6月9日(現地)ロサンゼルス・エンゼルス対ヒューストン・アストロズ【2回裏】ヒューストンの攻撃。1-OUT一二塁のチャンスで打席には(WBCアメリカ代表)7番(三塁手)アレックス・ブレグマン(打率.250)。カウント「1-0」からの2球目を待つ間に、打席付近にごみが舞ってきて、それを拾い上げて、ズボンのポケットにしまったブレグマン。本拠地ミニッツメイド・パークの観客からは盛大な拍手が起きたが、この試合を日本で実況生中継していた(J SPORTS)放送席(アナウンサー)は無言(シカト)。
局アナの頃から野球の試合の中継をしたら、野球の試合の実況だけをしていたらいいと教え込まれていたのだろう。こういう仄々(ほのぼの)としたシーンにも無反応。日米のプロ野球を見比べて、グランド・レヴェルにも差を感じるが、こういうテレビ中継にも決定的な差を感じてしまう悲哀。ヒューストンの日本人メジャーリーガーが“日米通算ナントカ”を達成するのは、この2日後……。
青木3安打!日米通算2000安打達成/詳細(日刊スポーツ)