野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ペタ、マリナーズとマイナー契約(21日)

2006-02-24 20:20:33 | Seattle Mairners
 元読売ジャイアンツ、元ヤクルトスワローズで、そして前ボストン・レッドソックスのロベルト・ペタジーニ(34)が21日、シアトル・マリナーズとマイナー契約。
 ポジションはファースト(1塁手)かDH(指名打者)だから、4番リッチー・セクソンと(シカゴ・ホワイトソックスから)移籍のカール・エヴェレットとの争いになるが、この牙城を崩すのは難しい。しかし、選手層の薄いシアトルだから、左の代打要員での出番はありそうだ。

 しかし同じ21日、同じ西地区のライヴァル=テキサス・レンジャーズが、前オークランド・アスレティックスの1塁手(DH)エルビエル・デュラーゾ(31)を獲得した。
 こういうニュースを聞くと、つくづくシアトルは補強が下手だな、と思う。デュラーゾはシアトルの“天敵”。投手陣がよく打ち込まれた。こういう選手こそ、自軍に囲い込むべきなのだが、34歳のロートルの方を獲得してしまった。

 果して、この選択が「吉」と出るか「凶」と出るか? デュラーゾはテキサスでフィル・ネヴィン(前サンディエゴ・パドレス)と併用でDHで起用されることになるだろう。
 シアトルはまた一人厄介な≪敵≫を設定したことになる。シアトルの新「正捕手」城島健司はデータの整理に追われることになるだろう。城島は「強打者」デュラーゾを攻略することが出来るか? 

レンジャーズ、再起かける左打者とマイナー契約(MAJOR.jp)

ロサンジェルス・エンジェルス【2006】戦力分析

2006-02-18 11:58:47 | Texas Rangers
【スターター】バートロ・コロン ジョン・ラッキー
ジェフ・ウィーヴァー エルヴィン・サンタナ ケヴィン・エスコバー
【セットアッパー】ブレンダン・ドネリー ケヴィン・グレッグ
スコット・シールズ J.C.ロメロ エステバン・ヤン
【クローザー】フランシスコ・ロドリゲス

 強力投手陣に新たに【スターター】に昨シーズン14勝(11敗)のウィーヴァー(ロサンジェルス・ドジャース)、【セットアッパー】に左腕J.C.ロメロ(ミネソタ・ツインズ)を獲得。これぞ弱点を補う磐石の補強、だ。【セットアッパー】右腕トリオのドネリー、グレッグ、シールズも健在。【クローザー】“K-ROD”に繋ぐ。

1番センター(セカンド) ショーン・フィギンス
2番ショート オーランド・カブレラ (マーサー・イズタリス)
3番ライト(DH) ヴラディミール・ゲレーロ
4番レフト ギャレット・アンダーソン
5番DH(ライト) ホアン・リヴェラ
6番ファースト ダリン・アースタッド (ダラス・マクファーソン)
7番サード エドガルド・アルフォンゾ (ロブ・クインラン)
8番キャッチャー ホセ・モリーナ
9番セカンド アダム・ケネディ

 一方、打線の補強は、サードのアルフォンゾ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)のみ。相変わらずのゲレーロ、アンダーソン頼みの打線になりそうだ。若いリヴェラが「5番」に定着できるかどうかが鍵。伸び悩んでいるマクファーソンとクインランの成長にも期待したいところだが……シーズン途中に野手の補強がありそうだ。

ウィーバーはエ軍へ 1年契約で合意(MAJOR.jp)

タンパベイ・デヴィルレイズ【2006】戦力分析

2006-02-16 19:53:36 | Tampa-Bay Rays
【スターター】スコット・カズミアー マーク・ヘンドリクソン
ケーシー・フォッサム ダグ・ウェクター セス・マックラング
エドウィン・ジャクソン 
【セットアッパー】トラヴィス・ハーパー ヘスス・コロメイ
チャド・ハーヴィル 森慎二 ダン・ミセリ 

【クローザー】不在。ダニス・バエスをロサンジェルス・ドジャースに放出して、その後任を決めていない。恐るべき、胆力、と言うべきか。日本人・森にも【クローザー】奪取のチャンスはあるが、年齢的に全盛期を過ぎているだけに、厳しいだろう。
 その代わりに【スターター】陣は安定。左腕の両輪、カズミアーとヘンドリクソンがチームを牽引する。伸び悩んでいる右腕ウェクターの成長にも期待したい。

1番センター カール・クロフォード (ジョーイ・ガスライト)
2番ショート フリオ・ルーゴ
3番DH(指名打者) オーブリー・ハフ
4番レフト ジョニー・ゴメス
5番サード ホルヘ・カントゥ (ショーン・バローズ)
6番ライト デーモン・ホリンズ (ロッコ・バルデリ)
7番ファースト トラヴェス・リー
8番キャッチャー トビー・ホール (ケヴィン・キャッシュ)
9番セカンド ニック・グリーン (タイ・ウィギントン)

 昨シーズン1年間、棒に振ったバルデリの復活なるか? 休んでいる間にレギュラーポジションは奪われた。取り返すことが出来るか? 出来なければシーズン途中にも放出されるか? 
 相変わらず打線は≪強力≫。個人的には「快足」ガスライトと、元ニューヨーク・メッツ(前ピッツバーグ・パイレーツ)のウィギントンに期待したいが、其々クロフォードとカントゥの牙城は磐石で崩せないだろう。

デビルレイズ森が初ブルペン、「調子まあまあ」(MAJOR.jp)

ホセ・リマ、ニューヨークへ行く(14日)

2006-02-15 18:53:19 | New-York Mets
「絶対」優勝を目指すニューヨーク・メッツが、スターターの5番手に若手のアーロン・ヘイルマンを抜擢するのは腑に落ちない、と思っていたのだが、案の定、ベテラン(33歳)のホセ・リマ(前カンザスシティー・ロイヤルズ)を獲得。ヘイルマンと競わせるようだ。勿論、日本人・入来祐作にもチャンスはあるが、入来はブルペン(中継ぎ)で起用される公算が高い、と思う。

 リマは2004年にロサンジェルス・ドジャースで13勝(5敗)の成績を挙げて、チームのポストシーズン進出に大いに貢献した。その印象が「濃い」。ダッグアウトの前に出て、チームの士気を鼓舞する役割も担っていた。試合前には得意の美声を披露することもあった。
 メッツは(比較的)大人しい選手が揃っていて、チームを引っ張るリーダー的存在がいなかっただけに、リマの獲得は大ヒットだと思う。日本人的には、今シーズンも地元(シェイスタジアム)でブーイングを浴びるであろう、松井稼頭央をダッグアウト内で慰めてやって欲しい、と思う。

入来に強敵? メッツが新たな先発5番手候補を獲得(MAJOR.jp)

サンディエゴ・パドレス【2006】戦力分析

2006-02-14 20:06:16 | Pittsburgh Pirates
【スターター】ジェイク・ピーヴィ ウッディ・ウィリアムス
パク・チャン・ホー クリス・ヤング ショーン・エステス
【セットアッパー】スコット・ラインブリンク ダグ・ブロケイル
ブライアン・シコースキー デウォン・ブラゼルトン
【クローザー】トレヴァー・ホフマン

 長らくサンディエゴの【スターター】の一角を担ってきたブライアン・ローレンス、アダム・イートンを放出して、代わりにヤングと左腕エステスを補強。同じくテキサス・レンジャーズに放出した大塚晶則の代わりには、ブロケイルと(元読売ジャイアンツの)シコースキーが当たる。引留めに成功した【クローザー】ホフマンは今シーズンも健在。ペトコ・パークに鐘が鳴り響く。

1番レフト デーヴ・ロバーツ (エリック・ヤング)
2番センター マイク・キャメロン
3番ライト ブライアン・ジャイルズ
4番ファースト ライアン・クレスコ
5番サード ヴィニー・キャスティーヤ 
6番キャッチャー マイク・ピアッツア (ダグ・ミラベリ)
7番ショート カリル・グリーン
8番セカンド ジェフ・ブラム (マーク・ベルホーン)

 ピアッツアはキャッチャーを守るしか、ない。このチームでは、ファーストに主砲クレスコがいるし、ナショナル・リーグだからDH(指名打者)制度もない。左のクレスコと併用で「対」左ピッチャー用に起用される可能性もあるが……ピアッツアにとって決してBESTのチーム選びではなかっただろう。しかし、この選択しかなかった。もう一つの選択肢は、サミー・ソーサ(ボルチモア・オリオールズ)同様(?)現役引退しかなかった。

パドレス移籍のピアザ、「狙うはWシリーズ制覇のみ」(MAJOR.jp)

テキサス・レンジャーズ【2006】戦力分析

2006-02-12 13:58:00 | Texas Rangers
【スターター】ケヴィン・ミルウッド アダム・イートン 
キャメロン・ロウ ヴィセント・パデーヤ ホアン・ドミンゲス
【セットアッパー】大塚晶則 フランク・フランシスコ 
ブライアン・シャウス ヨアキン・ベノワ ジョン・ワズディン
【クローザー】フランシスコ・コルデロ

 昨シーズン14勝(8敗)のエース、左腕ケニー・ロジャースもFAで去り、12勝(7敗)の右腕クリス・ヤングまで失ったテキサス。代わりにミルウッドとイートンを補強したが、どうか? 弱体投手陣は変わらず、か。
 しかし【クローザー】コルデロは安定している。イチロー(シアトル・マリナーズ)の“天敵”の一人。『WBC』出場【セットアッパー】の大塚は、コルデロに繋ぐ重要な役目を任されるが、昨シーズンのような優勝争いには絡めないか!?

1番レフト デヴィット・デルーチ (ゲーリー・マシューズ)
2番ショート マイケル・ヤング
3番サード ハンク・ブレイロック
4番ファースト マーク・ティシエラ
5番ライト ケヴィン・ミンチ
6番センター ブラッド・ウイルカーソン (ランス・ニックス)
7番DH(指名打者) フィル・ネヴィン
8番キャッチャー ロッド・バラハス
9番セカンド マーク・デローサ

 若手ニックスの伸び悩みに業を煮やしたフロントが、新たにウイルカーソンを獲得。機能すれば強力打線に拍車が掛かる。アルフォンソ・ソリアーノ(現ワシントン・ナショナルズ)を喪失しても見劣りしない打線。シアトル・マリナーズやニューヨーク・ヤンキースは今シーズンも痛い目に遭いそうだ。

レンジャーズ、昨季25本塁打のメンチと再契約(MAJOR.jp)

ミルウォーキー・ブリュワーズ【2006】戦力分析

2006-02-11 14:38:39 | Milwaukee Brewers
【スターター】クリス・カプアーノ ベン・シーツ 
ダグ・デーヴィス 大家友和 リック・へリング
【セットアッパー】マット・ワイス ホルヘ・デ・ラローサ
【クローザー】ダン・コルブ デリック・ターンボー

「エース」シーツの不振の間に、左腕カプアーノが18勝(12敗)を挙げて台頭。シーツの復調があれば、ミルウォーキーは更なる(ナショナル・リーグ3位=81勝81敗)飛躍が望める。大家(年俸調停中)は昨シーズンの11勝(9敗)から何勝の上積みができるか? 

1番センター ブレイディー・クラーク
2番セカンド リッキー・ウィークス
3番ファースト プリンス・フィルダー
4番レフト カルロス・リー
5番ライト ジェフ・ジェンキンス
6番サード コーリー・コスキー (ジェフ・シリーロ)
7番キャッチャー ダミアン・ミラー
8番ショート J.J.ハーディ

 元阪神タイガースのセシル・フィルダーの息子プリンスを3番に抜擢。ライル・オーヴァーベイ(トロント・ブルージェイズ)を放出してまで、プリンスの成長に懸けているチームの期待に応えられるか? 
 野茂英雄(当時タンパベイ・デヴィルレイズ)からメジャーリーグ初ヒットを放ったプリンス。大物になる素養は、ある。それにしても、父親セシルの消息はその後、判明しているのだろうか?

残るは大家のみ ブルワーズがクラークとの調停回避(MAJOR.jp)

トロント・ブルージェイズ【2006】戦力分析

2006-02-10 20:26:21 | Texas Rangers
【スターター】ロイ・ハラデイ グスタヴォ・チャシーン
A.J.バーネット テッド・リリー ジョシュ・タワーズ
【セットアッパー】ピート・ウォーカー ヴィニー・チャーク
スコット・ショーエンワイス スコット・ダウンズ 
【クローザー】ジェイソン・フレイザー B.J.ライアン

【スターター】に「快速」右腕バーネット、【クローザー】にこれも「快速」ライアンを加え、万全の補強。この2枚の補強だけでも、十分ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスを追撃できる態勢は整ったが、このシーズンオフのトロント・ブルージェイズの補強は投手陣だけに留まらなかった。

1番ライト リード・ジョンソン
2番レフト アレックス・リオス (フランク・カタラノット)
3番センター ヴァーノン・ウェルズ
4番サード(DH) トロイ・グラウス
5番DH(サード) シェイ・ヒレンブランド
6番ファースト ライル・オーヴァーベイ (エリック・ヒンスキー)
7番キャッチャー ベンジー・モリーナ
8番セカンド ラス・アダムス
9番ショート アーロン・ヒル

 右の大砲グラウス、左の大砲オーヴァーベイを補強。さらに強打のモリーナが脇(7番)を固め、強力打線の完成。しかし、真のリードオフマン不在は相変わらず。シャノン・スチュアート(現ミネソタ・ツインズ)が去った後、トロントの弱点になっている。(大砲を揃えただけで)真の弱点補強になっていない分、ここが弱みになるかもしれない。

ブルージェイズ移籍のモリーナが喜びの入団会見(MAJOR.jp)

ボストン・レッドソックス【2006】戦力分析

2006-02-06 14:01:57 | Boston Red-Sox
【スターター】カート・シリング ブロンソン・アローヨ
マット・クレメント ジョシュ・ベケット ティム・ウェイクフィールド
(デヴィット・ウェルズ)
【セットアッパー】マイク・ティムリン フリアン・タヴァレス
【クローザー】ジョナサン・パペルボン キース・フォーク

 左腕ウェルズの去就が未定。出される公算が大だが、そうなると【スターター】が右腕5人になってしまう。しかし、ここから引き算も出来ないから、このままで行くのだろう。同じタイプの【スターター】が5人も揃ってしまったのは、やはり、司令塔(セオ・エプスタインGM)不在が原因か?

1番センター ココ・クリスプ
2番セカンド マーク・ロレッタ (トニー・グラファニーノ)
3番レフト マニー・ラミレス
4番DH デヴィット・オルティース
5番キャッチャー ジェイソン・ヴァリテック (ジョン・フラハティ)
6番サード マイク・ローウェル
7番ファースト J.T.スノー
8番ライト トロント・ニクソン
9番ショート アレックス・ゴンザレス (アレックス・コーラ)

「主砲」ラミレスの去就も未定。本人はボストンを出たがっているようだし、ニューヨーク・ヤンキースにFA移籍したジョニー・デーモンは「ヤンキースに来い」と誘っているようだが……
 こういう話を聞くと、昨シーズンオフ、何故、松井秀喜の再契約が(意外にも)難航したのか、理由が判った。ヤンキースの首脳は、ラミレス獲得を視野に入れていたのだろう。その為に松井との再契約を渋った。松井本人もその状況を察していたから、「ある覚悟」もしていたのだろう。

 それにしても、デーモンとケヴィン・ミラーが抜け、ボストンのチームカラーは様変わりした。“野人”二人が抜け、今シーズンからボストンの野性が剥げ落ちてしまうかもしれない。ラミレスとオルテイスの二人が健在だから、辛うじて、ボストンらしさは維持できるだろうが……「新生」ボストン始まりの年になるかもしれない。

Rソックスの「新戦力」が逆転3ラン!(MAJOR.jp)

ロサンジェルス・ドジャース【2006】戦力分析

2006-02-05 21:35:57 | Los-Angeles Dodgers
【スターター】デレック・ロウ ブラッド・ペニー
オダリス・ペレス ブレット・トムコ ジェイ・セオ
【セットアッパー】イェンシー・ブラゾバン ダニス・バエス
ランス・カーター D.J.ホールトン 斎藤隆(予定)
【クローザー】エリック・ガニエ

 一応の「エース」だったジェフ・ウィーヴァーが抜け、その代わりにサンフランシスコ・ジャイアンツからトムコ、ニューヨーク・メッツから韓国人のセオが加入。手堅い補強だと思う。ドジャーブルーが似合わない、ペニーとロウを軸に【スターター】は安定。
【セットアッパー】には、タンパベイ・デヴィルレイズのクローザー、バエスを獲得。これで【クローザー】ガニエに繋ぐ重要な戦力を手にした、と慶賀すべきか、それともガニエ放出のお膳立てが整った、と解釈すべきか?
 前・横浜ベイスターズの斎藤隆がマイナー契約を結ぶ予定で、そうなるとガニエ放出の際は【セットアッパー】として期待されるだろう。斎藤はドジャーブルーが似合うだろう。日本人は似合うに決まっている!?

1番ショート ラファエル・ファーカル (シーサー・イズタリス)
2番センター ケニー・ロフトン (リッキー・レディ)
3番ファースト ノーマ・ガルシアパーラ
4番セカンド ジェフ・ケント
5番ライト J.D.ドリュー (ホセ・クルーズ)
6番レフト ジェイソン・ワース (ジェイソン・レプコ)
7番キャッチャー デオナー・ナヴァーロ (サンディー・アロマー)
8番サード ビル・ミラー (オスカー・ロブレス)

 新加入のガルシーアパーラが(全盛期のように)打ちまくって、3番に定着すれば、いい打線になるが……本来クラッチヒッターで、昨シーズン29本塁打のケントが「4番」を打たざるを得ない苦しさ……究極のピストル打線という気がする。今流行の“スモール・ベースボール”を敷衍させることができれば、チームの浮上も望める、が。
 それにしても、サードはロートル(ベテラン)ミラーか……中村紀洋(現オリックス・バファローズ)がもう少し辛抱して、メジャーリーグにアジャストを試みれば、今シーズン、ポジションが手に入ったかもしれない。残念、だと思いたい。そういえば、中村ノリはドジャーブルーが似合っていたとは言い難かった……

斎藤隆がドジャース入りへ マイナー契約との見通し(MAJOR.jp)