野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

セントルイス・カーディナルス【2006】戦力分析

2006-01-30 14:07:45 | St. Luis Cardinals
【スターター】クリス・カーペンター マーク・マルダー
ジェフ・スーパン ジェイソン・マーキス シドニー・ポンソン
【セットアッパー】ブランデン・ルーパー リカルド・リンコン
ブラッド・トンプソン ランディー・フローレス
【クローザー】ジェイソン・イズリングハウゼン

 長年「エース」の座に君臨してきたマット・モリス(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)が抜け、代わりに【スターター】に入るのは「あの」ポンソン(前ボルチモア・オリオールズ)。セントルイス市民は「不安」がっているだろう。ポンソンで埋まるのか? 
【セットアッパー】の陣容がガラリと変わった。左腕のレイ・キング、右腕のフリアン・タバレスが抜け、新たにニューヨーク・メッツでクローザー失格の烙印を押されたルーパーと、オークランド・アスレティックスで活躍した左腕リンコンが加入。こちらは差し引き「0」のような気もするが、キングの存在感が失われたのは惜しい。

1番ショート デヴィット・エクスタイン
2番レフト ラリー・ビグビー (田口壮)
3番ファースト アルバート・プホルズ
4番センター ジム・エドモンズ
5番サード スコット・ローレン
6番ライト ホアン・エンカルナシオン (ジョン・ロドリゲス)
7番セカンド デイヴィ・クルーズ (ジュニア・スパイヴィー)
8番キャッチャー ヤデイアー・モリーナ

 打撃陣も「主砲」ラリー・ウォーカーが引退し、ポストシーズンで打ちまくったレジー・サンダースも去った。代わりに実績のあるエンカルナシオンを補強。残り一枠を田口、移籍のビグビー、若手のロドリゲスで争う。ビグビーは2番タイプではないだけに、田口が「2番レフト」スタメンの座を射止める可能性はある。

 それにしても、新生ブッシュスタジアム「元年」のシーズンにしては地味な補強に終始し、補強費は球場建設費に充てられたのか? 【スターター】にも不安要素はあるし、【クローザー】のイズリングハウゼンにも多少の衰えが見られる。今シーズンは厳しい戦いを強いられるかもしれない。「名将」トニー・ラルーサ監督のマジック(選手掌握術)でどこまで勝ち進むか!?

田口は2位 カージナルス正左翼手に関するファン投票(MAJOR.jp)

ニューヨーク・メッツ【2006】戦力分析

2006-01-29 19:57:57 | New-York Mets
【スターター】ペドロ・マルティネス スティーヴ・トラクセル
トム・グラヴィン ヴィクター・ザンブラーノ アーロン・ヘイルマン
【セットアッパー】チャド・ブラッドフォード デイオナー・サンチェス
ホルヘ・フリオ ホアン・パディーヤ ロイス・リング 入来祐作 
【クローザー】ビリー・ワグナー

 公私共に問題のあった【スターター】クリス・ベンソンを放出し、若手のヘイルマンを5人目に抜擢。ヘイルマンに問題が生じれば、入来の昇格もありえるだろう。
【セットアッパー】にはロサンジェルス・ドジャースからサンチェス、ボストン・レッドソックスからブラッドフォードを獲得。さらにベンソンと交換でフリオも獲得し、万全に見えるが、左腕がリング一人。これでは心許ない。【クローザー】は左腕“ビリー・ザ・キッド”の獲得でこちらは万全。

1番ショート ホゼ・レイエス
2番キャッチャー ポール・ロデューカ (ラモン・カストロ)
3番センター カルロス・ベルトラン
4番ファースト カルロス・デルガド
5番レフト クリフ・フロイド
6番サード デヴィット・ライト
7番ライト ヴィクター・デイアス (ハヴィアー・ネイデイ)
8番セカンド 松井稼頭央 (ブレッド・ブーン)
DH(交流戦) フリオ・フランコ (ホゼ・ヴァレンティン)

 強力打線の完成! 4番にデルガドが座り、長年の懸案だった「4番」の不在が解消される。2番にロデューカを置かない場合は、ベルトランが2番に上がり、3番フロイド、5番ライトもありえるだろう。勿論、松井稼頭央が2番に入る可能性もあるが……
 今シーズンはベテラン、ブーン(元シアトル・マリナーズ)との競争になりそうだ。スプリング・トレーニング中に敗れれば、放出もありえるし、松井が勝てば、ブーンが「守備固め」要員になるかもしれない。
 守備力では定評のあるブーン。松井は守備力を向上させつつ、自慢の足とバッティングでアピールしていかなければ……契約最終年の3年目。今年が最後、だ。

 マイク・ピアッツアやマイク・キャメロンなどの余剰戦力を放出し、陣容を整えたメッツ。このチームは長年、クローザーと4番の不在に泣かされてきたが、それも解消された。今シーズンこそは「宿敵」アトランタ・ブレーヴスを倒して、ポストシーズン進出、ワールドチャンピオンを目指す。

メッツ、期待の新戦力右腕との調停を回避(MAJOR.jp)

ニューヨーク・ヤンキース【2006】戦力分析

2006-01-28 20:14:32 | New-York Yankees
【スターター】ランディー・ジョンソン マイク・ムッシーナ 
王建民 ショーン・チャコーン アーロン・スモール 
カール・パヴァーノ ジャレット・ライト
【セットアッパー】タニヨン・スターツ カイル・ファンズワース
マイク・マイヤーズ ロン・ヴィローン オクタヴィオ・ドテル
【クローザー】マリアーノ・リヴェラ

【スターター】候補が「7人」とダブつき気味。昨シーズン1年だけの実績から言えば、上記5人で決まりだが、パヴァーノとライトの過去の実績は無視できない。スプリング・トレーニングで熾烈な競争になりそうだが、セットアップ経験のあるスモールや元クローザーだったチャコーンは、それを口実に早々にブルペン行きが「内定」してしまうかもしれない。気の毒、だ。昨シーズンの論功行賞なのに。
【セットアッパー】は一気に充実。左腕二人に速球派のファンズワースとドテルを補強した。これで長年のブルペンの不安が消滅。【クローザー】のリヴェラに万一のことがあれば、速球派の二人でカヴァーできる。

1番センター ジョニー・デーモン
2番ショート デレック・ジーター
3番ファースト ジェイソン・ジアンビー
4番サード アレックス・ロドリゲス
5番ライト ゲーリー・シェフィールド
6番レフト 松井秀喜
7番キャッチャー ホルヘ・ポサダ
8番DH バーニー・ウィリアムス
9番セカンド ロビンソン・カノ (ミゲル・カイロ)

 松井秀喜が6番に座る強力打線「完成」。日本人としては松井にクリンナップを打って欲しいが、現状では厳しい。ジアンビーにスランプが再発しない限り……だが。
 1番にデーモン。これが今シーズンのヤンキースの「目玉」。長年ずっとヤンキースの1番といえば、ジーターだったが、文化が変わる。それがどう影響するか? 髪も髭も剃って、ニューヨーク1年目のデーモン。プレッシャーに打ち克てるか?

 それにしても、選手層が薄い。控えで目ぼしい選手はセカンドで復帰したカイロぐらいだ。控えキャッチャーでジョンソン専用だった、ジョン・フラハティーも「ライヴァル」ボストン・レッドソックスへ移籍した。どうするのだろう? DH要員で代打の切り札だった、ルーベン・シエラの損失も痛い。
 今シーズンは投手陣の補強に「精」を出しすぎて、野手陣の補強が限りなく「0」に近い。これで戦えるのだろうか? 不安、だ。シーズンに入ってから、あるいはスプリング・トレーニング中に「動き」がありそうだ。放出されるとしたら、やはりダブついている【スターター】陣からか?

「ピアザのヤンキース入り消滅」とNY紙(MAJOR.jp)

シアトル・マリナーズ【2006】戦力分析

2006-01-27 13:32:29 | Seattle Mairners
【スターター】ジェイミー・モイヤー フェリックス・ヘルナンデス
ジャロッド・ウォッシュバーン ジョエル・ピネイロ ギル・メッシュ
【セットアッパー】ラファエル・ソリアーノ フリオ・マテオ 
クリント・ナジオッティ マット・ソーントン ジョージ・シェリル
【クローザー】J.J.プッツ エディー・グアルダード

【スターター】は安定感のなかった(好不調の波が激しかった)右腕ライアン・フランクリン(フィラデルフィア・フィリーズ)の代わりに、FAで左腕ウォッシュバーン(前ロスアンジェルス・エンジェルス)を獲得。これは≪強力≫。43歳のベテラン左腕モイヤーと20歳になる右腕ヘルナンデスの「両輪」が機能すれば、シアトルはいいところまで行く。
【セットアッパー】の速球派ソリアーノの復活に期待。復活が完全なら、そのままクローザー転向もありえる。その【クローザー】には速球派の右腕プッツと左腕グアルダードを揃えたい。こちらも「両輪」。ベテランのグアルダードの球威に不安があるだけに、若いプッツの球威に期待したい。

1番ライト イチロー
2番センター ジェレミー・リード
3番レフトorDH ラウル・イバニェス
4番ファースト リッチー・セクソン
5番DH カール・エヴェレット (マット・ロートン)
6番サード エイドリアン・ベルトレー
7番キャッチャー 城島健司
8番ショート ユニスキー・ベタンコート (マイク・モース)
9番セカンド ウィリー・ブルームクイスト (ホゼ・ロペス)

 3番には勝負強いイバニェスを起用したい。不調のベルトレーは6番辺りで気楽に打たせたい。守備に不安(大いに問題)があるイバニェスをDHで起用する場合は、ベテランのロートンをレフトで6番(or7番)に起用。城島が5番に上がる可能性もある。
 セカンドとショートストップは「穴」でまだレギュラーが固定されていない。キューバ人のべタンコートと伸び悩んでいるブルームクイスト、大型内野手のモースと守備の良いロペスの4人の争いとなる。

 投手陣は一人だけの補強。打撃陣も二人の補強に留まった為、昨シーズンからの大幅な戦力UPは望めない。現有戦力の底上げ、不調の脱出に期待したい。投手陣では「万年」エース候補のピニェイロと、打撃陣ではベルトレー、それから、やはりイチローの「完全体」への回帰に期待したい。打率.350を(平気で)打つイチローが見たい!! 
 城島には日本人久々のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を何としても獲ってもらいたい。打率.280、20本塁打、80打点はいけるだろう。城島がそれくらい活躍できれば、チームも浮上する。久しぶりに「強い」シアトルが見たい!

マリナーズ、2けた勝利の右腕と再契約(MAJOR.jp)

城島!JOHJIMA!(24日・シアトル)

2006-01-26 20:27:11 | Seattle Mairners
 入団会見の冒頭、ビル・バヴェシGMが(いきなり)「シゲトシ、ハセガワ……」と喋りだしたので、一瞬名前を間違えたのかと思ったが、引退表明した長谷川滋利氏への惜別の言葉だった。GMも驚いているのだろう。まさか「現役引退」してしまうとは……こんなことになるんだったら、戦力外通告しなければよかった……とは思っていないだろうが、アナハイム・エンジェルス時代から長谷川氏を知っているだけに、GMも感慨深かったのだろう。

 城島健司、入団会見(24日)。シアトル・マリナーズのユニフォームがこんなにも似合っているとは……想像以上だった。記者会見でも英語を駆使して、明るく振舞っていた城島。この「明るさ」が、シアトルには欠けていた。城島はチームの“救世主”=「起爆剤」になれるだろう。

 アメリカのメディアは日本人初のキャッチャーということで、その実力を訝っているが、1年前の井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)がそうだったように、いずれ城島の「凄さ」を体感することになるだろう。
 アメリカのメディアは「松井稼頭央」(ニューヨーク・メッツ)という挫折体験を経て、日本人選手の実力を(すっかり)疑うようになってしまった。2年続けて、成功例が続けば、少しは「株」の暴落に歯止めが掛かるだろう。

ハロー、エブリバディ 城島、英語であいさつ(MAJOR.jp)

長谷川滋利、引退!(23日)

2006-01-23 20:29:44 | Seattle Mairners
 勿体ない、と思う。まだやれるのに、と思う。確かあと1年で年金(MLB選手会)を満額で貰えるはずだが……長谷川滋利(前シアトル・マリナーズ)引退! 読売ジャイアンツからのオファーを断って、ロサンジェルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスが有力な移籍先として挙げられながら、この決断。潔いと言うか……本当に勿体ない。

 マリナーズでの4年間の内、後半の2年間は苦しいシーズンだった。チームは最下位に低迷し、自身のピッチングも不調に陥った。2003年に2勝4敗ながら、防御率1.48で16セーヴをマーク。生涯初のクローザーを任され、“大魔神”佐々木主浩(引退)が去った後のチームの窮地を救った。
 その年、夢のオールスターゲーム出場も果し、その年がピークだったか……2004年と2005年の悪夢。チームの世代交代の波に押され、敗戦処理要員に甘んじ、その敗戦処理さえ、若手の貴重な経験の場である為に、その役目さえ奪われ、ブルペンで所在無く座っているしかなかった。この悪夢……

 この2年間が長谷川から「気力」=モチヴェーションを奪ってしまったのかもしれない。思えば、アナハイム・エンジェルス(当時)からシアトルに移籍した2002年に古巣エンジェルスが優勝=ワールドチャンピオン(世界一)になった。この不運……
 長谷川がアナハイムに在籍した2000年と2001年にはシアトルがポストシーズンに進出。長谷川がシアトルに来てから、チームは下降線を辿っていった。悉く優勝に恵まれなかった長谷川。それだけが「悔い」だろう。その「悔い」があるから、まだ現役を続けるものだとばかり思っていたが……

 お疲れ様、と言いたい。メジャーリーグで9年間も戦ってきた。1年や2年で挫折して、日本に帰ってくる選手がいる中、この9年間は≪珠玉≫の歳月だった。だが、野茂英雄(元タンパベイ・デヴィルレイズ)のように、ボロボロになってまで現役に拘る、そんなスタイルは好まなかったのかもしれない。
 残念がっているのは、日本のファンだけではないだろう。長谷川の≪熱投≫を目に焼き付けたメジャーのファンも、長谷川の「現役」を信じて疑わなかったことだろう。セットアッパー(中継ぎ投手)が不足しているメジャーのGMや監督たちも、その決断を惜しんでいるだろう。
……日本人メジャーリーガーの成功者が、また一人去っていった。

マリナーズ長谷川が引退 23日表明(MAJOR.jp)

入来はメッツ入り(18日)

2006-01-21 21:11:17 | New-York Mets
 ポスティングで入札「0」だったにも拘らず、ニューヨーク・メッツと(しかも)メジャー契約を結べた入来祐作(前・北海道日本ハムファイターズ)。よっぽど幸運なのか、それともメッツに「見境」がないのか? 年俸75万ドル(約8600万円)+最大50万ドル(約5750万円)の出来高。破格の条件だ。お金持ちのメッツだから出せる金額だ。

 韓国人の徐在応をロサンジェルス・ドジャースに放出して、スポット・スターター(谷間の先発)が不足した。セットアッパーのベテラン、速球派のロベルト・ヘルナンデスも放出した。この二人の役回りを入来は期待されているのだろう。

 今シーズンのメッツは「本気」で優勝を狙いに来ているチーム。そんなチームに身を置くことは、入来にとってこれ以上ない「幸運」であり、いい「経験」になるだろう。何しろ、隣りにペドロ・マルティネスやトム・グラヴィンが座っているのだから……!!
 ポストシーズン進出、ワールドシリーズ制覇を目論むチームにどれだけの貢献ができるだろう? そしてニューヨーク(シェイ・スタジアム)の観客の支持を得ることが出来るか!?

入来がメッツ入り メジャー契約でサイン(MAJOR.jp)

「井口入団時に米球団間で談合」(17日)

2006-01-18 13:17:24 | Chicago White-Sox
 井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)の前エージェント(代理人)リチャード・モス氏は1年前、なかなか井口の契約先を決められず、報道では高齢(71歳)もあって「無能」扱いされていたが、実は「そうではなかった」らしいことが判明した。
 1年前の井口への評価は相当低く、ホワイトソックスからしかオファーがなかった。本人はピンストライプ=ニューヨーク・ヤンキース入りを希望していたが、実際は「…」。この低評価、誰のせいかといえば、やはり、あの男になるか……一人の日本人メジャーリーガーの失敗は、後に続く日本人選手に大きな影響が出る、その証左。

 井口が昨シーズン途中に謎の欠場をしたのは、このモス氏との裁判の為だったのだろう。ひょっとすると、あまりの低評価を聞かされた井口サイドが激怒し、代理人契約を解除し、己のプライドを保つ為に、モス氏に泥を被せたのかもしれない。
 そこまで井口サイドは追いつめられたのだろう。2003年に打率.340(27本塁打)、2004年に打率.333(24本塁打)の日本での実績を持つ井口に、メジャーからオファーが一つしかない、とは信じられない。これは代理人に問題がある、と……そういう話に摩り替えられたのだろう。

 井口は実力でその低評価を覆して見せた。まだまだ物足りない、と思うから、『WBC』の日本代表を蹴ってまで、チームのスプリング・トレーニングへの参加を優先させたのだろう。この入団時の「悔しさ」があるから、それが井口を駆り立てる!? 
 その意思の強さは、師匠の王貞治監督(福岡ソフトバンク・ホークス)でさえ覆すことは出来なかった。井口は2年目にも「懸けている」。リヴェンジ(復讐)が終わらないから、だろう。

「井口入団時に米球団間で談合」と告発(nikkansports.com)

松井稼頭央はどうなる?

2006-01-15 19:36:37 | New-York Mets
 今、話題の『WBC』(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表の候補にすら挙がらず、専らトレード話だけが交錯し、真実は一欠けらもない。松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)今、何を思う?
 メッツはこのオフにブレッド・ブーン(前ミネソタ・ツインズ)を獲得し、セカンドの補強にも一応は成功した。恐らく、このベテランと若手の<プロスペクト>アンダーソン・ヘルナンデスが抜擢され、二人が併用されることになると思うが……松井は放出されることになると思うが、商談が中々纏まらないようだ。

 ニューヨークに残っても、不慣れなセカンドを守らされ、シェイスタジアムの観客のブーイングに晒される。もうニューヨークには戻るべきではないと思うが、さりとて移籍先に噂されたボストン・レッドソックスは、ニューヨーク以上に地元選手へのブーイングが容赦ない所。
 そんな場所に松井稼は行かせられない。トレードされるなら、比較的ファンが好意的で、出来ればセカンドではなく、ショートストップが空いている所。そんなチームに移籍できれば「最高」なのだが。これも噂されているタンパベイ・デヴィルレイズ辺りは「いい」チームだと思うが。

 ニューヨークに残って、ニューヨークの観客を見返したい、という「意気地」は残念ながら松井には無いだろうし、簡単に見返せるような場=メジャーリーグではないし、ニューヨークの観客はタフ、だ。これに喧嘩して勝てる見込みは無い。
 たとえ「逃げる」ことになっても、ニューヨークから離れて、伸び伸びやれる環境を手に入れて、本当の『リトル・マツイ』の真髄を見せて欲しい、ものだ。まだ誰も「松井稼頭央」の≪凄さ≫を知らない……

メッツがブーン二塁手獲得 徐在応はドジャースへ(MAJOR.jp)

森慎二のDレイズ入団決定!(11日)

2006-01-12 13:38:24 | Tampa-Bay Rays
 森慎二、と言われても、一般世間の人達は分からない。西武ライオンズの森慎二、でようやく野球ファンからは認知される。しかし、今度はメジャーリーガー。これで一気に知名度は上がるだろう。一昔前は「読売巨人軍」が野球界の唯一にして無二の≪ブランド≫だったが、今はメジャーリーグ。ジャイアンツが衰退する訳、だ。

 しかし1年だけメジャーへ行って、1年で帰ってくる日本人選手もいる。そういう選手が帰ってきてから、テレビのバラエティー番組に出て、お笑い芸人から「元メジャーリーガー」と紹介され、嬉々としている姿を見て、唾棄したくなったことがある。そんな選手にはなってくれるな、と言いたい。
 だが、森ならば、大丈夫だろう。<パイオニア>野茂英雄(元タンパベイ・デヴィルレイズ)に憧れていて、背番号「11」も付けていた森のこと。彼には野茂の魂<イズム>が移植されているだろうから、心配ないだろう。
 日本帰りのダン・ミセリ(前コロラド・ロッキーズ)と共に、タンパベイのブルペンの屋台骨を背負う!!

森のデビルレイズ入団決定 球団が2年契約を発表
(MAJOR.jp)