【9回裏】2-OUT満塁でバッターは6番・松井秀喜。得点は「5対6」ニューヨーク・ヤンキースの1点ビハインド。ここで一打が出れば、同点さらには逆転。打てなければ、試合終了。痺れる場面だったが、日本時代の松井の実績を考えれば、ここで打つのは当たり前、そう思うのだが、ここはメジャーリーグ。良くも悪くも日本とは違う……
「3-2」からのフルカウント、松井は自信を持って見逃したが、判定は「ストライク」。見逃し三振! アウトサイドへの外から曲がってくるスライダー(142㎞)だった。その前の「2-2」からのチェック(ハーフ)スウィングが微妙な判定で「セーフ」になっただけに、合わせ技で「ストライク」になったのだろう。
翌22日、松井は【2回裏】第1打席、0-OUT1塁で、不甲斐ないバッティングでセカンドゴロ・ダブルプレー。第2打席も【4回裏】0-OUT1,2塁で強い当たりのファーストゴロ。ファーストが捕球した瞬間、スタンドからはブーイング! そろそろ調子の上がらない松井に対して風当たりが強くなってきた。
そうして迎えた【6回裏】の第3打席、またしても0-OUT満塁! 前日の汚名を返上する絶好の機会が到来。この男はこうした星の下に生まれているのか? スタジアムにはヴェートーヴェンの『運命』が演奏された。「1-1」からの3球目、94MPHの速球を振り抜いた打球は左中間を破って、左中間フェンスの【読売新聞】の広告に達するダブル(2塁打)! まさか、こんな所で目立つとは思わなかっただろう?
試合は「6対1」で勝ったが、ヤンキースも松井も「一進一退」が続く。噂されている左膝の負傷は事実なのか? どこまでバッティングに影響しているのか? スプリングトレーニングで痛めたのか? それとも、その前から痛めていて、『WBC』辞退の真の理由はそれなのか? いずれにしても、本来のバッティングからは程遠い松井。
松井秀9試合ぶりマルチ、ヤンキースは惜敗(MAJOR.jp)
「3-2」からのフルカウント、松井は自信を持って見逃したが、判定は「ストライク」。見逃し三振! アウトサイドへの外から曲がってくるスライダー(142㎞)だった。その前の「2-2」からのチェック(ハーフ)スウィングが微妙な判定で「セーフ」になっただけに、合わせ技で「ストライク」になったのだろう。
翌22日、松井は【2回裏】第1打席、0-OUT1塁で、不甲斐ないバッティングでセカンドゴロ・ダブルプレー。第2打席も【4回裏】0-OUT1,2塁で強い当たりのファーストゴロ。ファーストが捕球した瞬間、スタンドからはブーイング! そろそろ調子の上がらない松井に対して風当たりが強くなってきた。
そうして迎えた【6回裏】の第3打席、またしても0-OUT満塁! 前日の汚名を返上する絶好の機会が到来。この男はこうした星の下に生まれているのか? スタジアムにはヴェートーヴェンの『運命』が演奏された。「1-1」からの3球目、94MPHの速球を振り抜いた打球は左中間を破って、左中間フェンスの【読売新聞】の広告に達するダブル(2塁打)! まさか、こんな所で目立つとは思わなかっただろう?
試合は「6対1」で勝ったが、ヤンキースも松井も「一進一退」が続く。噂されている左膝の負傷は事実なのか? どこまでバッティングに影響しているのか? スプリングトレーニングで痛めたのか? それとも、その前から痛めていて、『WBC』辞退の真の理由はそれなのか? いずれにしても、本来のバッティングからは程遠い松井。
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