヤンキースをワールドシリーズに導けるか? ≪世界一≫に貢献できるか? これから4年、さらに先へとプレーして、やがて背番号「55」が、永久欠番に推される日が来るかもしれない。そんな未来を夢見ながら、来シーズンの開幕を待ちたい。
New York Yankees

A-RODがMVP!(14日)

2005-11-15 20:54:17 | New-York Yankees
 アレックス・ロドリゲス(ニューヨーク・ヤンキース)のMVP(アメリカン・リーグ)受賞は少々意外だった。デヴィット・オルティーズ(ボストン・レッドソックス)だと思っていた。オルティーズが相応しい、と思っていたが、そこはDH(指名打者)の哀しさ。打って、守れて、走れる選手が選考基準らしい。そうなるとDHの選手は永遠に受賞できなくなるが……

 MLBのピッチャーに「打席に迎えて、一番怖いバッターは誰か?」と尋ねると、恐らく「A-ROD」よりも「BIG PAPI」(偉大な父)の方だと(大勢が)答えるだろう。ここ一番チャンスに強かった“PAPI”。それに較べて、ここ一番に弱く、守備でも大事な場面でいくつか決定的なエラーをした“A-ROD”。“BIG PAPI”も守備に就けば、決定的なミスをやらかしたかもしれないが……
 受賞したA-ROD本人も「不本意」だろう。「MVPよりもワールドシリーズのトロフィーが欲しい」は「大」本音だろう。
New York Yankees

城島、マリナーズと接触(11日)

2005-11-13 13:04:44 | Seattle Mairners
 シアトルの地元紙は「2年800万ドル(約9億2000万円)」で合意すると報道。城島健司(29=ソフトバンクからFA)が3年契約に拘らなければ、シアトル・マリナーズに決まりそうだ。
 最大のライヴァルと見なされるニューヨーク・メッツは、ドミニカ共和国出身のオマー・ミナヤGMの「線」で(同じラテン系の)ベンジー・モリーナ(プエルトリコ)、ラモン・ヘルナンデス(ヴェネズエラ)獲得を最優先にしているから、城島はこの両者が獲れなかったときの「保険」としか見なしていないだろう。

 それに較べて、シアトルは城島の獲得しか考えていない。城島が獲得できなければ、当座を(今シーズン途中、サンフランシスコから獲得した)ヨービット・トレアルバ捕手(27)で凌ぎ、今年の6月のドラフト1巡目で指名した<プロスペクト>ジェフ・クレメント捕手(南カリフォルニア大学)の育成を急がせる方針だろう。

 城島は迷うことなく、真っ直ぐシアトルに進むべきだと思う。自分を一番必要としてくれているチームに行くべきだ。マネーゲームの荒波に漕ぎ出すべきではない。2年前、マネーゲームの荒波に分け入り、3年契約2000万ドル(約21億8000万円)でニューヨーク・メッツと契約し、レギュラーポジションも確保できず、苦しんでいる男がいる。
 ショートストップには、ホゼ・レイエスという<プロスペクト>がいたにも拘らず、レイエスをセカンドにコンヴァートするから、という甘言に乗せられ、結局ショート失格の烙印を押され、逆にセカンドにコンヴァートさせられ、屈辱を舐めている男……その男と同じ轍を踏んではいけない。
Seattle Mariners

イチローがヤンキースに移籍?(11日)

2005-11-12 20:26:39 | Seattle Mairners
 イチロー(シアトル・マリナーズ)のニューヨーク・ヤンキース移籍が実現すれば、ヤンキースの長年の悩みであるリードオフ(1番打者)の不在が解消される。現在は便宜的にデレック・ジーターが務めているが、本来はジーターは「2番」。ジーター1番なら、2番にA-RODや松井秀喜までもが担ぎ出され、「2番」の不在状況が続いた。
 イチローが1番ライトに座れば、懸案のセンターに松井を回し、右中間を日本人コンビで固めることが出来る。日本人ファンにとっては夢の布陣、試合を中継するNHKの衛星放送も1日1試合で済む。

 背番号「51」のバーニー・ウィリアムスも抜けたし、「51」番を背負える。シアトルではチーム内で浮いた存在になっているようだし、本当にイチローはチームを「出たい」と思っているのだろう。
 しかし、チームを離れれば、長年応援してくれたシアトルのファンが悲しむし、セーフコ・フィールドに帰ってくれば、A-RODのように<ブーイング>を覚悟しなければならない。それはイチローにとって「辛いこと」。それに耐えられるか? このオフ、自問自答の日々なのかも知れない。
MAJOR.JP

松井秀喜、イチローW独占インタヴュー!!(8日・報道ステーション)

2005-11-10 21:03:26 | Texas Rangers
 8日の「報道STATION」(テレビ朝日)のSPORTSコーナーの目玉は、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)とイチロー(シアトル・マリナーズ)のW単独インタヴュー!! ワールドシリーズに進めず、「達成感が全然無い」とぼやく松井と、消化試合で3打席連続敬遠され、「無性に腹が立った」とイチロー。
 その二人の間隙を縫って、ルーキーイヤーにワールドシリーズを制覇して、世界一になった井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)に、イチローはしきりに「ふざけるなっ」と仲のいい後輩に言う。バシフィック・リーグ時代に井口に“隠し球”を食らったことがあるらしい。その言葉の激しさは額面通り受けとってもいいのかもしれない。

 それにしても、この二人のインタヴューアーを務める義田貴士って、いったい……テレビ朝日の記者からフリーになって、改名までして、この大物二人に食い込んでいる。当初はテレビ朝日のコメンテーターである栗山英樹氏が、どうしてもイチローを取材できない≪諸事情≫があって、苦肉の策でこの記者をイチローに当てたのだろうが、これが成功してしまっているテレ朝。心配事は、栗山氏が会社の「ナニ」に手を出さないか否か、だろう(?)。

 ニューヨークのピリピリした環境の中でプレーしたいと望む松井。自分は怠け者だから、のんびりした所では、怠けてしまうから、ニューヨークが「いい」らしい。残留を熱望しているが、果たして? イチローはメジャー5年目で「最低」の数字に終わった。果たして、来シーズンの巻き返しはあるのか? 
 そのためには、イチローのモチヴェーションが下がらないように、チームが強くならなければならないが。果たして、城島健司(福岡ソフトバンクホークスFA)の獲得はあるのか? イチローもそろそろピリピリした環境でプレーした方がいいのかもしれないが……

報道STATION