野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

マリナーズの新監督、ワカマツ氏!(19日)

2008-11-23 19:33:42 | Seattle Mairners
 いつまで経っても、監督(マネージャー)が決まらなかった、シアトル・マリナーズ。しかしシアトルの場合、問題(諸悪の根源)はGM(ゼネラル・マネージャー)だったので、GMさえ決まれば何とかなるだろう、と思っていたが、ようやく……ドン・ワカマツ(オークランド・アスレティックス)ベンチコーチ。

 長い間、テキサス・レンジャーズのベンチコーチを努め、当然テキサスの次期監督だと(個人的に)思っていたが、2006年オフの監督(争奪)レースに敗れ、今シーズンからオークランドへ移籍。満を持しての監督就任だ。果たして、2年前のテキサスの判断は正したかったのか? それとも……? シアトルの新GM、ジャック・ザーエンシック氏の手腕(鑑識眼)が早速、試されることになる。

イチローと城島の新しい「上司」、ワカマツ新監督に正式決定 (MAJOR.jp)

SLUGGER (スラッガー) 2009年 01月号 [雑誌]
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今季20勝なのに、現役引退!(19日)

2008-11-20 21:41:54 | New-York Yankees
 今シーズン20勝(9敗)を挙げたのに(今シーズン限りで)現役引退とは……まだまだ「やれる」のに、魔球“ナックル・カーヴ”の使い手、マイク・ムッシーナ(ニューヨーク・ヤンキース)。
 一度前に屈んでから始動する、独特の投球動作で印象的なピッチャーだった。しかし同時期に在籍したランディー・ジョンソン(現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)やロジャー・クレメンス(引退)に較べたら、地味な存在で、常にスターターの2番手の地位を固守していた。

 スタンフォード大学の出身でこれも「有名」。知的な雰囲気を醸し出すメジャーリーガーだった。昨シーズンは、11勝10敗(防御率5.15)に終わり、限界説が囁かれていたが、今シーズン見事に≪復活≫し、防御率は(スターターとしては)脅威の「3.37」。ヤンキースとの契約最終年に有終の美を飾り、再契約、あるいは有利な条件で他球団への移籍が望めたのに、スッパリ引退。ムッシーナらしいといえば、らしい出処進退。
 日本贔屓なら(気紛れで)日本のプロ野球に来てくれるかもしれないが、そんな話は聞いたことがないし、知的な彼の辞書に「気紛れ」(ca・price)の文字は存在しないだろう。

今季20勝のムシーナが現役引退へ 通算で270勝 (MAJOR.jp)

ヤンキース―世界最強の「野球」に迫る (プレイブックス・インテリジェンス)ヤンキース―世界最強の「野球」に迫る (プレイブックス・インテリジェンス)

小兵ペドロイアがMVP!(18日)

2008-11-19 12:58:14 | Boston Red-Sox
 ある程度予想されていたことだが、アメリカン・リーグの≪MVP≫にダスティン・ペドロイア(ボストン・レッドソックス)。二塁手で打率.326、216安打は(イチローと並ぶ)最多タイ。(主に2番打者で)83打点、20盗塁、リーグ1位の118得点。守備でも≪ゴールドグラヴ≫を受賞し、文句なしの選出。昨シーズンは≪新人王≫(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)だから、ボストンの躍進(常勝)は彼の存在が大きい。……攻守の要。

 一方、ナショナル・リーグの≪MVP≫は、ポストシーズンに進出していないアルバート・プフォルス(セントルイス・カーディナルス)。それだけに違和感があるが。「本塁打、打点の二冠王」で、ナショナル・リーグ&ワールドシリーズを制覇したライアン・ハワード(フィラデルフィア・フィリーズ)の受賞でもおかしくなかった。ただ、ハワードの場合、打率.251がネックになった。同じ理由で(日本のベストナインに該当する)≪シルヴァースラッガー≫(一塁手)の受賞も逃している。
 しかし、そんな理由を挙げ続けたら、ハワードは永遠に本塁打と打点のタイトルしか獲れなくなる。優勝(世界一)になった今シーズンこそ、彼に受賞して欲しかったが、しかし昨シーズンも似たような理由で(?)「本塁打と打点の二冠王マット・ホリデー(コロラド・ロッキーズ~オークランド・アスレティックス)が受賞を逃している。

昨年の新人王ペドロイア、今年はMVP獲得 イチロー20位タイ (MAJOR.jp)

大リーグ・フィリーズ10、000敗―“友愛の町”球団が負けても負けても愛されるわけ大リーグ・フィリーズ10、000敗―“友愛の町”球団が負けても負けても愛されるわけ

秘密兵器は秘密のまま解雇(31日)

2008-11-02 21:14:17 | Philadelphia Phillies
(何気に)≪優勝請負人≫なのに、フィリーズの田口壮が解雇(戦力外通告)。フィラデルフィアには1年だけの在籍になったが、どうも、この土地には馴染めなかったようだし。ここのファンは気が荒いし(!)。セントルイスの温かいファンとは真逆で、苦労した1年だったろう。

 次は何処か? シアトル・マリナーズがユーティリティーのウィリー・ブルームキストと再契約しなければ、可能性はあるが、難しいだろう。ニューヨーク・ヤンキースがマニー・ラミレス(ロサンジェルス・ドジャースFA)を獲得した場合、その外野の控え(守備固め)として、獲得する可能性はあるかもしれない。「何苦楚」にピンストライプは似合うか? 

 それにしても、フィラデルフィアのワールドシリーズ≪制覇≫。戦前に(個人的に)「勢い」のタンパベイ・レイズ、「総合力」のフィラデルフィア、と予想していたが、鍵になったのはGAME-3(第3戦)とGAME-4(第4戦)。スターター(先発)のベテラン(45歳)左腕ジャイミー・モイヤージョー・ブラントンが共に6イニング3失点以内の「QS」クオリティー・スタートで好投し、チームの勝利に大いに貢献した。
 共にシアトル、オークランド・アスレティックス、アメリカン・リーグ西地区からの移籍組。特にブラントンは、チャンピオンシップ・シリーズ(対ドジャース)でも好投、ディヴィジョン・シリーズ(対ミルウォーキー・ブリュワーズ)でも「QS」だったし、彼の存在は大きかった。……何しろオークランドの今シーズンの開幕投手(@東京ドーム)が、ブラントン。

 シカゴ・カブスには「快腕」リッチ・ハーデンがいたし、そう考えてみると、今年のポストシーズンは、オークランドのGM(ゼネラル・マネージャー)ビリー・ビーンが演出(グランドデザイン)したようなものだ。来シーズンはその主力を大放出したオークランドの≪逆襲≫はあるのか? それとも、まだ時間がかかるのか? ……オークランドが眠っている(?)間に、戦力の≪再構築≫を急ぎたいシアトル、だ。

岩村レイズ力尽きる フィリーズが28年ぶり優勝!(MAJOR.jp)

SLUGGER (スラッガー) 2008年 12月号 [雑誌]SLUGGER (スラッガー) 2008年 12月号 [雑誌]