松井秀喜の「2番」は嫌だ。日本が誇るホームランバッターが「2番」とは……メジャーリーグでは「2番」最強説もあり、彼の安打製造機トニー・グウイン(前サンディエゴ・パドレス)も「2番」が定位置だった。しかし「2番」には抵抗がある。せっかく打撃が上向いてきた矢先だっただけに、これで調子を落としてしまうのではないか、と心配している。だが、チーム事情で仕方がない。ジェイソン・ジオンビーが「絶好調」だから、だ。
ジオンビーが「不調」の間は長らく松井がその役目を代行してきた。今、ジオンビーが不調を脱出して、松井の役目=「5番」は霧散してしまった。29日、セーフコ・フィールドで2試合連続の2ホームラン! 松井は「2番」で5打数1安打。すっかり地味になってしまって、影が薄い。松井とジオンビーはカード(あるいはコイン)の表の裏の関係で、松井が打てば、ジオンビーが沈黙する。ジオンビーが打てば、松井に光が当たらない。
今シーズンで契約が切れる松井。ジオンビーが目覚めたのなら、ヤンキースに留まる理由はなくなるかもしれない。それは日本のファンにとっては「有り得ないこと」だが、メジャーリーグのGMの思考回路の中には組み込まれた<シナプス>だ。
New York Yankees
ジオンビーが「不調」の間は長らく松井がその役目を代行してきた。今、ジオンビーが不調を脱出して、松井の役目=「5番」は霧散してしまった。29日、セーフコ・フィールドで2試合連続の2ホームラン! 松井は「2番」で5打数1安打。すっかり地味になってしまって、影が薄い。松井とジオンビーはカード(あるいはコイン)の表の裏の関係で、松井が打てば、ジオンビーが沈黙する。ジオンビーが打てば、松井に光が当たらない。
今シーズンで契約が切れる松井。ジオンビーが目覚めたのなら、ヤンキースに留まる理由はなくなるかもしれない。それは日本のファンにとっては「有り得ないこと」だが、メジャーリーグのGMの思考回路の中には組み込まれた<シナプス>だ。
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