野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

マリナーズ、最後の戦い(27日・セーフコ・フィールド)

2007-09-29 22:00:53 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズ、最後の戦い……27日のクリーヴランド・インディアンス戦(セーフコ・フィールド)。2007年のレギュラーシーズンは残り3試合を残しているが、日本におけるテレビ中継は、これが最後(hi-visionは除く)。本来なら28日のテキサス・レンジャーズ戦が最後になるハズだったが、松坂大輔(ボストン・レッドソックス)先発試合と重なり、≪幻≫に……プレイオフ(ポストシーズン)進出への道も絶たれ、これが最後の試合。 

 初回にイチローが倒れたものの(見逃し三振)、3番ラウル・イバニェスが1,2塁間を割り、4番に座るホゼ・ギーエンが「東京マーケット情報」のL字の小さい画面の中で、右中間スタンドに(第23号)2ランホームランを放り込んで、先制! 
 来シーズンはオプション契約のギーエンだが、再契約は確実だろう。来シーズンこそ≪怨敵≫マイク・ソーシア(ロサンジェルス・エンジェルス監督)打倒! を果してもらいたい。できれば、4番ではなく、ギーエンが6番辺りに座るのが理想(の打線)なのだが。 

【2回表】に先発(スターター)の韓国人右腕・白嗟承が1点を失うが、【4回裏】2-OUTから、7番のルーキー(プロスペクト=有望株)ジェフ・クレメント(2005年ドラフト1巡目)がバットを折りながら、1,2塁間を破り、8番「意外性の男」ホゼ・ロペスがレフトスタンドにアーチを架けて(第10号)「4対1」突き放す! 

 クレメントの背番号は「9」。チームの期待の「大きさ」が窺える。元々はキャッチャーで2005年のオフに日本(福岡ソフトバンクホークス)から城島健司を獲得した際、何故クレメントを獲得したのに、城島を獲った? と地元メディアに批判された。城島はクレメントが成長するまでの「繋ぎ」とまで見られているが、果たして来シーズンはどういう起用になるか? 
 若い投手ばかりが育っていたシアトルだが、ようやくここにきて、背番号「10アダム・ジョーンズ(2003年ドラフト1巡目)に続いて、打者にも逸材が顕現しだした。2008年シーズンの切り札、鍵を握る男と言える。 

 先発の白は【6回表】まで投げ切って、1失点の好投。毎年、先発ローテーションに定着しそうになりながら、今シーズンもDL(故障者リスト)入りでチャンスをフイにしてしまった。白が先発に定着できていれば、シアトルのここまでの≪失速≫はなかっただろう。韓国人投手の運命が、その後のシアトルの命運も決した、と言える。
 シアトルはどうしても「あと一人」先発投手が欲しい。白が来シーズンこそチャンスをモノにするか、それとも……川上憲伸(中日ドラゴンズ)、黒田博樹(広島東洋カープ)? 

イチロー1安打、残り3試合で重い9厘差 城島は音なし (MAJOR.jp)


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井川5回無失点なのに、消えた3勝目…(25日・トロピカーナ・フィールド)

2007-09-26 13:35:48 | New-York Yankees
 またしても、突然、先発(スターター)井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。ロジャー“ロケット”クレメンスの故障(左太腿裏痛)で巡ってきたチャンス。前回(23日)【NHK】(衛星第一)は井川の中継ぎ登板を放送しなかったが、今回は(何と!)総合(地上波)で生中継の破格の扱い! 
 偶々だろうが……当初は“ロケット”のピッチングを視聴者に堪能してもらう予定だったのだろうが、井川が先発。井川はツイている。いいピッチングを見せて、日本で苦しんでいる、かつての同僚(阪神タイガース)に元気(勇気)を与えてもらいたいところだが…… 

【1回裏】【2回裏】は相変わらず四球(ウォーク)を出す不安定な立ち上がり。【3回表】も1-OUT後、1番・岩村明憲にセンター前に弾き返され、2-OUT後、3番(左の強打者)カルロス・ペーニャ(42本塁打)にスライダー2球と151kmの速球でファウルを打たせ、「2-2」に追い込むが、決め球のスライダーが甘く入り、ライト前に痛打を浴びて、1,2塁。4番B.J.アップトンを歩かせ、2-OUT満塁に追い込まれ、例のピッチングコーチ(ロン・ギドリー)がマウンドへ……
 かなり厳しい口調で叱責(?)され、ノンビリ屋に≪喝≫が入ったか? 5番(デルモン・ヤング)にセンターに大飛球を飛ばされるが、事なきを得て、最大のピンチ脱出! 

【4回裏】先頭のスイッチヒッター(デイオナー・ナヴァーロ)をライトフライに打ち取るが、7番ジョニー・ゴメスに「3-0」にして、思わず(3塁側ダッグアウトで)下を向くジョー・トーリ監督。ファウルを打たせて、「3-2」まで戻すが、結局この試合5個目の四球。
 しかし、ここから踏ん張って、8番(ジョエル・グーズマン)9番(ジョシュ・ウィルソン)をセカンドフライ、ゴロに打ち取る。 

【5回裏】先頭の岩村には初球(143km)を流し打たれ、レフトフェンス際まで飛ばされるが、1-OUT。2番(ジョージ・ヴァレンデイア)には(いい当たりだが)正面のレフトライナー! 3番ペーニャには初球(150km)を痛烈に1,2塁間に打たれるが、ファースト(一塁手)「名手」ダグ・ミントケイウィッツが好捕して、5イニングスを投げきった井川。ここで交代指令が出て、無失点で降板……日本では考えられない交代だが。 

 しかし、その後を受けた若手のエドワー・ラミレスが≪炎上≫して、3番手のブライアン・ブルーニーがグランドスラム(満塁弾)を浴びて、信じられないことに一挙6失点して、井川の(せっかくの)勝ち星を消してしまった。やはり、もっと井川を続投させるべきだった。球数87球。交代させる球数ではない。トーリ監督に信用が無い、のだろう。
 ヤンキースはその後、一旦は「6対6」同点に追いつくが、延長【10回裏】サヨナラ(ウォーク・オフ)負けして、一刻も早くプレイオフ進出を決めたい、ヤンキースにとっては痛い敗戦。勝ち試合だっただけに、悔いが残るだろう。井川の3勝目も消えた……因みに、この試合の勝ち投手は(前)読売ジャイアンツのゲーリー・グローヴァー(6勝目)。 

井川、先発の可能性急浮上 新人仮装して遠征出発 (MAJOR.jp)


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2ヵ月ぶりの井川! 嗚呼、それなのに……(22日・ヤンキースタジアム)

2007-09-23 22:27:47 | New-York Yankees
 9月の<セプテンバー・コールUP>でメジャーリーグに再昇格したはずなのに、なかなか出番(登板)が回ってこなかった、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。よっぽどジョー・トーリ監督に嫌われているらしい、信用されていないらしい。しかし、今月も余すところ10日を過ぎた今日(現地22日)突然、投球指令が下された、らしい。 

 久しぶりに井川のピッチングが見られると思ったら、【7回裏】のヤンキースの攻撃から【8回裏】のヤンキースの攻撃に移った。井川が登板した【8回表】のトロント・ブルージェイズの攻撃は全てカット! 録画中継をしていた【NHK】(衛星第一)の(信じられない)暴挙!  
 譬え打者一人でも、ライト前ヒットを打たれたとしても、井川の久々の勇姿を見たかった。……阪神タイガースファンには寂しい秋、来る。(4連敗)……口が割けても、タイガースに戻って来い、なんて言えない。 

井川 メジャー再昇格後初登板 (MAJOR.jp)


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総べては岡島が「決め手」になっていた、Rソックス

2007-09-21 22:19:46 | Boston Red-Sox
 ボストン・レッドソックスに一体「何が」起こっているのだろう? 「2位」ニューヨーク・ヤンキースに最大「14.5」開いていたのに、一気に「1.5」差に詰められた。直近では4連敗! Rソックスの試合は(その殆どが)松坂大輔が先発(スターター)しない限り日本では放送されないので、詳しい事情は判らない。まず、この4連敗の中身を知悉したい。 

 最初の敗戦は、16日のヤンキース戦(フェンウェイ・パーク)。これは【NHK】の地上波(総合)でも放送されたから見たが、「3対4」で1点差負け。ロジャー・クレメンス(ヤンキース)とカート・シリング(Rソックス)の(最後の?)“師弟対決”だったが、続投したシリングが【8回表】にデレック・ジーターに3ランを喰らった。
 本来なら「1対1」の同点で、前半戦なら「エース」セットアッパーの左腕・岡島秀樹の登板だったろうが、その前半戦の酷使が祟って、遂に岡島が壊れてしまった。腰痛も発生させて、休養期間に入り、それが、この敗戦にストレートに結びついた。いかに岡島の存在が、Rソックスにとって「必要不可欠」だったか、思い知らされたような一戦。 

 2戦目は17日のトロント・ブルージェイズ戦(ロジャース・センター)。これは「1対6」の一方的な敗戦。先発の“ナックルボーラー”ティム・ウェイクフィールドが(初回から)打ち込まれ、為す術がなかった。欠場が続いている「主砲」=「4番」マニー・ラミレスの不在も痛い。 

 3戦目は(同じく)ブルージェイズ戦で「3対4」1点差負け。相手の「エース格」A.J.バーネットから(辛うじて)2点を奪って、「2対1」でリードしていたが、またしても【8回裏】岡島の代役=“壊し屋”エリック・ガニエが3失点で≪炎上≫して、逆転負け! これも岡島がいれば……という試合になった。前半戦、こういう試合は、悉く、岡島の好投でモノにしてきたRソックスだった。 

 4戦目も(同じく)ブルージェイズに「1対6」の大敗。先発のルーキーで“ノーヒッター”のクレイ・バックホルツが好投して、「1対2」僅少差だったが、またしても(!)【8回裏】に岡島が使えない、ガニエも使えない状況下、連敗中で登板間隔が(4日も)空いていた“守護神”クローザーのジョナサン・パペルボンを投入したが、肩が軽すぎたのか、(今シーズン)ホームラン1本の8番打者(ラス・アダムス)にグランドスラム(満塁弾)を喰らって、「まさかの!」4失点! これで4連敗。 

 明日(21日)からはアメリカン・リーグ東部地区「最下位」タンパベイ・デヴィルレイズと3連戦。初戦に19勝6敗の「エース」ジョシュ・ベケットが先発するから、どうしても「ここで」連敗を止めたい。止められるだろう? そして翌22日は我等が松坂の先発。連敗ストッパーの<プレッシャー>は「エース」に任せて、松坂には伸び伸びとしたピッチングで今度こそ「15勝」を決めてもらいたいが…… 

地区優勝を捨ててでも岡島に休養を Rソックスの決断 (MAJOR.jp)


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MLBのジョン・マクレーン(Major LEAGUE・10月号)

2007-09-18 21:15:20 | Slugger
 このMLBの専門誌『Major LEAGUE』は数年前にも購読していた。一時中断して、今シーズンになって、動機あって、購読を再開したが、考えてみれば、驚くほど、そのフォーマットが変わっていないことに唖然とさせられる。今やNet時代。こういう専門誌でしか得られなかった情報がNetで簡単に手に入る。そういう時代になっているのに、相変わらず、新しい「OS」がインストールされていない、感じ。
 片やプロレスの専門誌は(?)老舗の『週刊ファイト』も『週刊ゴング』も跡形も無く消えてなくなったのに、MLBは大丈夫なのだろうか? やっぱり野球はメジャースポーツ? しかしMLBはマニアックな領域だから、その危険性は消えない、と思うが。 

 シアトル・マリナーズの新監督ジョン・マクラーレン。人によっては「マクレラン」とも呼ぶし、「ジョン・マクレーン」と読めなくもない。シーズン途中(7月1日)前監督マイク・ハーグローヴが突然、成績が悪くないのに、チームは久々に好調なのに、辞任して、その後を受けて就任した。
 イチローがデビューした2001年シーズン、イチローが1塁に出塁するたびに、イチローの背後から(囁くように)アドヴァイスを送っていた眼鏡の人物、それが当時は1塁(ベース)コーチだったマクラーレンだった。印象的でよく憶えていたのだが、その後、ルー・ピネラ元監督の退任後(2002年)にチームを去っていたが、今シーズンから復帰。マクラーレンのいない4年間、シアトルはすっかり≪弱い≫チームになって変わり果ててしまったが、この人の復帰と共にチームは≪再生≫した。 

「マクラーレン監督流“操舵の極意”」今月号の中で一番興味深く読ませてもらった記事だったが、しかしライターの名は、丹羽政善氏。Netで読んだ(下記の)記事と同一人物だった。Netと紙媒体の境目が解からない…… 

徐々に見えてきた、マクラーレン采配の色(MAJOR.JP)

 マクラーレン監督は、稀代の“問題児”ホゼ・ギーエンを手懐けることに成功した。ロサンジェルス・エンジェルスのマイク・ソーシア監督に≪恨み≫を持っているだけに、アメリカン・リーグ西部地区「首位」を走るエンジェルスを追撃する恰好の象徴となったが、今シーズンは事切れそうだ。
 しかし今シーズンのこの成績なら、来シーズンも再契約を結んでもらえて、イチローから譲り受けた(外野の)ライトのポジションを確保しそうだ。そうなるとシアトルが(密かに)獲得を目指していた(であろう)FAの福留孝介(中日ドラゴンズ)からは手を引くことになるかもしれない。
 ボストン・レッドソックスに横獲りされてしまうのは癪だが、しかし現状のシアトルは外野手よりも、ピッチャー。しかもスターター(先発)が欲しい、だろう。そうなると福留よりも(同じ)ドラゴンズの川上憲伸の獲得に執心になるかもしれない。……とにかく、スターターに泣かされた2007年のシアトル。 

五輪どうする!?Rソックス福留獲りへ(スポニチ Sponichi Annex)


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城島が打ち、イチローが還して、連勝!(13日・セーフコ・フィールド)

2007-09-14 21:44:02 | Seattle Mairners
 今日(現地13日)も先発(スターター)のジェフ・ウィーヴァー(防御率6.34)が試合を壊して、序盤で「0対5」。今日もシアトル・マリナーズ「いつもの」敗戦パターンだと思ったし、【5回裏】に1点を返しても、【6回表】に2点を追加され、「1対7」。せっかく前日(12日)「6対5」で(オークランド・アスレティックスに)サヨナラ(ウォークオフ)勝ちして、連敗を脱出したのに……しかし対戦相手は、タンパベイ・デヴィルレイズ、だった。 

 ピッチャーが弱いタンパベイ、ブルペン(リリーフ陣)が弱いタンパベイ。【7回裏】先頭のホゼ・ヴィドロが歩き、1-OUT後、8番ウィリー・ブルームクイストも歩いて、1-OUT_1,2塁。ここで前日<ウォークオフ>ヒットの9番ユニエスキー・ベタンコートがライト線にゆらりと落として、1点を返し、尚も1-OUT_2,3塁で【5回表】にレフト前タイムリーヒットを放っている1番イチローが三遊間をキレイに図った(測った)ように抜いて、「3対7」! さすがイチロー!! 

 そして【8回裏】3番ラウル・イバニェス、4番ホゼ・ギーエンが歩いて、これがタンパベイの投手(ブルペン)陣。5番ベン・ブロサードが(ピッチャーの足元!)センター前に弾き返して、0-OUT満塁! 6番ヴィドロの(セカンドゴロ)併殺の間に1点が入るが、2-OUT_3塁。ここで7番・城島健司が1,2塁間をゴロで抜いて、勝負強さを発揮! 「7対5」2点差! 
 代打の背番号「7」かつての<プロスペクト>(有望株)ジェレミ・リードがライト前に弾き返して繋いで、9番「HERO」ベタンコートがレフトフェンス直撃のダブル(2塁打)を放って、2者が還って「7対7」! 遂に同点!! そして“千両役者”イチローの登場だが、ここは定石通り敬遠されて、2番エイドリアン・ベルトレのバットに全てが懸けられたが、低目の難しい球を掬い上げて、レフト前に運んで「8対7」勝ち越し! 

【9回表】は≪守護神≫J.J.プッツが3人で締め括って、気合のプッツはキャッチャー(途中出場)ジェイミー・バークに思いっきり左のボディーブロー一発! バークは痛いはずだが、笑顔で「痛くない」。シアトルが連日の逆転勝ちで連勝! これで再び息を吹き返して、最後の追撃が始まるかもしれない。<ワイルドカード>争い、ニューヨーク・ヤンキースとの差は「5.5」。(依然として)困難な数字であることに変わりはないが…… 

イチロー「猛打賞」に城島2安打、マリナーズ逆転で久々連勝 (MAJOR.jp)


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マリナーズ、連敗「4」で脱出!(9日・コメリカパーク)

2007-09-10 12:23:44 | Slugger
 この『Major LEAGUE』(10月号)表紙には、イチロー(シアトル・マリナーズ)と共に、本日(現地9日)スターター(先発)フェリックス・ヘルナンデスが登場しているが、5イニングス(0/3)10安打7失点の散々の出来ながら、チームは「14対7」で勝って、何とか連敗「4」で脱出! 前回の9連敗を止めたのも、フェリックスだったが、今や“KING”フェリックスでしか勝てない、シアトル。 

 この表紙が製作された頃には<ワイルドカード>争いで首位に立っていて、プレイオフ進出は間違いないと見られていたが、その「9」と「4」の連敗で絶望的な状況に……久しぶりにシアトルのポストシーズンでの戦いが見られると思っていたのに…… 

イチロー7年連続100得点、城島音なしもマリナーズ連敗ストップ (MAJOR.jp)

イチローの怒り!(5日・ヤンキースタジアム)

2007-09-07 21:14:12 | Seattle Mairners
 イチロー(シアトル・マリナーズ)の≪怒り≫も分かるが、しかし【3回表】ライトフェンス直撃のシングルヒットで出塁して、モーションの大きいニューヨーク・ヤンキースの先発(スターター)フィリップ・ヒューズを見越して、盗塁を試みたが、「強肩」(キャッチャー)ホゼ・モリーナの“餌食”になって、完全にOUTのタイミングだった。
 しかし、ここでイチローの“離れ業”。滑り込みながら、一旦STOPして、ショートストップのデレック・ジーターのタッチを寸前でかわしてみせた。だが、塁審の判定は「OUT」。単なる“悪足掻き”にしか見えなかったのだろう。だが、VTRで見れば、明らかにジーターのタッチは「空振り」していた。 

 アメリカのメディアは(そろそろ)審判を教育しなければならない。イチローがいかに凄いか、いかに他の選手と違うか、“離れ業”をやって見せる選手か、そういう認識が著しく足りない。
 審判団を別室に集めて、イチローの“離れ業”特集のVTRを見せて、叩き込まなければならない。イチローは特別な選手、“フェノミナン”な存在であることを認識させる必要がある。 

 しかし、そんなことは実行される筈はないから、イチローのその後の発言「ああいう人たちと一緒にフィールドに立っていることを凄く恥ずかしく思う」を逆恨みして、益々イチローへの敵意を増幅させて、今後はさらにイチロー個人に的を絞った「不利」な判定が続発するかもしれない。イチロー、7年連続200本安打の蔭には、こういう暗闘がある。 

【5回裏】には平凡なショートゴロ。しかし、こういう平凡な何の変哲もない内野ゴロを際どいタイミングで1塁へ駆け抜けてしまうのが、イチロー。メジャーリーグ7年目のシーズンで、審判団にもそういう認識は広まっている筈なのに、ヤンキースタジアムの観衆(52,538人)から不名誉なブーイングを浴びたくないから、「OUT!」 

 試合も「2対10」で大敗して、ワイルドカードを争うヤンキースに(この3連戦)「1勝2敗」の負け越し! 「3」GAME差を付けられた。先発の左腕ジャロッド・ウォッシュバーンは【7回裏】途中まで2失点に堪えて好投したが、中継ぎ(ブルペン陣)が崩壊……
 唯でさえ先発投手陣に不安があったのに、今までチームを支えていた中継ぎ陣までもが崩壊して、マリナーズには(これから)ジリ貧の予感が漂う。 

 7月31日が<デッドライン>の<フラッグ・ディール・トレード>で手(策)を打っておくべきだった。またしても、動けなかったGM(ビル・バヴェシ)。シーズンオフに責任論が再燃するか? 
 このままでは新監督ジョン・マクラーレンのクビも危ない。イチローの良き理解者という理由で(?)監督に選出された人。いざ監督に就任してみると、監督としての経験不足を露呈して、首を傾げたくなるような采配が目立つ。特に投手の継投。これが監督として一番難しい作業なのだろうが…… 

「恥ずかしい」とイチロー マリナーズ大敗でがけっぷちに (MAJOR.jp)

バックホルツ、ルーキーでノーヒッター!(1日・フェンウェイパーク)

2007-09-03 13:38:03 | Boston Red-Sox
 クレイ・バックホルツ(ボストン・レッドソックス)。噂には聞いていたが、メジャーリーグ2試合目で<ノーヒッター>とは! AAで7勝2敗、防御率1.77。今夏に行われた<フューチャーズ・ゲーム>にも選ばれ、将来を嘱望されていたが、しかし今シーズンのボストンには“Dice-K”松坂大輔が加わり、出番は回って来ない、と思われたが、しかし、その松坂が「13勝11敗」で予想外の「不調」。その損失補填で(?)彼にチャンスが巡ってきた。 

 実際には“ナックルボーラー”ティム・ウェイクフィールド(16勝10敗)の腰痛による登板回避で巡ってきたチャンス。その代役以上のピッチングを見せ、ルーキーで<ノーヒッター>! 益々松坂の影が薄くなる…… 
 これでボストンの(東)地区制覇は確実になった(?)。“救世主”が現れたから、だ。≪宿敵≫ニューヨーク・ヤンキースの地区制覇の偉業は、9年連続で跡絶えることになるだろう。そうなると<ワイルドカード>狙いとなり、シアトル・マリナーズとの<デッドヒート>になるが、そのシアトルが……(9連敗)。
 シアトルにこそ“救世主”が欲しい。 

Rソックス新人、デビュー2戦目でノーヒットノーラン (MAJOR.jp)